結論からいうとBABY&Me BELK-S ヒップシートは、着脱しやすく持ち運びもしやすいヒップシートを使いたい人おすすめです。実際に身につけた検証では、着脱はとても簡単でベルトの調整もしやすく感じました。サイズ調整がしやすいと、ママとパパが兼用で使うときも便利ですね。比較した折りたたまないタイプの商品のなかでは、非常にコンパクトで軽めなのも魅力。携帯しやすいうえに、使うときにサッと取り出せるのはうれしいポイントです。実際にヒップシートをつけて人形を抱っこした検証では、座面全面に滑り止めがついているので、安定感もおおむね問題ありませんでした。口コミでは「腰に負担がかかる」との声が見られましたが、体型別の男女モニター18名で腰への負担をチェックした検証では、ベルトが太いためか負担を感じた人は少なめでした。しかし、女性モニターでは下腹部に圧迫感があると答えた人が多く、どちらかというと短時間の使用向きといえます。また、座面の下にはポケットがあり、横にポーチもついているので、携帯などの貴重品が収納可能です。洗濯機で洗えるので、衛生的に使いやすいでしょう。価格は執筆時点で税込8,250円(公式サイト参照)です。着脱のしやすさはメリットですが、赤ちゃんを抱っこしたときの安定感や下腹部への圧迫感が気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
ルミエール 6WAY 抱っこ紐は、近所への散歩や短時間の買い物に使うなら選択肢となる商品です。対面抱き・前向き抱っこ・おんぶと幅広い抱き方に対応しているのが特徴。赤ちゃんの好みに合わせられます。比較した一部商品のように収納ポーチは付属していないものの、ポケットが多いのもポイントです。スマホや小物などを入れておけるため、手ぶらでお出かけできますよ。しかし、長時間の使用にあまり向きません。実際に商品を装着して人形を抱っこしたモニターの多くが「肩への負担は少ないが腰にずっしり重みを感じる」と指摘。比較した商品には「エルゴベビー オムニ ブリーズ」のように肩と腰に重みが分散されて負担を軽減できたものもありましたが、こちらはとくに腰痛持ちの人は使用を控えたほうがよいでしょう。着脱もスムーズとはいい難い結果に。比較したなかには片手で装着しやすい前バックルタイプの商品も複数ありましたが、本品は背面でバックルを差し込むタイプです。さらにナイロン製のベルトはやや滑りが悪く、調整するのに力が必要でした。頻繁に乗せたり下ろしたりするシーンには不向きといえます。一方、子どもの快適性に配慮したつくりは魅力です。本体の表地はコットン、子どもに触れる部分はメッシュ素材を使用しています。比較したフルメッシュタイプには及ばないものの、「通気性がよく夏も使いやすい」という口コミどおり季節問わず使いやすいでしょう。フードつきで、子どもの眠りを風や日差しから守りやすいのもメリットです。執筆時点の値段は、税込20,800円(※公式サイト参照)。横向き抱っこには対応していませんが、首座り前の新生児から最大4歳まで長く使える一品です。しかし、「長時間らくらく設計」という謳い文句に反し、体への負担は感じやすいでしょう。腰痛持ちの人や長時間の外出時に使いたい人は、ほかの商品を検討してくださいね。
Pittoresk BABY CARRIER ON
ラッキー工業 BABY CARRIER ONは、外出先でも簡単に着脱可能な抱っこひもをお探しの人におすすめです。バックルが前についているので扱いやすく、押し込むタイプで装着も簡単。ベルトは調節箇所が4つだけなので、調整の手間も少ないでしょう。Boba ボバエックスのように背中にバックルがある商品に比べて装着に手間どりにくいといえます。ポケット・収納袋がついているので機能性も申し分なく、抱っこのバリエーションも前向き・おんぶに加えて対面抱きも可能。対面抱っことおんぶしかできない商品と比較すると、十分な抱き方の豊富さといえるでしょう。さらに、特筆すべき魅力は、ヒップシートと抱っこひもが一体化していること。そのおかげか、身長・体重が異なる男女モニター6人に使ってもらった際には、「肩への負担をほとんど感じない。食い込む感じもまったくなかった」と高評価でした。長時間の抱っこでも負担を感じにくいため、抱っこでしか寝ないお子様にもぴったりです。赤ちゃんにとっての快適さを左右する工夫がされているところもうれしいポイント。フードがついており、日差しや風からお昼寝中の赤ちゃんを守ってくれます。ただし、メッシュ素材が使われている部分は赤ちゃんに触れるところだけなので、フルメッシュのApricaのコアラウルトラメッシュEXに比べると夏のお散歩には不向きかもしれません。また、着脱部分が6か所と多く、横抱きができない点が気になりました。赤ちゃんによっては、横抱きでないと落ち着かない場合もあるので、着脱の手間が4か所と少なく横抱きもできるNUNA ベビーキャリア カドル クリックも検討してみてくださいね。
西松屋 高さ調整ブースターチェアは、使い勝手のよいベビーローチェアを探しているすべての人におすすめです。3点式ベルト・股ガードの両方が備わり、安全機能は申し分ありません。比較したベルトがついていない商品と比べて座り位置がずれにくく、低月齢のおすわりの時期から動きが大きくなる幼児期まで長く使用できますよ。安定性の高さも高評価を獲得。床との接地面は46.92cm2と広いうえ、ゴム製のすべり止めも付属していました。座面はフレームと一体型でがたつきが少ないのもメリットです。脚は差し込みタイプで、脚の安定性は比較した一体型の商品にはおよばないものの、脚の有無により高さを調整できるのは利点です。食事のしやすさも良好。座面にポリウレタン製のクッションを採用し、比較した木製商品よりすべりにくく食べやすい姿勢を維持しやすいといえます。テーブル・座面ともに汚れが詰まる溝はなく、食べこぼしてもさっと拭き取れて手入れも簡単。ただ背もたれは17.5cmと低めなので、のけ反りがちな子どもには注意が必要です。「簡単に乗せおろしできる」との口コミがありましたが、乗せおろしのしやすさは比較した多くの商品と同じくいま一歩。テーブルをつけた状態だと、乗せおろしするスペースが狭めでした。ただテーブルはボタン1つで着脱できるので、子どもを座らせてからテーブルをつければそれほど気にならないでしょう。ハイ・ロー兼用タイプで、大人用のいすにも固定が可能です。子どもの成長やシーンに合わせて使用できるのがうれしいですね。ベビーローチェア選びに迷ったら、この機会にぜひ購入を検討してみてはいかがでしょう。
nuna ハイチェア ZAAZ ベビーチェアは、片づけの楽さと安全性にこだわる人におすすめです。実際に商品を確認すると、テーブルには汚れが入る溝がなく座面の溝も1か所のみ。「食べかすが溜まる」との口コミがありましたが、楽にお手入れできるでしょう。比較したほかの商品にはテーブルが外せないものもありましたが、簡単に着脱できるうえ食洗機でも洗えます。安全機能も非常に充実。おなか・股一体型のガードがずり落ちを防止し、立ち上がりを阻止する5点式ベルトが肩や腰をしっかりホールドします。背もたれが高めで座面にはすべりにくい素材が使われており、子どもの姿勢が崩れにくく食事しやすいのも魅力ですよ。脚の接地面が広いのでぐらつきなどは見られず、安定性も良好でした。子どもの成長に合わせて座面の高さを調整できるのも利点。比較した商品内で6段階以上高さ調整できる商品はわずかだったなか、9段階の調整が可能です。体型に合った高さに設定しやすく、長く使い続けられるでしょう。耐荷重は100kgあるため、体重を気にする必要もありません。足を通す空間がやや狭く乗せおろしに手間取るのはネックですが、慣れれば気になりにくいでしょう。価格は執筆時点で税込38,280円(公式サイト参照)と比較したなかでは高価。とはいえ高さ調整によって長く使えるので、長い目で見れば高いわけではありません。ベビー用ハイチェア選びに迷ったら、ぜひ検討してみてください。