IKEA SKURUP シーリングトラック スポットライト 503.959.28は、寝室などリラックススペースで使うなら候補になる一品です。調光・調色ができないのは惜しいですが、電球がシェード内に収まるつくりでまぶしすぎないのが特徴。比較したほかの商品には光がまっすぐ進み明るさが強いものがあったなか、やわらかな光が部屋を照らしました。しかし、ダイニングでの使用には不向き。明るさのムラの指標となる均斉度を調べたところ、平均0.3と高評価の基準値0.7を下回りました。高評価に達した「アイリスオーヤマ 4灯シーリングライト ストレートタイプ」はテーブルの隅までしっかり照らせたのに対し、本品は光の広がりが弱く座る位置によっては手元が暗く感じる場合があります。「取りつけが複雑」との口コミどおり、設置に時間がかかるのもネック。説明書は簡易なイラストしか描かれていないうえ、作業自体も配線器具のはめ込みや2段階のネジしめといった複数の工程がありました。本体は1kgと比較したなかでも軽量ですが、慣れていない場合は2人で設置したほうが無難でしょう。一方、「好きな方向をそれぞれ照らせて便利」との口コミ同様、ライトの角度を細かく調節できる点は好評です。角度は上下90度・左右350度まで変えられ、微差程度の調節でもしっかり固定されるため、光の方向にこだわりたい人によいでしょう。「向きを調節して光を当てられる」との謳い文句にも頷けます。価格が税込3,999円とかなりお手頃なのも高ポイント(※執筆時点・公式オンラインストア参照)。リモコンはなくとてもシンプルな機能の商品ですが、シーリングスポットライトをはじめて購入する人でも手に取りやすいといえます。とはいえ、より明るさや取りつけやすさにこだわるなら、ほかの商品も検討してみてください。
アドアプス シーリングライト 8畳 ledcl-s33-awは、コンパクトでおしゃれなシーリングライトがほしい人におすすめです。直径約34cm・重さ628gと、比較した商品のなかでは軽くてコンパクトなつくり。本体とアダプターはネジ止めをする必要はあるものの、1人でもさほど苦労せずに設置できました。インテリアになじむ木目調の枠も特徴です。しかし、肝心の明るさはいまひとつ。ライトの真下ですらも明るさが足りず、部屋全体が薄暗い雰囲気になりました。比較した同じ公称値4,000ルーメンの商品よりパワーが足りず、「もう少し明るさがほしい」という口コミにも納得できます。明るさのムラは少ないため、パワー不足が気になる人は間接照明で補うとよいでしょう。色のきれいさを示す演色性はRa83.1と、まずまずの結果に。上位商品はRa88.7を記録しており、肌や料理がきれいに見えるほどではないものの、照らされたモノの色がくすんで見えることはなさそうです。光の色は白っぽい光の昼白色のみですが、明るさは15段階と細かく調節できます。ただし、設定を記憶するメモリ機能がないため、毎回ボタンを連打して明るさを調整するのが億劫でした。常夜灯への切替えやおやすみタイマーなど便利な機能はあるものの、リモコンの操作性がよいとはいえません。執筆時点での販売価格は、税込3,080円(ECサイト参照)。上位商品は5,000~10,000円程度のものが多かったのに対し、リーズナブルなのは魅力的です。デザイン性重視で選ぶなら候補となるでしょう。もっと明るく照らせるものがほしい場合には、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
トミダライティング シーリングライトは、部屋のメイン照明として使いたい人におすすめです。実際に使用したところ、柔らかな光が天井まで届き、部屋全体が明るくなりました。比較した商品には一部だけを照らすものもあったなか、すりガラスのようなプラスチック製のシェードによって明かりが広範囲に広がります。4灯のライトはそれぞれ上下90度・左右350度に調整可能。比較したほかの商品には、左右が300度程度と狭いものもあったなか、明るさがほしい場所にしっかりライトを向けられました。角度もほどよく固定され、調整もスムーズ。テーブルをまんべんなく照らせたため、食事はもちろん勉強や仕事などの作業も快適に行えるでしょう。オプション購入できる調光・調色電球を使用すれば、光の強さや色味を自由自在に調整できます。電球のつけ替えも可能なので、部屋の雰囲気やシーンに合わせて光を演出してみてくださいね。座ったまま手軽に操作したい人はリモコンが便利です。こちらもオプションで購入できるので、あわせてチェックしてみましょう。「取りつけが面倒」との口コミに反し、説明書がとても丁寧で簡単に取りつけられました。レールが十字タイプで全長がそれほど長くない分、支えやすいのも利点です。ただし、重量は2.5kgとずっしりしているため、「1人で設置するのは難しい」との口コミどおり2人で作業したほうがよいでしょう。公式サイトの値段は執筆時点で税込6,480円です。調光・調色電球とリモコンを追加すると部屋の広さによって別途4,800~7,800円ほどかかりますが、すべてそろえても15,000円以内。リモコンなし・市販の電球でよいという人は本体価格だけでまかなえます。比較した商品には2万円以上のものもあったなか、コストを抑えたい人にもうってつけです。木製カバーやストレートタイプなどのデザイン・カラーも豊富に選べるため、ぜひチェックしてくださいね。空間を明るく照らすことに長けているので、リビングやワンルームのメインの照明として、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
SIS シーリングファンライトは、天井の高い一軒家で冷房効率をアップさせたい人におすすめです。実際に稼働させると、エアコンから出る冷気に見立てたスモークは渦を巻きながら降下。比較したなかには空気がほとんど動かない商品もあったのに対し、床まで一直線に空気が届きました。メーカーが謳うとおり、体感温度を下げる効果にも期待できるでしょう。冬の暖房時に活躍する空気の撹拌力も良好で、回転するファンの近くでは空気が収束しているのが確認できました。比較した多くの商品と同様に部屋全体の空気を循環させるのは難しいものの、ファンの近くは暖かい空気が緩やかに循環しますよ。夏も冬も省エネ効果が見込めそうです。3段階での風量調節やファンの回転方向の切り替えは、リモコンで操作できます。「ファンの音がやや大きい」との口コミに反し、静音性も優秀。比較した結果、サーキュレータータイプよりも羽つきタイプのほうが音は静かな傾向があり、4枚羽の本商品も同様でした。しかし、電球取りつけタイプのため調色機能はなく、常夜灯もありません。調光も4個の電球を全灯または2灯にするのみです。天井配線器具に耳という金具があれば、賃貸でも穴を開けずに取りつけられますが、厚さが40cmもあるため天井が高い場所への設置が望ましいでしょう。重量5.3kgと重たいため、口コミどおり設置も簡単とはいえません。とはいえ、切り込みの入ったシェードで明るさが広がりやすいのは魅力的。執筆時点でのECサイトの値段は12,000円程度です。比較した商品には2万円を超えるものも多かったなか、手が出しやすい価格なのもうれしいですね。ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
Abitelax LEDシーリングライト ALC-08Bは、リビング・ダイニングの照明を探している人におすすめです。比較したところ調光が5段階からしか選べない商品もあったなか、本品は10段階で変更可能。色味は電球色・昼光色・昼白色から選べて、11段階と細かく調整できた点も魅力でした。常夜灯の調光はできませんが、食事・勉強・リラックスタイムと、生活シーンに合わせた雰囲気を作れます。食品サンプルを照らすと、「色がきれいに見える」と評判だったとおり、太陽光の下で見ているかのようにくっきり鮮やかな色に見えました。色の見え方の指標である演色性の数値はRa94.1と高く、自然光と同等のRa100に迫る数値です。比較したところ、Ra80を下回る商品は食品サンプルの色味が悪く不自然に見えましたが、本商品は写真撮影・メイク中も鮮やかな色味を確認できます。明るさの評価も良好。演色照度計で明かりを測定したところ、ライト真下は423lx・部屋の隅は185lxを記録しました。比較したなかにはライトの真下でも100xlに届かないものもあったなか、本品は普段の生活であれば十分な明るさです。明るさにムラがないかを示す均斉度も0.68lxと、高評価基準の0.60xlを上回っており、明るさのムラが少ない点でも高く評されています。設置は配線器具にはめ込むだけと簡単。本体は約1.34kgと持ち上げる作業も負担になりにくい重さで、「取りつけがとても簡単」との口コミにも納得です。リモコン機能はシンプル。ワンタッチで明るさを調節できるシーンボタンや、防犯に役立つ自動制御機能は搭載していません。調光・調節は+−ボタンを連打して調節が必要なので、好みの明るさはメモリ機能に登録しておくと便利です。執筆時の価格は税込10,000円前後(※ECサイト参照)。「より自然に近い光で、本来の鮮やかさを引き出す」と謳うだけあって、自然光のように部屋を明るく照らします。生活のさまざまなシーンに寄り添う照明なので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。