ハック Montagna ペグハンマー HAC3408は、設営だけでなく撤収作業も楽にしたい人におすすめです。持ち手には滑り止め加工がされており、ペグを抜くための穴やフックも装備。比較したほかの商品にはペグの打ち込みにしか活用できないものもあったなか、機能の充実度が際立ちました。すっぽ抜け防止ベルトつきで、安全面への配慮も十分です。総重量は960gと重め。比較した商品のなかでは550g前後のものが振り上げやすい傾向があったため、扱う際にはやや力が必要です。とはいえ、ヘッドと持ち手の重さのバランスがよく、使いにくさは感じませんでした。金属製のヘッドが重たいぶん、自然に振り下ろすだけでペグが地面にすっと刺さるのはメリット。比較した商品には打ち込むのに結構な力が必要なものがあったなか、モニター5人中3人が「ハンマーを振り下ろしやすい」と回答しています。持ち手は指の形に沿って凹凸がついており、握りやすい形状。手に衝撃が伝わりやすい金属製ヘッドながら、持ち手のラバー加工が衝撃を吸収する設計です。強く打ち込んだ際には、モニター全員が「手に衝撃を感じない」と口をそろえました。設営や撤収に便利な機能性と、「一気にペグを打ち込める」というメーカーの謳い文句どおりの使いやすさは見逃せないポイントです。さまざまなキャンプサイトで重宝するパワフルな使い心地を、ぜひ体感してみてください。
スノーピーク ペグハンマー PRO.C N-001は、タフに使いつつ長く愛用したい人におすすめ。設営や撤収に便利な機能をすべて備えているうえ、比較した商品の約2割しか対応していない、ヘッドの交換が可能です。税込7,040円(執筆時点・公式サイト参照)と比較的高価なものの、多機能さは「激安ハンマーと変わらない」という口コミを払拭しているといえます。実際に使用したキャンプ経験者の男女5人からは、ヘッドの重みで楽に振り下ろせると好評でした。検証で高評価だった550g前後の商品と比べ、670gとやや重めですが、しっかりと地面にペグが刺さります。持ち手の太さも適度で、手によくフィットしました。手への衝撃もある程度緩和されていました。ヘッドが銅製のため、プラスチックやゴム製の商品と比べると衝撃を感じるものの、モニター5人のうち「打ち込むたびに衝撃が来る」と答えたのは1人だけです。ただし、重量感があるのは気がかり。持ち手に凹凸もないため、検証では「ヘッドの重さが気になる」「力の弱い人は、長時間使うと疲れそう」という声が並びました。大人から子どもまで扱いやすい重さのペグハンマーがほしい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
スノーピーク ペグハンマー PRO.S N-002は、楽にペグを打ち込めるのが魅力。実際に使用したキャンプ経験者の男女5名のモニターからは、「力を使わなくても自重でペグが打ち込める」と好評でした。比較したなかには軽くて力が伝わりにくかった商品もあったのに対し、ヘッドが重いのでペグが刺さりやすいですよ。ペグを抜くためのホール・フックがあるのもポイント。汎用性が高いので、天候や設営場所によってギアを使い分けたい上級者にもうってつけです。ヘッドの交換はできないものの、柄には滑り止め加工があり、すっぽ抜けを防止するベルトも備えていました。ただし、「女性が使うには重たい」との口コミどおり、モニターからも「振り上げるのに力がいる」といった声が。検証では550g前後の商品が扱いやすい傾向にあったの対し、こちらは総重量は650gとやや重めです。持ち手の握り心地の評価もいまひとつで、ペグを打つ際の衝撃もそこそこ感じました。老若男女が使いやすいとはいえず、長時間作業を行うと手に疲れも感じやすいでしょう。比較したなかには、楽に振り上げられて手への衝撃も少ない商品がありました。力に自信のない人は、ほかの商品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
クイックキャンプ アイアンペグハンマーは、多機能な商品をお探しの人におすすめです。比較したなかには特筆すべき機能がない商品もあったのに対し、4つの機能を装備。滑り止めやすっぽ抜け防止ベルトで安全対策がとられており、ペグ抜きに活躍するホール・フックも備えていました。あらゆるペグに対応でき、設営・撤収が楽になるでしょう。実際に使ったキャンプ経験者5名からは、持ち手の握りやすさが好評でした。ラバーグリップに凹凸加工が施されていて、「手にフィットする」という声が多数。力を込めやすい設計です。総重量は約760g。扱いやすい傾向にあった550g前後の商品に比べると、ずっしりしていますが、ヘッドの重みで楽に振り下ろせました。「重さがあるぶんペグをしっかり打ち込める」という口コミどおり、力をいれなくてもペグが刺さりやすいですよ。一方、振り上げやすさに満足と答えたのは、キャンプ経験者5人中1人。ヘッドが重く力がいるため、長時間使用すると疲れる可能性があります。「手への衝撃が気になる」と口コミにもあったとおり、打ち込んだ際の衝撃が金属音とともに伝わってくるのも気になりました。重さや衝撃による手の疲労感が気になるなら、ほかの商品もチェックしてみてください。
キャプテンスタッグ 鍛造ペグ抜きハンマー UA-4516は、長時間作業をしても疲れにくい商品をお探しの人におすすめです。比較した商品の約7割が600gを超えるなか、こちらは490gと軽いのが特徴。実際に使用したキャンプ経験者のモニターから、「ヘッドの重さを感じにくい」と好評でした。軽いぶん振り下ろすときは少し力が要るものの、重量バランスがよく、しっかりとペグが刺さります。比較したゴム製の商品に比べて衝撃を感じやすかった金属製でありながら、モニターから「衝撃が分散されている」との声が多かったのも印象的。手に痛みを感じにくく、作業しやすいでしょう。ただし、持ち手の握りやすさはいまひとつです。「持ち手が短い」という口コミと同じ意見は出なかったものの、モニターからは「少し細い」との回答が複数。滑り止めを施していないため、口コミの指摘どおり、滑る可能性もありそうです。すっぽ抜け防止ベルトには、必ず手を通しておきましょう。機能は最小限で、すっぽ抜け防止ベルト以外はペグを抜くためのフックがあるのみ。ホールがないため、ピンタイプのペグは抜けません。フックが持ち手側にあり、ペグを抜きやすい仕様ですが、お使いのペグの種類に合うかは事前に確認してくださいね。検証では、より扱いやすいとモニターから高く支持された商品もあります。ホール・フックの両方の機能を備えたものもあるので、ほかの商品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
MSR ステイクハンマーは、登山やキャンプなどで荷物を軽くしたい場合におすすめです。重量は312gと比較したなかでもとくに軽く、持ち運びもラクラク。「ヘッドと持ち手のバランスがよく振りやすい」との口コミのとおり握った際の重量バランスもよく、握り心地も安定しています。軽量のため、ハンマーを振り上げても手に力がかかりにくいのもよい点です。比較した商品にはヘッドが重くて手に負担がかかるものもあったなか、こちらはモニターからも「楽に振り上げられた」との声が多く、力に自信のない人でも振り続けやすいでしょう。楕円型の持ち手は手にフィットしやすく、「丸みがあり握りやすい」と好評です。ただし「軽量のため打撃力は弱い」との口コミのとおり、しっかり打ちつける必要があるため注意が必要です。検証してみると、550g前後のペグハンマーだと余計な力をかけずにペグを打てたため、効率よくペグを刺したいなら重量にも注目してくださいね。また、機能性が少ないのも気になるところ。比較した商品にはすっぽ抜け防止ベルトやピンペグ用のホールなど備えているものも多くありましたが、本商品についているのはペグ抜きフックとボトルオープナーのみ。便利な機能がほしい人にはやや不向きといえます。携行性に優れた商品ではありますが、軽すぎるゆえの打ち込みにくさが評価を下げてしまいました。便利な機能もほとんどないため、使い勝手重視の人はほかの商品を検討してください。