三和サービスの「リースナブル」は、契約途中での返却が可能で料金も抑えめですが、取り扱い車種数が66台と少ないところがネック。希望する車を選べない可能性があります。また、リース料金に任意保険は含まれておらず、別途加入が必要です。点検・メンテナンスも含まれていないものが多く、特典の充実度に物足りなさを感じました。普通車のリース料金は悪くありません。普通車を5年リースした場合、ルーミーが月額46,740円、フリードが月額51,933円と、検証した全サービスの平均より数千円ほど安い結果に。3年リースでも、ルーミーが月額50,590円、フリードが月額56,553円と相場より安い料金でした。しかし、残価精算のあるオープンエンド方式を採用しているので、契約満了時に追加料金がかかる可能性があることが覚えておきましょう。契約期間は3年・5年・9年からしか選べませんが、どのプランを選んでも契約途中の無料での返却が可能。契約満了後にはリースした車がもらえるプランがあります。とはいえ、上位には料金の安さも取り扱い車種数の多さもより優れたサービスがあったので、そちらを検討するのが無難でしょう。料金はシンプルプラン・任意保険料に入った場合で算出しています。
オリックス自動車の「ORIX カーリース・オンライン」は、契約の自由度が比較的高いサービスですが、リース料金の高さがネック。条件を満たせば途中解約が可能なうえ、契約満了後にリースした車がもらえるプランがあるのは魅力です。車種数も125台とある程度そろっています。普通車の5年リース料金を算出したところ、ルーミーは月額48,720円、フリードは月額68,763円と、いずれも今回の検証平均より高い結果となりました。軽自動車も同様で、平均を約6,000円上回る月額50,763円という高さです。コストを抑えてカーリースを利用したい人には不向きといえるでしょう。また、任意保険は別途加入が必要です。残価精算はトータル料金の見通しが立てやすいクローズドエンド方式のため、契約満了時に追加コストが発生する心配が基本的にない点はメリットです。しかし、リース期間は5年からしか選べないため、1〜3年など短期間で乗り換えたい人には不向きでしょう。また、料金の安さを重視する人にもあまり向いていない印象です。料金は任意保険料に入った場合で算出しています
カーコンビニ倶楽部の「カーコンカーリース」は、契約の自由度が高く、取り扱っている車種数も140台と十分(※2025年11月11日時点)。契約満了後にはリースした車がもらえるプランがあるうえ、契約期間は最大11年まで選べます。選ぶプランによっては途中解約も可能です。普通車のリース料金は、今回検証した全サービスの平均よりも高い結果となりました。5年リースではルーミーが月額48,610円、フリードが月額61,943円。3年リースでもルーミーが月額57,960円、フリードが月額76,023円と、いずれも平均を上回っています。軽自動車も同様に平均より高かったため、できるだけ費用を抑えたい人には向かないサービスといえるでしょう。一方で、残価精算のないクローズドエンド方式を採用しているため、トータルの料金を見通しやすい点はメリットです。リース料金には任意保険が含まれていないので別途加入が必要です。点検・メンテナンス費用はほとんど含まれておらず、特典の充実度にこだわる人は物足りなさを感じる可能性も。料金の安さより契約の自由度を重視したいなら検討の余地があるでしょう。料金は任意保険料に入った場合で算出しています。
株式会社ホンダファイナンスの「楽らくまるごとプラン(楽まる)」は、ホンダの軽自動車に安く乗りたいなら候補になります。軽自動車の3年リース料金が月額45,015円とトップクラスの安さ。5年リースも月額43,098円と、検証したなかでの平均よりも安価でした。ただし、初回は2か月分の料金がかかるうえに、17台のホンダの車しか取り扱いがありません。普通車のリース料金は高めで、5年リースではフィットが月額49,864円、フリードが月額61,660円といずれも平均を上回る結果でした。3年リースでも平均並みかそれ以上となり、普通車をできるだけ安くリースしたい人には向きません。また、普通車のリースでも初回は2か月分の料金が必要となる点には注意が必要です。さらに、オープンエンド方式を採用しているため、契約満了時に残価精算が発生し、追加料金がかかる可能性があることも押さえておきましょう。途中解約には解約金が必要なうえ、リース料金には任意保険が含まれていないので別途加入が必要です。ホンダの軽自動車をリースしたい人以外はほかを検討してください。料金は任意保険料に入った場合で算出しています。
コスモ石油マーケティングの「コスモMyカーリース」は、車種の取扱数が152台と豊富ですが、料金が高い結果に。希望する車に乗れる可能性が高いものの、コストを抑えてカーリースを利用したい人には不向きです。普通車の5年リース料金を算出したところ、ルーミーは月額51,470円、フリードは月額64,693円と、検証した中でも平均を上回る結果でした。3年リースや軽自動車のリース料金についても同様に平均より高めの水準です。さらに、この料金はオープンエンド方式で算出しているため、契約満了時に残価精算が発生する可能性がある点にも注意が必要。費用を抑えて車に乗りたい人は、ほかのサービスも含めて検討することをおすすめします。リース料金には任意保険は含まれておらず、別途加入が必要なところもネック。同じくらい車種が豊富なサービスは上位にもあるので、ほかも検討しましょう。料金はシルバーパック・任意保険料に入った場合で算出しています。オープンエンド方式で算出した料金であり、クローズドエンド方式の場合とは金額が異なります。
ENEOSの「新車のサブスク」は、条件次第で契約途中でも無料返却ができたり、リース期間満了時には車をもらえるプランがあったりと、契約の自由度が比較的高いサービスです。月々のリース料金は決して安いとはいえません。普通車を5年リースした場合、ルーミーは月額53,450円、フリードは月額60,733円に。3年リースでもルーミーが月額66,540円、フリードが月額71,073円と、いずれも平均より高値でした。軽自動車も同様に平均と大きな差はありません。より安いサービスも複数あるため、そちらを検討したほうが無難でしょう。一方で、残価精算のないクローズドエンド方式を採用しているため、トータルでかかる費用の見通しが立てやすい点はメリットです。取り扱い車種は45台と少なく、希望するものが選べない可能性も。また、リース料金には任意保険が含まれていないので、別途加入が必要です。ロードサービスは含まれるものの、総じてコスパのよさにこだわる人には不向きです。料金はライトパック・任意保険料に入った場合で算出しています