今回検証したCROSSのコベントリー ボールペンの購入は要検討です。グリップの握り心地がよいので疲れにくく、なめらかに細い文字を書けるのは好評でした。インクの乾きも速く、記入中に余計な気を遣わず済みます。ただし、書いている最中にペン先がカタカタとぶれてしまうのが欠点です。ストレスなく文字が書けるボールペンをお探しの方は、書き心地に優れた他商品の購入も検討してみましょう。
三菱鉛筆 ユニボール プロテックは、マーカーを使って内容を整理したい勉強用におすすめ。文字を書いた1分後に上からマーカーを引いたところ、ほとんどにじみませんでした。比較した商品の多くは、多かれ少なかれ文字がにじんでしまったなか、きれいな状態をキープ。裏写りもほぼ見られず、ノートをきれいにまとめられます。口コミにあったとおり、インクが乾くのもスピーディです。文字を書いた2秒後に手でこすっても、汚れはまったくつきませんでした。速乾性に優れているので、ノートを汚したくない人や左利きの人にもうってつけです。実際に試し書きしたモニターからは、ペンの太さ・長さもちょうどよいと好評でした。比較した商品には、30gと重たいものもあるなか、9.4gと軽いのも魅力。グリップに凹凸加工がないため、手汗をかくと滑る可能性はありますが、どんな手にもフィットしやすく長時間文字を書いても疲れにくいですよ。書き心地についても、口コミと同じく「なめらかに書ける」との意見が多めでした。しかし、一部モニターからは「紙への引っかかりが気になる」との声も。文字も少しかすれるときがあり、高評価には一歩届きませんでした。比較したなかには、スラスラと書けて文字もかすれなかったものもあるので、気になる人はほかの商品をチェックしてみてください。
結論からいうとオート 水性ボールペン セルサス CB-15C-WIは、ビジネスシーンなどで使いたい人におすすめです。高級感のあるデザインが特徴。公式サイトでの価格は税込1,650円(執筆時点)と比較した商品のなかでもやや高めではありますが、芳名帳の記帳など改まった場面にも向いています。肝心の書きやすさは良好です。mybestのモニター6人が筆記した検証では、万年筆のような書き心地で、するするとかすれずに書けました。重量は33gと比較したなかでもかなり重めでしたが、低重心でバランスは良好です。グリップが本体よりやや細めで、ラバー素材が使われていることもあり、重さのわりに手への負担も感じません。「ペン先が思うように動かない」という口コミがありましたが、検証ではとくに問題ありませんでした。速乾性も高く、書いてから約1秒待てば、手でこすっても汚れませんでした。1分後に水性マーカーでなぞったときのにじみも、許容の範囲内です。ただしインクについては、「インクがにじむので小さい文字には向かない」「大小どちらの文字もきれいにかける」と意見がわかれています。筆圧などによって、感じ方が変わる可能性がありそうです。もっと手軽に使いたいという人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
結論からいうとペンてる エナージェルフィログラフィ BLN2005Aは、大事な書類や手紙などを書くときにおすすめです。実際にmybestの6人のモニターで行った書き心地に検証では、「スルスルと書ける」「書いた字がきれいに見える」と好評。ペン先が紙面をなめらかに動き、書き心地のよさではトップレベルの評価を獲得しました。「なめらかな書き味が心地よい」との口コミどおりの結果といえます。また、比較した商品には字の濃さにムラが出るものもあるなか、こちらは文字の大小を問わず濃さが一定でした。書いた文字は2秒で乾き、速乾性も良好です。かすれや裏移りは気にならず、書いて1分後に上からマーカーを引いても、あまり気になりませんでした。重量は約25gと、比較した商品のなかでもかなり重めです。しかし滑り止めがなくても手にどっしりとおさまり、重さが安定感につながっているといえます。ただし、モニターのなかには「普段使いには向かない重さ」「長時間は使えない」との声も。ここぞというときに手に取りたくなる書き心地は魅力ですが、日常使いしやすいものがほしい人はほかの商品をチェックしてみてください。
ぺんてるのトラディオ プラマンは、手紙や宛名書きなど、はっきりとした文字を書きたいシーンにおすすめです。紙への摩擦のない安定した書き心地で、モニターからも「マジックペンのようにサラサラ書ける」と好評。比較したなかには滑りが悪かったりインクが出過ぎたりするものもありましたが、こちらは細かな文字もスムーズに書き進められました。線のかすれもほとんどなく、くっきりとした文字に仕上がります。ペン先は0.4~0.7mmの細~太字サイズ。比較した水性ボールペンと違ってペンの向きで太さが異なるため、万年筆のような味のある文字を書けますよ。グリップはツルツルしたプラスチック製ですが、万年筆のような曲線がありフィット感も良好です。比較したなかには重みで手が疲れやすい商品もあったのに対し、15gと軽量なのもポイント。重心のバランスがよく、こちらもモニターから「手が疲れにくい」との声が多数寄せられました。「インクが手につきやすい」との口コミに反し、速乾性も優秀です。比較した多くの商品が数秒経ってもインクが乾かなかったなか、書いた直後の文字に触れても手にインクがつくことはありませんでした。続けて文字を書く場面でも、手が汚れにくいのがメリットです。しかし、「文字がにじむ」との口コミどおり、マーカーなどのラインに弱いのがネック。実際に文字の上からマーカーを引いたところ、少しにじんでしまいました。比較したなかでは、顔料インクを使用したパイロットの「マルチボール」などはほとんどにじみがなく、学習用にはこちらをチェックしてみてもよいでしょう。水性ボールペン特有のなめらかな書き心地は魅力ですが、耐水性の高いペンがほしい人は、ほかの商品も検討してくださいね。