フォルテック マグカップは、飲みやすさと保温力のどちらも重視する人におすすめです。実際に飲んでみたところ、口にあたる部分が薄めなので、フィット感は良好。フタをつけたまま、マグカップのような感覚で飲みたい量を飲めますよ。95.3℃の熱湯を使った保温力の検証では、3時間経っても56.6℃をキープしていました。保温力が高く、ある程度時間が経っても温かいまま飲めるでしょう。また、保冷力も高水準です。一晩冷蔵庫で冷やした水を入れたところ、3時間後の温度は13℃と、6℃の上昇にとどまりました。ぬるくなりにくいので、冷たい飲みものも長く楽しめそうです。ただ、フタのスライド部分に凹凸があるぶん、洗うときは少し気をつける必要があります。水がたまりやすいので、よく洗い、しっかり水を切りましょう。総合的には使いやすいマグカップといえます。ぜひ検討してみてくださいね。
サーモス 真空断熱マグは、保冷力が高く飲みやすいマグを探している人におすすめです。冷水を入れて3時間後の温度変化をチェックしたところ、わずか4.1℃の温度上昇にとどまりました。比較したほとんどの商品が5℃以上上昇していたなか、冷えた状態を長くキープできますよ。「冷めるのが早い」という口コミに反し、保温力も十分です。熱湯を入れて3時間後には-44.9℃下がったものの、比較したほとんどの商品が40~50℃前後下がっていたため、特別悪い結果とはいえません。あたたかい飲み物もそこそこ温度をキープできるでしょう。加えて、口が広く飲みたい量を飲めるのがうれしいところ。比較した一部商品には飲み口が分厚くてフィット感に欠けるものもあったのに対し、本品は飲み口の薄さも相まってコップで飲むのと同じ感覚で飲めました。熱い飲み物を飲むときも、やけどの心配は少ないでしょう。洗いやすさも申し分ありません。比較した一部商品のなかにはパッキンが固くて取り外しにくいものもあったなか、切り欠きがあるおかげでスムーズに外せました。フタ裏の溝が狭く、スポンジでは洗いにくかったのが惜しいところですが、フタとパッキンは食洗機で洗えます。食洗機でお手入れの手間を軽減できるのはうれしいですね。価格は執筆時点で3,000円前後。高い保冷力を発揮した本品ですが、上位には3,000円未満でも保温力・保冷力ともに優れた商品もありました。冬場にも活躍できる保温力の高いマグを探しているなら、そのほかの商品もチェックしてみてくださいね。
結論からいうと、ココカフェ 蓋付き真空二重マグカップは、ドリップコーヒーを飲む人におすすめです。安定感のある形状で、コーヒードリッパーが載せられるサイズをしています。また、パーツがシンプルで洗いやすく、隅々まで汚れを落とせて衛生的。手軽にコーヒーを淹れてサッと洗えるため、忙しい朝に毎日コーヒーを飲むのにぴったりです。保温力・保冷力の検証では、3時間後の熱湯が94.4℃が54.0℃、冷水は5.8℃から10.9℃に変化しました。比較した商品には、熱湯が40℃以下・冷水が15℃以上なってしまったものもあるなか、十分な性能を備えているといえます。とくに保冷力が高いので、アイスコーヒーもおいしく飲めるでしょう。執筆時点での価格は税込1,650円(公式サイト参照)です。飲み口のフィット感がやや物足りないものの、大きな飲みにくさは感じない程度。性能バランスに優れ、季節を問わず活躍する一品です。
サーモスの真空断熱マグカップ 350mLは、作業しながら飲みたい人におすすめ。実際に使用したところ、スライド式の飲み口付きでフタを外さずにサッと飲めました。マグに口をつけるタイプで、ほどよい厚みが口元にフィットします。比較したなかには、飲み口が口に合わず少しずつしか飲めない商品もあったのに対し、飲む量も自在に調整できました。「フタがあると飲みにくい」との口コミに反し、快適に使用できます。また、深い溝がなく楽に洗えるのも魅力。食洗機に対応しているので、手入れの手間を省きたい人にもぴったりです。フタのパッキンがややはめにくいものの、慣れればスムーズに着脱できました。保温力・保冷力も申し分ありません。3時間経過後の温度変化を見たところ、スタート時94.3℃だった熱湯は、54.5℃をキープ。比較したなかには50℃以上下がった商品があったのに対し、39.8℃の低下に抑えられました。「すぐに冷めてしまう」との口コミに反し、十分な保温力を発揮しています。冷水の温度は+6.7℃。比較した商品には+13℃のものもあったなか、冷たい飲み物も温度を保ちやすいという結果になりました。熱や冷気を逃しにくいステンレス製の真空断熱構造で、謳い文句どおり温度変化が少なく、ゆっくりと飲み物を楽しめます。離席が多く、飲むのに時間がかかる人にもうってつけです。容量はマグカップ1杯分に相当する350mL。スタッキングが可能なため、家族分を揃えても収納場所に困りにくいですよ。テレワークにもよいでしょう。大きな欠点はありませんが、より熱々のまま飲み物を楽しみたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
ハイドロフラスク コーヒーマグは、飲み物の冷たさを長続きさせたい人におすすめ。マグカップに注いだ冷水の温度変化を確認したところ、3時間で5℃アップ。比較した商品の平均値が+6.9℃(執筆時点)だったのに対し、高い保冷力を発揮しました。口コミどおり、保温力も高めです。比較したなかには熱湯を3時間で44℃以上冷ました商品もありましたが、本商品は39.3℃の低下に抑えました。素材はステンレス鋼で、温度変化を防ぐ真空断熱構造を採用。「冬も夏も使える」との評判に違わず、温冷問わず飲みごろの温度をキープできます。容量は354mL。コンビニコーヒーやコーヒーショップのMサイズくらいの量が飲めます。フタはシンプルな構造の穴開きタイプで、使用後は本体もフタも一気に丸洗いできました。フタをすればホコリや葉っぱが入るのを防げるので、アウトドアのお供にもぴったりです。ただし、「フタの形状がやや飲みにくい」という口コミがあるように、口元へのフィット感はいまいち。飲み口が小さく、少しずつしか飲めない点も気になります。フタをしたままゴクゴク飲みたい人は、ほかの商品もチェックしてください。
アスベル 真空断熱マグカップ MG-S330Nは、飲みやすさを重視する人におすすめです。口コミに反して、飲み口の口当たりがやさしいのが特徴。比較したなかには、フタに上唇が当たって飲みにくい商品もあったのに対し、本商品はほどよい丸みを帯びた飲み口が口元にフィットしました。保温力・保冷力も期待できます。実際に商品に入れて確かめたところ、3時間が経過しても熱湯は-44.1℃・冷水は+6℃の状態を維持。比較した全商品の平均が熱湯-44.2・冷水+6.9℃(※執筆時点)だったので、口コミとは異なり、とくに保冷力に長けている結果となりました。容量は330mLで、コンビニコーヒーのMサイズと同等の大きさ。少しリラックスしたいときや、ホッと一息つきたいときにぴったりです。口径が広くてスポンジが奥まで入るため、洗いやすさもおおむね問題なし。飲み口の裏側にある左右のツメを内側に押すと、飲み口とフタが分解できるのも便利でした。フタは食洗機でも洗えるため、手入れの手間を省きたい人にもよいでしょう。一方で、フタの裏に水滴が残りやすいのは気になる点。洗い終わったら、フタの裏を丁寧に拭き取ってください。比較したなかには、より手入れしやすいものや、保温・保冷力がより高いものもあったので、あわせてチェックしてくださいね。