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"ゴアテックス"だけじゃない!  1万円台で蒸れずに防水できる高機能素材ウェア、見つけました【16商品比較】

"ゴアテックス"だけじゃない! 1万円台で蒸れずに防水できる高機能素材ウェア、見つけました【16商品比較】

いよいよ夏本番、キャンプや野外イベントなどのレジャーも多くなってきます。そこで気をつけたいのが天気の急変。近年増加しているゲリラ豪雨も気がかりです。


折り畳み傘はあるけれど、意外に荷物になる……。防水性が高い本格的なアウターが欲しいけれど、使う機会は多くない……。


んな人におすすめしたいのが、登山用としても十分なほどの性能がありながら、街着としても気軽に着られるレインウェアです。


商品比較サービス『マイベスト』では、登山用のレインウェア16商品を徹底比較。そのなかで唯一、防水性能とデザイン性を両立したのが「ノースフェイス」のベンチャージャケットでした!


マイベマガジンでは、カバンに忍ばせておけば素早く着られて、突然の雨はもちろん、朝晩のちょっとした冷え込みにも対応できるマストバイ、その魅力を紹介します。


本コンテンツの情報は公開時点(2024年7月9日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。
2024.07.10
片岡優
ガイド
マイベスト 自転車・スポーツ用品・PC・PC周辺機器・ネットワーク担当/キャンプインストラクター

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。

片岡優のプロフィール
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"ゴアテックス"に匹敵する!? メーカー独自の防水素材が進化中です

"ゴアテックス"に匹敵する!? メーカー独自の防水素材が進化中です

防水ウェアと聞くと、1番に思いつくのが「ゴアテックス(Gore-Tex)」。現在の高性能レインウェアの先駆けであり、今となっては、革新的な"防水透湿素材"として世界的に認知されています。


防水透湿素材とは、メンブレンと呼ばれる薄い特殊な膜を使用した、水を通さず水蒸気だけを通す性質を持つ素材のこと。つまり、雨をしっかり防いで蒸れない、レインウェアの理想を体現した素材です。


レインウェアの素材は、過去にはゴアテックス一択とも思われていましたが、現在では、さまざまなアウトドアメーカーが独自の素材を開発中。例えば、モンベルの「ドライテック」、パタゴニアの「H2No」など。


なかには、ゴアテックスよりも低価格でありながら、十分な防水透湿性能を実現した素材もあるんです!

16商品比べたら……1万円代なのに高性能なのが"HYVENT(ハイベント)"でした!

16商品比べたら……1万円代なのに高性能なのが"HYVENT(ハイベント)"でした!

今回『マイベスト』では、モンベルやパタゴニア、コロンビアなどの登山用レインウェア16商品の防水性や蒸れにくさなどを徹底比較。3万超えの高級ウェアもあるなか、1万円代という手頃な価格で防水性・透湿性の高さを両立したのが「ノースフェイス」、独自素材であるHYVENT(ハイベント)を使用した1着でした。


もし、本格的な登山用として性能の高さを追求するなら、より防水・透湿レベルの高い、より高額なアイテムを選ぶのもひとつの手。


しかし、軽めの登山やキャンプ、レジャーなら、嵐とまでいかなくとも、大雨をしのげる性能があれば十分です。さらに、街でも浮かないデザイン性を兼ね備えていれば、1年中着回せてコスパもいい。


そんな"ちょうどいい"ラインのレインウェアが、「ノースフェイス」のベンチャージャケットだったんです。


最近のゲリラ豪雨対策に、夏フェスや旅行のお供に、大活躍の1着。性能もデザイン性もコスパも捨てたくない人は、この機会にぜひ検討してみてください!

登山用レインウェアのマストバイ:ノースフェイス「ベンチャージャケット」

登山用レインウェアのマストバイ:ノースフェイス「ベンチャージャケット」

高いファッション性で街中でもよく見かけるノースフェイスですが、じつはけっこうガチなアウトドアブランド。そんな山岳用の本格的な性能を持ちつつも、薄手・軽量で使い勝手がいいのが「ベンチャージャケット」(販売価格1万8700円)


ノースフェイス独自の2.5層素材「HYVENT(ハイベント)」は検証の結果、レインウェアに欠かせない防水性、透湿性ともに十分な性能があることがわかりました。


また、この商品は手のひらサイズに小さく畳んで専用のスタッフサックに収納できるほか、重さはわずか218gという軽さ。このサイズ・重量ならカバンに忍ばせてどこにでも持ち歩けます。

薄手・軽量なレインウェアはポケットや袖・裾の調節機能などを犠牲にしているものも少なくありませんが、こちらはファスナー付きのポケットが左右にあったり、袖や裾を絞って調節できたりなど、機能性も十分です。


内部の湿気を逃すためのベンチレーション機能はありませんが、裏地が凹凸プリントになっていて肌に張り付きにくい構造になっています。生地自体の透湿性の高さと裏地の加工によって、蒸れにくくさらりと着ることができます

ノースフェイスならではのすっきりしたデザインに加えて豊富なカラーバリエーション、サイズ展開があるのも魅力。ほかの登山用レインウェアに比べて生地のシャカシャカ感が控えめで布っぽい生地なので、街中で着ていても悪目立ちしません。こうしたところもタウンユースに向いている理由のひとつといえます。


レジャー用にしっかり防水できるアウトドアジャケットが欲しいけれど、本格的な登山に行くわけじゃないし、せっかくなら日常的にも街着として使いたいという人にはうってつけのレインウェアといえます。

16商品を比較して分かった!ノースフェイス「ベンチャージャケット」がマストバイな3つの理由

ここからは耐水性や透湿性・携帯性・機能性などの検証をもとに、ノースフェイス「ベンチャージャケット」をおすすめする3つの理由を深掘りします。


理由①:登山も可能な耐水性能!しかも蒸れにくいから着心地さらり!

理由②:畳めば超コンパクト! かさばらないから、バッグに常備しておける

理由③:タウンユースでも使いやすい、すっきりシルエット。機能性も申し分なし!


もっと高性能なレインウェアがほしい、逆にもっとお手軽な価格のものはないの?という人はマイベストのレインウェア検証コンテンツも参考にしてください!

理由①:登山も可能な耐水性能!しかも蒸れにくいから着心地さらり!

理由①:登山も可能な耐水性能!しかも蒸れにくいから着心地さらり!

レインウェアに求められるのは、なんといっても水を通さない耐水性。ノースフェイスの「ベンチャージャケット」は「HYVENT(ハイベント)」という独自の2.5層生地を使用しているのが特徴。実際に検証したところ、高い耐水性を確認できました。


耐水性能は「耐水圧」の数値が基準になりますが、検証したところノースフェイスの「ベンチャージャケット」は耐水圧16,010mmを記録、強い雨に耐えられる耐水性能といえます。本格的な登山ではなく、アウトドアレジャーや旅行で使用するなら十分といえるラインです。


防水性能が高いと気になるのが内部の蒸れ。専門機関で透湿性を検証したところ、1日着続けても湿気が内側に残らないとされるラインが5,000g/m2/24hなのに対して、ノースフェイスの「ベンチャージャケット」は4,680g/m2/24hわずかに届かない結果ではありますが、16商品比較したなかでも高い数値を記録しました


実際、生地が薄いことと裏地が凹凸プリントで肌の張り付きが少ないため、さらりと着用できます。

片岡優
マイベスト 自転車・スポーツ用品・PC・PC周辺機器・ネットワーク担当/キャンプインストラクター
片岡優

検証では、耐水圧を専門機関で実測しました。やってみて驚いたのは、耐水圧を実測した結果、公称値から大きく乖離している商品もあったこと。


なお、登山用レインウェアの場合、耐水圧は10,000mm以上が強い雨をしのげる目安。登山用として理想的なのは20,000mm以上で、これは大雨よりも強い「嵐にも耐えられる耐水性能」といえます。

理由②:畳めば超コンパクト! かさばらないから、バッグに常備しておける

理由②:畳めば超コンパクト! かさばらないから、バッグに常備しておける

レジャーや旅行に持って行くなら、小さくて軽い方が断然便利。ノースフェイスの「ベンチャージャケット」は生地が薄いため、畳むと手のひらほどのサイズまで小さくなります


専用のスタッフサックが付属するので、これに入れればカバンの中で広がったりすることもありません。


また、重量はわずか218g。検証した16商品のなかでも2番目の軽さです。検証した商品には重さが400g以上あるものや、畳んでもかなり大きくなってしまうものがありましたが、これならカバンに入れてもジャマにならず、どこにでも持ち歩けます。

片岡優
マイベスト 自転車・スポーツ用品・PC・PC周辺機器・ネットワーク担当/キャンプインストラクター
片岡優

ノースフェイスの「ベンチャージャケット」は、比較した全商品の平均値・約327g(※執筆時点)を大きく下回りました。荷物の軽量化にこだわりたいU.L.(Ultra Light)志向の人も候補となるでしょう。

理由③:タウンユースでも使いやすい、すっきりシルエット。機能性も申し分なし!

理由③:タウンユースでも使いやすい、すっきりシルエット。機能性も申し分なし!
軽量なレインウェアは機能面を犠牲にしているものが少なくありませんが、ノースフェイスの「ベンチャージャケット」は軽さと機能性がしっかり両立しています。

ポケットは左右にありますが、どちらもファスナー付きなので入れたものを落とすことがありません。また、フロントファスナーおよびポケットのファスナーのいずれにもタブがついているので、手袋をしたままでも簡単に開閉できます。

袖口にはベルクロ、裾にはドローコードがついているので、風が入らないように絞って調節できます。


生地にはストレッチ性がないのでゆったり着たい人にはやや窮屈に感じるかもしれませんが、そのぶんすっきりしたシルエットフロントと背中に小さくロゴがついているだけのシンプルなデザインなので、もちろん街着としても重宝します。

カラバリ・サイズ展開も豊富です

カラバリ・サイズ展開も豊富です
出典:goldwin.co.jp
カラーバリエーションが豊富で、ベーシックなブラックから明るめのレトロオレンジ、イエローシルトなど6色がラインナップされています。


サイズ展開はSからXXLまでの5種類があり、自分に合ったサイズや色を選ぶことができます。家族みんなでそれぞれに好みのベンチャージャケットでそろえるなんてこともできそうです。

片岡優
マイベスト 自転車・スポーツ用品・PC・PC周辺機器・ネットワーク担当/キャンプインストラクター
片岡優

本格的な登山に対応したジャケットは生地が分厚くて動きにくかったり、山岳で発見しやすいように原色だったりと街で着るには向かないものが多いなか、細身でスッキリとしたシルエットなのはすごいことです。


「ノースフェイス」のレインウェアは、比較的しなやかな生地で、着心地がよい点も魅力です。春秋のアウターとしても使いやすいでしょう。


夏用のジャケットがほしい人や、2着目以降の軽量なシェルジャケットを探している人にもおすすめの商品です。

まとめ:ガチ防水なのにデザイン性も高い! オールシーズン使えるから、1着あると超便利です

まとめ:ガチ防水なのにデザイン性も高い! オールシーズン使えるから、1着あると超便利です

薄手で軽量ながらしっかり耐水、透湿できてコンパクトに収納できるレインジャケットは、夏冬のお出かけにはプラスαの1着として、春秋はそのままアウターとして季節を選ばずに使えます。


大雨の年間発生回数は増加傾向にあり、とくに短時間の強い雨ほど増加率が高まっています。でもノースフェイスの「ベンチャージャケット」なら小さく畳んでカバンに入れておくだけなので、突然の風雨でもさっと出して着られて超手軽です。


「降ってきたな」や「ちょっと肌寒いかも」に素早く対応できて街中で着てもアウトドア感が控えめなレインジャケット。1着持っておくだけで雨や気温への不安がなくなりますよ!

より防水性や透湿性が高い本格的なレインジャケットを探しているなら、こちらもチェックしてください!

(執筆/マイべマガジン編集部・佐藤航)


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#レインウェア #ノースフェイス #防水 #ゴアテックス #登山

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