ソニーの“着るクーラー”が欲しいけど高い…そんな時は3,000円の電動ネッククーラーが猛暑の救世主になってくれます
「世にあふれる数々の商品のなかから一体どれを選べばいいの?」という疑問に答えるべく、"1番いいもの"を探して日々検証している『マイベスト』。のべ3万2000点もの商品を使い比べたなかから、テーマ別にベストバイ・アイテムを紹介していくのが本特集です。
今回は「#暑さ対策」をテーマに、電動ネッククーラー15商品の比較検証で上位になった商品をピックアップ。
通勤・通学のお供に、アウトドアでのクールダウンに、「暑すぎる夏を少しでも涼しくすごしたい!」すべての人に注目してほしいアイテムです。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年6月27日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
電動ネッククーラー15商品を集めて徹底検証しました!
電動ネッククーラーは、大きな動脈がある首元を冷やすことで、効率よくクールダウンできるアイテム。いまや、毎年猛暑に悩まされる現代人の必需品ともいえます。
冷却プレートによる暑さ対策がベースになりますが、小型の扇風機が搭載されていたり、ソニーの「SONY REON POCKET5」のようにヒーター機能があったりと、多機能化が進んでいます。しかし、多機能を求めていくと、2万円以上になってしまう……。
そこで、人気の電動ネッククーラー15商品を集めて、「暑さ対策のしやすさ」「つけ心地のよさ」「使いやすさ」など、5項目を比較したところ、夏の暑さ対策として電動ネッククーラーを使う場合、冷却プレートの位置がとても重要だということがわかりました。
高額で機能性の高いソニーは気になるけれど、嬉しいことに、暑さ対策だけに特化するなら、3,000円以下でも満足できる商品があるんです!
ここからは、その理由も含めて、「15商品使ってみてどこが違ったのか」検証結果をダイジェストでお届けしていきます。
【ポイント】冷却プレートが「左右にある」タイプがベストです
電動ネッククーラーは、ファンで送風するだけの首掛け扇風機とは異なり「電流を流すことで冷却する」ペルチェ素子を用いた冷却プレートで肌を直接冷やすもの。
今回検証した15商品で、暑さ対策で大きく差が出たのはその取り付け位置。
首の後ろ側だけを冷やす商品に比べて、左右に冷却プレートを備えた商品のほうが頸動脈のある首横を冷やすことができるので、効率的なクールダウンが可能になります。
もちろん、冷却時のプレートの温度が低いこと、面積が大きく冷やせる範囲が広いことも重要な要素。
加えて、フィット感がよければ長時間つけても疲れにくいうえ、首に密着することでよりひんやり感を得ることができるんです。
- おすすめスコア:★4.66(1位 / 15商品中)
- 暑さ対策のしやすさ:★4.42
- 持続時間の長さ:★5.00
- 稼動音の静かさ:★4.91
- つけ心地のよさ:★4.80
- 使いやすさ:★5.00
左右に備えられた冷却プレートで効率よく首を冷やしながら、軽量かつコンパクトで負担も少なかったのが小泉成器「KOIZUMI ネッククーラー KNC-0511」です。
検証では冷却プレートは強モードで17.4℃まで温度が下がりました。頸動脈のある首横をしっかり冷やして、クールダウンできるでしょう。ちなみに、扇風機やヒーター機能は未搭載のシンプルなモデルです。
操作は手元のリモコンで行えるので、着用したままでもスムーズにモード変更できるのもポイント。動作音は強モードで平均46.8dB。街中なら稼動音も気になりにくいです。
本体の148gは電動ネッククーラーのなかでもトップクラスの軽さ。隙間調節アタッチメントが付属するため、首にしっかりフィットさせやすくなっています。
ただ、注意したいのはバッテリーを内蔵していないということ。屋外での使用時にはモバイルバッテリーを持ち歩く必要があるのは、やや煩わしいかも。
とはいえ、軽量なうえ折りたたんで持ち運べるのに加え、暑さ対策も優秀。毎日手軽に使えるパートナーとして、おすすめの一台です。
- おすすめスコア:★4.65(2位 / 15商品中)
- 暑さ対策のしやすさ:★4.57
- 持続時間の長さ:★5.00
- 稼動音の静かさ:★4.88
- つけ心地のよさ:★4.80
- 使いやすさ:★4.20
3,000円以下の手頃な価格ながら、冷却プレートが全15商品でもトップクラスの低い温度を記録したのが、丸十商事「ネッククーラー」です。
その記録は、強モードで7.9℃! つけた瞬間キーンとした冷たさを感じられます。
冷却プレートが左右にあるうえ、アームにバネがあるので首にフィットしやすく、太い血管のある首をしっかり冷やせるでしょう。サイズ調整用のアタッチメントも付属します。
本体は183gと軽量ですが、こちらもバッテリーは未搭載。外出時にはモバイルバッテリーなどを持ち運ぶ必要があるのは覚えておいてください。操作ボタンが首の後ろにあるため、着用したまま操作しにくいのも難点です。
使いやすさは高額商品に譲りますが、7.9℃を記録した冷却性能の高さは大きな魅力。キーンとした冷たさを感じたい人にぴったりの商品です。
- おすすめスコア:★4.36(10位 / 15商品中)
- 暑さ対策のしやすさ:★3.96
- 持続時間の長さ:★5.00
- 稼動音の静かさ:★5.00
- つけ心地のよさ:★4.85
- 使いやすさ:★4.50
ペルチェ素子を使用した電動ネッククーラーといえば、ソニー「SONY REON POCKET5 RNPK-5」が人気を集めています。
シャツの中にすっぽり隠れるコンパクトさは、リング状の首かけタイプにはないメリット。スーツの中に着用しても目立たず、登場時には大きな注目を集めました。
現行モデルは冷却だけでなくあたためにも対応。夏・冬の2シーズン利用できるのも見逃せません。
ただ、プレートは首の後ろにしかないこともあり、暑さ対策スコアは★3.96と伸び悩みました。ひんやり感だけを追い求めるなら、は2,000円台でも左右にプレートを備えた商品のほうが有利でした。
全15商品を使い比べた検証コンテンツも要チェック!
「高額な電動ネッククーラーはどこが違うの?」「やっぱり風を感じたいから扇風機付きがほしい!」と思ったら、検証コンテンツも要チェックです。全15商品を使い比べたランキングも掲載しています。
(執筆/マイべマガジン編集部・ハナゾノゴウ)