ニトリ シーリングライト ラスタルは、価格を抑えつつ多機能な商品を選びたい人におすすめです。明るさを記録する2種類のメモリ機能と、読書・家事・安らぎの3シーンの専用ボタンを搭載。比較した商品にはどちらの機能も備えていないものもあったのに対し、ワンタッチで好みの光に変えられます。省エネモードや30・60分のタイマー機能もありました。明るさを10段階、光の色を11段階と細かく調整できるのもポイント。比較した商品には調色機能がないものもあったのに対し、勉強中は集中しやすい昼光色、夕食時は温かみのある電球色などと調整できます。常夜灯の調光は非対応ですが、好みの設定が見つかるでしょう。リモコンのボタンには機能名が記載されていて、操作も簡単でした。肝心の明るさも良好です。実際にライトの真下の明るさを計測すると平均440lxを記録。比較した商品の多くが400lx以上と十分な明るさでしたが、本品も「とても明るい」との口コミどおりです。8畳用ながら4,560lmと表示基準では10畳用に匹敵する明るさのため、リビング用にも向いています。明るさにムラもあまりなく、部屋の隅もしっかり照らせますよ。光の見え方を示す演色性もRa86.6高く、高評価の基準としたRa85をクリアしました。自然光がRa100なので高演色とまではいえないものの、照らしたモノが色鮮やかに見えるでしょう。重量は約1.2kgと重すぎず、設置方法も配線器具にはめるだけと簡単でした。「取りつけが難しい」との口コミに反し、ネジや工具が必要ないので1人でも取りつけられます。値段は執筆時点で税込6,990円(公式サイト参照)と比較的リーズナブルながら、謳い文句どおり気分に合わせて快適な空間づくりができる一台。ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
大光電機 LEDシーリングファン ASL-613は、コンパクトな部屋でも使える、圧迫感の少ないライトをお探しの人におすすめです。厚さ29.5cmと比較した羽つきタイプのなかでは薄型ながら、空気の攪拌力は良好。最大風量で動く商品の下でスモークを充満させると、しっかり巻き上げ上向きの気流を作りました。同じ羽つきタイプの商品にも気流があまり作れないものもありましたが、こちらは暖房効率アップに期待でき、「暖気を部屋中に広げられる」と謳うのにも納得です。一方、風の直進性の評価は低め。最大風力で動く商品にエアコンの風を想定した位置からスモークを発生させても、スモークは横に広がり床まで届きませんでした。シェードのデザインが特徴的なSISの ILF4-RCは下方向への気流ができていたのに対し、冷房効率を上げる効果はさほど期待できません。「空気がよく循環する」との口コミとは異なる結果でした。攪拌に関わる機能やリモコン操作は、おおむね充実しています。比較した商品の大半と同様に3段階の風量調整ができるうえ、リモコンのボタンひとつで回転向きの切り替え・調光が可能です。ファンはメーカーの公表どおり〜8畳の部屋に対応するサイズですが、ライトは10畳ほどの部屋を照らす明るさがあり、メインの照明としても活躍するでしょう。ただし、明るさに関わる機能は最小限です。付属のランプはあたたかな電球色で、調色するには電球のつけ替えが必要となります。調光は2段階しかなく、常夜灯は搭載されていません。ライトがフラットな形状をしたVENTOTAのForteは8段階で調光できたことをふまえると、機能は少なめです。設置には比較した大半の商品と同じくネジしめが必要で、少々手間もかかります。空気を巻き上げる力に優れているため、寒さが厳しい地域に住む人なら候補になる一品です。薄型で小さな部屋にも取りつけやすく、賃貸住まいの人にもぴったりでしょう。とはいえ明るさに関わる機能が少ない点や冷房効率を上げる効果があまり期待できない点は気になります。より優れた性能・機能を備えた、ほかの商品もチェックしてみてください。
サーキュライト シーリングシリーズ スイングモデル
CIRCULIGHT シーリングシリーズ スイングモデル DCC-SW12CMは、風力やファンの角度を細かく調節したい人におすすめです。比較した多くの商品で風量調節が3~6段階だったなか、16段階もの風量調節ができる点が魅力。ファンは12・18度の2段階の角度でスイングします。高さ20cmの薄型で、狭めの部屋に設置しやすいのも利点です。照明機能も申し分ありません。比較したなかには調色機能を備えていない商品も多かったのに対し、10段階の調光・7段階の調色設定ができ、部屋のメイン照明としても優秀です。リモコンでの遠隔操作ができるうえ、常夜灯やタイマー機能もついています。リビングだけでなく寝室での使用にもうってつけでしょう。一方、空気の循環力はそこそこに。暖房時に適した回転では、ファン近くの空気を吸い込むにとどまり、床の空気までは巻き上げられませんでした。冷房時に適した回転でも、上にたまった空気をファンに取り込むのに苦戦。「部屋全体に空気が行きわたっている」との口コミに反し、ややパワフルさに欠けたのが気がかりです。価格は執筆時点で5万円前後と高級。総合的に見て、照明としての機能性も重視したい人には購入の候補となる一台でしょう。しかし、比較したなかには、1万円前後でも空気をしっかり攪拌できた商品がありました。空気の循環を第一に考える人は、そちらもチェックしてみてくださいね。
SIS シーリングファンライトは、天井の高い一軒家で冷房効率をアップさせたい人におすすめです。実際に稼働させると、エアコンから出る冷気に見立てたスモークは渦を巻きながら降下。比較したなかには空気がほとんど動かない商品もあったのに対し、床まで一直線に空気が届きました。メーカーが謳うとおり、体感温度を下げる効果にも期待できるでしょう。冬の暖房時に活躍する空気の撹拌力も良好で、回転するファンの近くでは空気が収束しているのが確認できました。比較した多くの商品と同様に部屋全体の空気を循環させるのは難しいものの、ファンの近くは暖かい空気が緩やかに循環しますよ。夏も冬も省エネ効果が見込めそうです。3段階での風量調節やファンの回転方向の切り替えは、リモコンで操作できます。「ファンの音がやや大きい」との口コミに反し、静音性も優秀。比較した結果、サーキュレータータイプよりも羽つきタイプのほうが音は静かな傾向があり、4枚羽の本商品も同様でした。しかし、電球取りつけタイプのため調色機能はなく、常夜灯もありません。調光も4個の電球を全灯または2灯にするのみです。天井配線器具に耳という金具があれば、賃貸でも穴を開けずに取りつけられますが、厚さが40cmもあるため天井が高い場所への設置が望ましいでしょう。重量5.3kgと重たいため、口コミどおり設置も簡単とはいえません。とはいえ、切り込みの入ったシェードで明るさが広がりやすいのは魅力的。執筆時点でのECサイトの値段は12,000円程度です。比較した商品には2万円を超えるものも多かったなか、手が出しやすい価格なのもうれしいですね。ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
HIKARIYA シーリングライト HRHA016は、手元やインテリアなど1か所を明るく照らせるシンプルなものがほしい人におすすめです。実際に部屋に取りつけると、強い光がまっすぐに進みました。比較した商品のなかでも特にライト下がくっきり明るくなったので、照らしたいものがはっきり決まっているなら向いています。明るさのムラが気になりにくいのもメリット。ライト下の明るさのムラを確かめたところ、照度の均斉度は平均約0.70と、高評価基準の0.70や比較した全商品の平均値0.69(※執筆時点)と同レベルでした。人気の「IKEA TROSS シーリングトラック スポットライト」より優秀な結果です。上下に約90度・左右に約350度と細かく角度調整できる点も魅力。比較した多くの商品にも同様の機能が備わっていましたが、本品はさらにレール上のどこにでもライトを配置できます。角度と位置を細かく調整することで、狙った場所をより照らしやすくなりますよ。ただし調光・調色ができない点は気がかりです。本体の取りつけやすさの評価はいまひとつ。重量は1.8kgと比較したなかでは軽めですが、1人で取りつけるのは大変な重さで、ネジの取りつけ位置がわかりにくいのも難点。安全性を考慮して2人で作業するのが無難でしょう。「はじめてでも説明書を見れば取りつけできた」との口コミ同様、説明書が見やすいのは利点です。機能がシンプルで扱いやすく、一部を照らすだけなら十分といえます。しかし、本体価格は16,000円ほどと比較したなかでは高め(※執筆時点)。なかには15,000円以下でもまんべんなく照らせるうえ、取りつけも簡単にできた商品もありました。コスト重視ならほかも検討してみてください。