検証参加時に試したこちらの商品は、全体を通して「非常に硬く、支えは強いが“なじみ”がほとんどないマットレス」という印象が強く残ります。
仰向けで寝た際、下から押し返される反発力は明確で、身体が沈み込む感覚はほぼありません。ただし、表面に柔らかさがなく、背中のカーブに沿って素材が馴染むというよりも、一直線に押し上げられているような硬さが目立ちます。そのため、フィット感という点では物足りず、やや無機質な寝心地です。
腰からお尻にかけては、浮き感がなく安定しています。沈み込みによる姿勢の崩れは起きにくく、支えとしての性能は高いと感じます。一方で、反発がかなり強いため、力を抜いてリラックスするというよりは、常に身体が緊張した状態で支えられているような感覚があり、人によっては疲れやすさにつながる可能性があります。
横向きになると評価は一気に下がります。肩やお尻といった出っ張り部分がほとんど沈まず、圧が一点に集中します。肩先への圧迫感は強く、横向き姿勢を長く続けると痛みや違和感が出やすい印象です。身体のラインに合わせてしなやかに変形する要素が乏しく、横向き寝には明らかに不向きです。
寝返りに関しては、沈み込みがない分、動作自体は非常に軽快です。力を入れずに体勢を変えられる点は評価できます。ただし、動くたびに硬さや素材感がダイレクトに伝わるため、快適さという面では評価が分かれます。
総合すると、
・支えは非常に強いが、フィット感がほとんどない
・仰向けでも硬さが目立ち、横向きは特に厳しい
・寝返りは楽だが、心地よさは低め
という特徴がはっきりしています。
硬さを最優先する人には合う可能性がある一方で、体のなじみや快適さを求める人、横向き寝が多い人には適応が難しいマットレスという厳しめの評価になりました。