開放型モニター用ヘッドホンです。プロフェッショナルな音楽制作用途でも使える仕様になっています。ボディーは樹脂が多く使われており、私には価格に反してチープに見えたのですが、実は軽量化に貢献しているのだそうです。本体が223グラムしかないことに加え、側圧は軽く、さらに柔らかなイヤーパッドが快適な装着感を実現しています。デザイン性よりも機能性を求めた結果なのだと思います。
モニター用ヘッドホンはソース音源を忠実に再現することが主眼ですが、それでも製品それぞれに個性があります。MV1の場合、低音域が厚く迫力があると思います。そのため、私はモニター用でもリスニング用でも、後述する映画視聴でも使っています。
MV1の最大の特徴は、音の立体感が際立っていることです。私が初めてMV1で楽曲を聞いたときは、頭の外の四方八方から音が飛び込んでくるような臨場感に圧倒され、鳥肌が立った経験があります。ソニーが提唱する立体音響技術「360 Reality Audio」に対応したモニターヘッドホンとして開発されたことが奏功しているのだと思います。
私はこのヘッドホンでアクション映画を観るのが好きです。厚い低音域と付けていることを意識させない装着感、そして臨場感あふれる立体的な音像が相まって、非常に迫力のある音で作品を楽しむことができます。
付属するケーブルはアンバランス仕様です。リケーブルでバランス仕様にもできます。
音に関心のある方にはこのヘッドホンが奏でるすばらしい立体感をぜひ体験してほしいです。