今回検証したモーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティーは、切れ味のよさが高く評価されました。ラバー製のハンドルは滑りにくく、手にフィットします。刃の長さはやや短めではあるものの、スパインが分厚いため力強く叩けました。薪への食い込みもスムーズで、抵抗感なくバトニングが可能です。また、フェザリング時の使用感も申し分ありません。コンパクトなサイズにより、力加減の細かなコントロールができます。モニターからは「刃を立てすぎなくても薪を削れる」との声もあがり、きれいなフェザースティックが作れました。バトニング時にはやや力がいるものの、サイズ・重さともに小ぶりで扱いやすい印象です。細かな作業に使用したい人はぜひ試してみてください。
パタゴニア ウルトラライトブラックホールトートパックは、さまざまなシーンで活躍する折りたたみリュックがほしい人におすすめです。比較したなかでも数少ないトートバッグにもなるモデル。背中が蒸れる夏場や近場の買い物にはトート、自転車に乗るときにはリュックといったように、使用スタイルを柔軟に変えられるのが魅力です。シンプルなデザインなので通勤・通学用のバッグとしても使えるでしょう。「収納力が高い」との口コミどおり、ポケットや小物入れも充実しています。インナーには貴重品を入れるのに便利なジッパーポケットがあり、両サイドのポケットにはタンブラーや折り畳み傘も収納可能。背面や肩紐にパッドが入っているため、折りたたみリュックにしては背負い心地がよいのもうれしいポイントです。撥水性や強度も申し分ありません。実際に表面に霧吹きで水をかけると大部分が弾きました。比較したなかには一瞬で浸水した商品もあったのに対し、突然の雨にも中身が濡れる心配は少なめです。生地には引き裂きに強いリップストップを採用しており、縫製も丁寧。22kgの重りを入れても肩紐が破損することはなかったため、長く愛用できる1品といえます。重量は369gと、比較した商品のなかでは少し重め。150g以下の軽量なモデルもあったなか、登山用のアタックザックとして持ち運ぶにはやや負担になる可能性があるでしょう。とはいえ、インナーポケットに折りたたんで収納すればかなりコンパクトになるので、日常使いには十分。「軽くて持ち運びやすい」との口コミにも納得できます。価格は約1.4万円(※執筆時点)。折りたたみリュックにしては高級ですが、価格に見合うだけの機能性や使いやすさを備えています。1つ持っておくとあらゆるシーンで重宝するアイテムなので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
CAPTAIN STAG ロールアップ レジャーシート
キャプテンスタッグ ロールアップ レジャーシート UB-3064は、携行性にこだわる人におすすめです。重量を測定したところ、比較した全商品の平均1114g(執筆時点)を大きく下回る約710gと非常に軽量。たたむと幅約13×奥行約42cmとコンパクトな筒状になるうえ、持ち手が一体型なのも便利です。荷物をあまり増やしたくないときにも重宝しますよ。実際にモニターが折りたたんだところ、マジックテープで留められるように折り方を考える必要がある点で少し手間取りました。ただモニターは「2回目以降は簡単にたためた」とコメントしており、慣れればスムーズに片づけられるでしょう。肌触りについては、モニター7名中3名が「満足」と回答。「やや粗めのざらっと感がある肌触り」「やさしくて柔らかい肌触り」といった声があがっています。比較したほかの商品には化学繊維特有の肌触りが気になるものがあったのに対し、適度な柔らかさを感じられました。一方で、シートの厚みは約2mmと薄く、座り心地はいま一歩。中地がないためクッション性が少なく、地面の硬さがお尻に伝わりやすいのがネックです。ビーチや砂の上など柔らかい場所での使用に向いているでしょう。機能面では、ペグ穴つきで地面にしっかり固定できるのが利点。風の強い日やシートを敷いたときのずれ防止に役立ちます。ただし砂よけ加工や、比較した多くの商品が対応していた防水・撥水加工は施されていません。水や汚れに強いと謳っているものの、雨の時期にはあまり向かないといえます。洗濯方法の記載がないため、汚れたら拭くなどの対応をしましょう。総合的に見ると、軽くて持ち運びやすくさまざなシーンでの活躍が期待できます。とはいえ、座り心地のよさや雨天時での使いやすさを重視する人は、ほかの商品も検討してみてください。
今回検証した土佐アウトドア剣鉈120 磨 tautodoa_cp-007は、バトニングのしやすさを重視する人におすすめです。木製のハンドルは太く、しっかりと手にフィットします。さらに刃自体が重いのに加えて、スパインに厚みがあるため叩きやすく、軽い力で薪を割れました。また、フェザーの仕上がりもきれいです。刃の切れ味が非常によく、薪へスムーズに刃が食い込みます。モニターからは「刃の鋭さにより、勢いでフェザーを切ってしまう」との声もあがりましたが、慣れてしまえば取り回しに問題はありません。バトニング・フェザリングともに申し分ない性能を備えているので、力の弱い人もぜひ試してみてください。
Oregonian Camper 防水グランドシート
オレゴニアンキャンパー 防水グランドシート OCA 501は、座り心地がよく扱いやすいものを求める人におすすめです。厚みは約1mmと薄めですが、布地が密に編み込まれているためか地面の凸凹をそれほど感じず心地よく座れました。比較した結果、薄手だと座り心地が悪い傾向があったなか、厚さ3mmの上位商品に並ぶほど好評。モニターからはサラサラの触り心地も評価されました。重さを測ったところ、高評価基準の1300gを大きく下回る1010gを記録し、軽さの検証も高評価。約1mmという薄さのおかげか、頑丈な生地にしては軽めといえます。比較したなかでは1200g以下だと重さが気になりにくい傾向があったため、「しっかりしているぶん重量感が気になる」との口コミほどは重さを感じにくく、持ち運びやすいでしょう。布地が柔らかく、簡単に折りたためるのも魅力です。比較したなかには折り目に沿わないときれいにたためないものもあったなか、好きなように折りたためます。工夫次第でコンパクトにでき、持ち運びや収納が簡単にできそうです。手洗いができるうえ、裏面の防水加工やペグ穴があって機能性も十分。とくにペグ穴があるものは、比較した商品の半数ほどで、地面にしっかり固定できるのが魅力です。ペグを打てば風が吹いてもめくれたり飛ばされたりしにくく、キャンプなどでも重宝するでしょう。S・M・Lの3サイズ展開で、用途に合わせて選びやすいのも魅力。ただし、比較した多くの商品にあった持ち手がなく、別途収納袋を用意する手間がかかります。また砂よけがなく、ビーチや公園だと砂や枝葉の侵入が気になることも。上位商品には持ち手つきやよりクッション性が高いものなどさらに機能的なものもあるので、気になる人はほかも検討してみましょう。