Nikeのエアズームペガサス38は、足幅が広めの人におすすめです。アッパーがやわらかく、シューレスホールのつくりも工夫されています。幅の調整がしやすいので、しっかりとしたフィット感が得られますよ。ブランド独自の技術を用いたリアクトソール・エアバックも好印象です。専門家からは、クッション性と反発性に関してトップクラスの評価を得ました。地面を跳ね返す反発力が期待できるうえ、安定感のある船底型ソールも魅力です。実際に使用したモニターからは、「クッション性が高い」というコメントが複数あがっています。どちらかというと、推進力より衝撃吸収力を重視する人に試してほしい一品といえるでしょう。ただし、なかには「軸が細く不安定」と感じた人も。フォームによって好みが分かれるため、試し履きしてから購入するのがおすすめです。
adidasのアディゼロジャパン6は、軽い履き心地のシューズをお探しの人におすすめです。前足部のソールが2層になっていて、専門家からは「跳ね返るようなサポート力がある」と高く評価されました。モニターからも、「地面にしっかり足が着いている感じ」などと好評です。かかと~中足部まではホールド感を高めた構造で、裸足に近い自然な感覚。つま先が自由に動かせる分、アッパー剛性は弱めですが、走るときに足がブレることもありません。素足に近い履き心地なのにクッション性に優れているので、ワークアウト用に検討してみてはいかがでしょうか?
エアズームペガサス38 レディースは、高いクッション性や反発力を求める人におすすめです。とくに、かかと周りには反発力に優れたリアクトソール・前足部には柔らかなエアバッグを採用しているのが高ポイント。比較したなかにはソールが薄いものもあるなか、ランニングシューズアドバイザーの藤原さんからも「反発性があり、疲れてきても走りやすい」と高評価でした。実際の走り心地も好評で、3人のモニター全員から「地面を跳ねるように走れる」と満足の声があがりました。比較した商品のなかには柔らかいソールによる足への負担が気になるものもありましたが、本商品は曲げても型崩れしにくい硬さがあり、ホールド感も十分あります。口コミで危惧された幅の狭さも、幅広のつま先部分にすることで、前モデルに比べて足幅が広めの人でも履きやすいつくりになっています。長時間のランニングにぴったりの1足といえるでしょう。ただし、走っていてブレることはなかったものの、アウトソールの幅の狭さが気になりました。横幅が広いアウトソールのものに比べると接地面が少ないため、初心者は着地でのバランスがとりにくい可能性もあります。より高い安定性を求める人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
asicsのGT-2000 9は、硬めの履き心地が好きな人には向きません。かかと部分がやわらかく、検証でもモニターによって好みが分かれました。走る力が分散されてしまい、推進力の妨げになると感じた人もいます。一方、かかとを適度に沈み込ませることでクッション性を高めている点はポイント。怪我のリスクを減少させられるのが魅力です。さらに、つま先に反発性を持たせることで、重心移動をスムーズにしているところも好印象でした。また、安定性と軽量さを兼ね備えている点も特徴。同メーカーのGEL KAYANO27と同じ素材を使用しており、剛性が高くしっかりとした作りが特徴です。そのうえ、素材の使用箇所を改良し、より軽量にしています。日本人の足型に合わせて作ることで、フィット感にもこだわっています。総合的に、足をしっかり守るシューズといえるでしょう。ただ、履き心地が好みではない人は、ほかの商品も検討してみてください。
テクシーリュクス テクシーリュクス ビジネスシューズ
アシックス テクシーリュクス ビジネスシューズは、消耗品と割り切ってガシガシ歩きたい人におすすめです。靴のつくりをチェックすると、左右でのブレや縫製の粗さは気にならない程度でした。比較したほかの商品にはソールの厚さのバランスが悪いものがあったなか、服飾ジャーナリストは「値段に対してクオリティが高い」とコメントしています。耐久性も十分です。比較したなかには長くは履けないと評された商品があったのに対し、スムーズな歩行をサポートするシャンクや芯材に、強度の高い素材が採用されていました。服飾ジャーナリストからも、「コストの許す範囲で質のよいものを使っている」と高評価を得ています。防水性も申し分なし。靴を履いたまま5分間水に足を入れても、靴下はまったく濡れませんでした。ただし通気性はよいとはいえず、ムレにくさはあまり期待できません。汗対策をするなら、ムレ防止効果のあるインソールを検討してみてください。履き心地の評価もいま一歩です。スニーカー感覚で履けると謳われているものの、実際に試したモニターから高評価は得られませんでした。クッション性やフィット感は感じられましたが、口コミと同様「くるぶしが靴の内側に当たり痛い」とのネガティブな声があったのが気になります。足の甲が痛いと指摘したモニターはいませんでしたが、比較した商品には革靴であることを忘れるほど快適に履けるものもありました。履き心地よりもコスパ重視の人には候補となりますが、歩きやすく疲れにくい靴がほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。