シャープのカラー電子辞書《中学生向け》 PW-J2は、楽しみながら勉強する習慣を身につけたい人におすすめです。比較したカシオ製品は搭載している辞書が多い点が魅力でしたが、本商品は謳い文句どおり楽しく勉強できる機能が豊富な点が強み。ゲーム感覚で学べる学習アプリや自ら考えて学ぶ探求学習機能を搭載しています。学習機能も豊富で、各学年の振り返りや教科ごとの入試対策が可能。理科・社会のビジュアル事典や古典ミニ図鑑、英語のアニメなど視覚的に学べるコンテンツも充実しています。シャープ製品特有の赤シート機能では、覚えたいことを隠したり表示したりできるので暗記に役立つでしょう。比較したシャープ製品のなかでも、最新(※執筆時点)の高校入試向けリスニング教材を採用しているのも大きなメリットです。中学生向けのリスニング教材はあまり出回っていないので、自宅で学習したい人は要チェックですよ。搭載辞書数は22冊と、比較したカシオ製品の半分程度にとどまっています。とはいえ素早く検索できる機能は豊富で、手書き入力の優れた判別能力も高評価を獲得。英単語のスペルチェックや複数辞書検索機能も搭載し、わからないものをそのままにさせない工夫が随所に散りばめられていました。使い心地も好評で、動作の遅延や音割れなど学習の妨げになるようなトラブルはなし。キーボードの使用感も問題ありません。充電式のため、比較した乾電池式の商品より充電コストを抑えられるのも利点。満充電で140時間使用でき、本体重量は258gと軽く持ち運びにも便利です。2019年・2021年モデルとは違い、国語の反対語便覧を搭載していない点は惜しいポイントですが、中学校の勉強はしっかりカバー可能。学習指導要領の改訂に合わせてマイナーチェンジされた商品を、この機会にぜひチェックしてみてください。
EX-word 高校生 英語・国語強化モデル 2023年モデル
カシオ エクスワード XD-SX4920は、電子辞書選びに悩むすべての人におすすめです。高校生に必須の辞書を含む37冊を収録。広辞苑や明鏡国語辞典・ジーニアス英和辞典のほか、比較した同社のスタンダードモデルには未収録のリーダーズ英和辞典も搭載しています。幅広い辞書が収録されており、42冊の追加購入もできるので、長く使い続けられますよ。「タッチペンの反応がよい」との口コミどおり、手書きパッドの精度も良好です。自動筆記マシーンで手書きパッドの精度を確認したところ、誤認しやすい文字も素早く正確に判別できました。比較したほかの商品と同様に音声入力は非対応ですが、使用頻度の高い18冊の辞書のショートカットを搭載。複数辞書の同時検索やスペルミスのフォロー、ジャンプサーチや連鎖検索など便利な機能もそろっていました。学習機能も豊富で、とくに英語学習機能が充実しています。比較した一部商品には搭載されていなかった英検対策機能は8種類のコンテンツを収録しており、英語好きの人にぴったりです。一問一答・音声読み上げ・スピーキング判定など、基本的な学習機能も搭載されています。漢検対策やカスタム単語帳・反復学習機能もあり、学習をサポートする仕組みが整っていました。画面のサイズは、実測で5.13インチと十分な大きさです。比較したほかの商品と同様に輝度の自動調整機能はありませんが、明るさと文字サイズは5段階で調整でき、視認性は良好でした。しかし、縦型学習には対応していないため、スマホやタブレットのように片手での操作はできません。「ハイレベルな英語・国語学習に対応した」と謳うだけあり、学習に必要な機能がギュッと詰まった一台です。文理選択などが決まっていない高校生でも使いやすいため、電子辞書選びに迷ったら、ぜひ購入を検討してください。<おすすめの人>辞書の種類が多いものを探している人検索のしやすさを重視する人とくに英語学習に力を入れたい人<おすすめできない人>スマホのように縦型にして使用したい人
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
Kindle Paperwhite シグニチャーエディションは、好きな場所でいつでも読書を楽しみたい人におすすめです。自動調光機能があり、明るさ・色温度を24段階に調整できるので、周囲の明るさを問わず視認性に優れています。解像度も300ppiと高く、口コミで「文字がくっきり見やすい」と評判なのも納得です。比較した一部商品にはなかったダークモードや防水機能も搭載しており、就寝前や入浴中でも使えます。次のページに切り替わる速度は、小説で平均0.04秒・漫画では0.09秒。比較した商品には1秒近くかかるものもあったなか、サクサクと快適に読み進められました。バッテリー持ちもよいので、充電切れを気にせず1日中読書に没入できます。ワイヤレス充電に対応し、置くだけで手軽に充電できるのもうれしいポイントです。片手で持っても負担になりにくいので、通勤・通学などで使いたい人にもぴったり。重量はわずか213.5gと、比較した商品内には400gを超えるものもあったなか軽量でした。さらに、本のリスト化や読み終わりまでの目安時間を表示する機能も搭載。わからない単語が出たときに便利な辞書・単語帳機能があり、読書がはかどりますよ。PDFファイルを取り込んで閲覧できるので、仕事用などの資料を持ち歩けて便利です。アプリの追加やSDカードでの容量追加はできませんが、数千冊を保存できる32GBの容量を備えています。ただし、ノート機能はなくタッチペン操作も非対応。本に直接書き込みを残したい人には向きません。Kindleストアには700万冊以上がラインナップされており、Amazonプライム会員であれば月に1,000冊以上が読み放題です。たくさんの本を電子書籍リーダー1つで持ち運べるため、電子書籍リーダー選びに悩んでいる読書家な人は、ぜひチェックしてくださいね。<おすすめな人>通勤中・お風呂などいろいろな場所で読書を楽しみたい人ワイヤレスで楽に充電したい人<おすすめできない人>本に直接メモ書きしたい人
BOOX Note Air3は、電子メモや参考資料として電子書籍リーダーを活用したい人におすすめです。付属のタッチペンで画面にメモなどを書き込めるうえ、文章の強調も可能。今回比較した商品のなかには3つしかなかったSDカードスロットがついているところも魅力です。PDFの取り込みと閲覧もできるので、仕事のツールとしても活用しやすいでしょう。明るさ・色温度が29段階まで調節できるところも、自分好みの見やすさにカスタマイズしたい人にとってはうれしいポイント。バッテリー性能も高く、6時間使い続けても76%のバッテリーを維持できました。同じ条件で41%しか残らなかった商品よりも1日とおして読書を楽しみやすいですよ。単語帳機能や辞書ファイルのダウンロードが可能で、読んでいる本の言葉の意味や感じがわからない場合でも読み進めやすいでしょう。小説を読むだけなら1ページあたりの切り替わりの速さが0.14秒とスムーズなので、0.95秒もかかってしまった商品に比べて読書がはかどります。ただし、マンガを読むときは1ページあたり0.92秒もかかったので、マンガメインで使いたい人には不向きかもしれません。また、10インチとサイズが大きめなのもあり、重量が463gと片手で持つには重いところもネック。文庫本と同じ感覚で使いたいなら、本体重量が205gと軽く1ページあたり0.097秒の速さでめくれるAmazon Kindle Paperwhiteもチェックしてみてくださいね。
Kobo Sageは、画面が見やすく、便利な機能が充実した電子書籍リーダーがほしい人におすすめです。解像度は300ppiと高く、文字がくっきり見やすいのが長所。また明るさや色合いを変更できるうえ、ダークモードにも対応しています。比較したなかでダークモードを搭載しているのは、本商品のほかはkindleシリーズや「Kobo Libra 2」のみと限られており、部屋を暗くしたまま読書したい人に重宝しますよ。バッテリー性能が非常に高いのも魅力です。実際に満充電の状態で明るさを最大にし、6時間使用しても、電池は100%の状態をキープできました。Koboシリーズは、比較したなかでバッテリー性能が高い傾向にありましたが、そのなかでもとくにバッテリー持ちがよい印象です。「バッテリーの持ちが悪い」との口コミもありましたが、電池切れを気にせず、長時間使用できるでしょう。画面サイズは8.0インチと文庫本より大きめ。重量は実測239gと、比較した商品の平均と同等レベル(※執筆時点)です。「軽量で持ちやすい」との口コミどおりそこまで重くないため、片手で持ちながら読めますよ。機能も充実しており、本を仕分けできるコレクション機能のほか辞書・単語帳機能も搭載。重要な箇所にハイライトをつけてまとめたり、しおりを挟んであとで見返したりもできます。ノート機能もあり、スタイラスペンを使えば自由帳のようにメモ書きを残すことも可能です。PDFの取り込みや閲覧もでき、読書以外にも幅広く使えるでしょう。防水性能はIPX8と高く、お風呂やプールで使えるのもうれしいですね。ただし、スワイプの速さは小説とマンガで差が出る結果に。動画編集ソフトで計測したところ、小説のスピードは平均0.09秒と良好でしたが、マンガは平均0.93秒とラグが出てしまいました。比較した多くの商品でも、マンガは遅延が出やすかったため、マンガをメインに読みたい人は注意してくださいね。「Amazon Kindle Paperwhite 第11世代」は小説もマンガもラグが発生しにくかったため、スムーズに読みたい人はこちらもおすすめですよ。とはいえ、タッチペンなどの便利な機能が豊富にあり、画面の見やすさやバッテリー性能のよさを備えた優秀な商品です。メモを取りながら小説を楽しみたい人は、ぜひ購入を検討してみてください。