イラストレーターが愛用する色鉛筆画におすすめの画材16選

イラストレーターが愛用する色鉛筆画におすすめの画材16選

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おさだかずな
イラストレーター / 絵本作家
実際に私が使用している、色鉛筆画を制作するために必要な画材や道具を集めてみました。私の絵は、紙の目を潰すように細かく色を重ねて塗っていくのが特徴なので、そういった緻密な塗り方に適した画材をご紹介します。

使っている道具すべてがプロ仕様というわけではないので、これから色鉛筆を始めてみたいと思っている方でも挑戦しやすいかと思います。
  • ファーバーカステル
    水彩色鉛筆 丸缶 36色セット TFC-115936
    1,507円


    おさだかずな

    私が初めて購入した色鉛筆で今も現役で愛用しています。初心者でもチャレンジしやすい価格なので、これから色鉛筆画を始めてみたい方におすすめです。

    使いやすい色が多いので幅広い絵柄に対応できます。芯が固く、細かい絵を描くのに向いていますが、ノリが悪く時間が経つと退色しやすくなります。

    このシリーズはバラ売りをしていないので、買い足す際はセット購入しなければならないのが難点です。
  • ファーバーカステル
    アルブレヒト デューラ 水彩色鉛筆 36色 缶入 117536
    6,300円


    おさだかずな

    私が使っている色鉛筆の中で一番芯が柔らかく、ノリがよい色鉛筆です。「ファーバーカステル 丸缶」と色のラインナップが似ていて、きれいで絶妙な色味が多いシリーズ。

    バラ売りもしているので、気に入った色だけ買い足しています。芯が柔らかい分、細かい絵を描くのには少し使いづらいですが、硬めの色鉛筆と併用して使っています。
  • ファーバーカステル
    アートグリップ 水彩色鉛筆 36色 114236
    7,776円


    おさだかずな

    こちらは昨年プレゼントしていただいて、こんなに私にピッタリの色鉛筆があったのか!と感動した色鉛筆です。芯の硬さ、発色、ノリも非常によく、三角形のグリップがとても握りやすく疲れにくい形状となっています。

    値段は張りますが、バラ売りの色も豊富で退色しにくく、とってもおすすめです。

    それぞれよさはあるのですが、「ファーバーカステル 丸缶」と「ファーバーカステル アルブレヒト デューラ」のいいとこ取りのような色鉛筆。もっと早く出会いたかったシリーズです。
  • ダーウェント
    色鉛筆 スタジオ 72色セット 32201
    12,477円


    おさだかずな

    こちらは学生時代にバイト代をためて購入した、思い出深い色鉛筆です。どの色もかゆいところに手が届く、ナチュラルで絶妙な色味です。こちらの72色セットを購入しておけば、蛍光色以外出せない色味はないと思います。

    「ファーバーカステル アートグリップ」ほど発色はよくないものの、芯が固く、落ち着いた色味が多い使い勝手のいい色鉛筆です。
  • 無印良品
    手動式鉛筆削り 大
    1,990円


    おさだかずな

    緻密な色鉛筆画を描くために重要なのが鉛筆削りです。はさむ部分がゴムなので鉛筆が痛まず、芯がものすごく鋭利になるのに、削っている途中で折れません。

    シンプルなデザインでお手頃価格なので、これから色鉛筆画を始めようと思っている方はもちろん、プロで絵を描かれている方にもおすすめです。

    そして、ビックリするぐらい軽いです!私がずっと探し求めていた条件を満たす素晴らしい鉛筆削りです。
  • DUX
    シャープナー レザーケース付 4322N
    2,600円


    おさだかずな

    「無印良品 手動式鉛筆削り 大」に出会うまでは、このシャープナーをメインに使用していました。こちらのほうがより鋭利になるので、今でも細かい部分を塗るときに重宝しています。

    替えたての刃で削ると、木の表面が非常に滑らかでうっとりします。真鍮を削り出して作られたボディのデザインがとにかく美しく、鋭利さも3段階で調整可能。使っていくうちに味が出てきます。牛革のケース付き。
  • DUX
    スペアーブレード 3枚組
    698円


    おさだかずな

    「DUX シャープナー 4322N」の替え刃です。私は一日中絵を描いていることが多いので、色鉛筆を削る回数も多くなります。使用していくうちにだんだん削り味が悪くなり、途中で芯が折れやすくなってきます。

    定期的にメンテナンスして刃を付け替えることで、長く使い続けることができます。替えたてはあまりにも気持ちよく削れてしまうので、削り過ぎに注意です。
  • ターレンス
    パステルブラシ ストレート S 413196
    756円


    おさだかずな

    あまり頼りたくないけれど、あると便利なのがパステルブラシです。紙の細かい部分まで色鉛筆の粉が入らないと、絵のクオリティが落ちてしまいます。

    ある程度描き込んでからブラシを使い、さらに塗り込むことで、クオリティの高い色鉛筆画になります。

    こちらは私が持っているパステルブラシの中で一番太いもの。広範囲を一気にボカし、紙の目を潰すことができるので非常に便利です。毛が柔らかく密度が高いため、紙を傷めることなく、細かい部分にまで塗り広げることができるブラシです。
  • ホルベイン
    パステルブラシ ストレート 小
    626円


    おさだかずな

    私が持っているパステルブラシの中で、こちらは中くらいの太さ。「ターレンス パステルブラシ ストレート S」ほど毛の密度は高くありませんが、ほどよいサイズなので一番使用頻度の高いブラシです。

    密度がそれほど高くない分、ブラシに粉が残りづらくメンテナンスがしやすいです。うっかり掃除し忘れると、付着していた粉で色が混ざってしまうことがあるので注意が必要です。
  • NBK
    ステンシルブラシ 0.5cm巾 USK100-1
    428円


    おさだかずな

    こちらは母のトールペイント道具の中にあったステンシルブラシです。もう10年以上使っているので毛先がボロボロですが、いまも現役で頑張っています。

    通常は絵の具に使うもので、色鉛筆やパステル用のブラシではないのですが、先が細く毛もしっかりしているので非常に重宝しています。パステルブラシでここまで細いものは私が知っている限りないので、こちらで代用するのがおすすめです。
  • ホルベイン
    擦筆 No.1
    86円


    おさだかずな

    「ホルベイン パステルブラシ」や「NBK ステンシルブラシ 0.5cm巾」ではボカすことのできない細かい部分に使用します。こちらはブラシと違って先端に色が残ってしまうので、同系色ごとに何本か用意するのがおすすめです。

    両側の先端が尖っているので1本で2色使うことができます。太さも何種類かあり、繊細な調整が可能です。
  • タワーレコード
    消しゴム
    108円


    おさだかずな

    タワーレコードのレジ横で売ってる消しゴムです。色々なものを使いましたが、これを超える消しゴムはありません!廃番になったら困るものの一つで、いつもまとめ買いしています。

    消しゴムの用途は消すだけではなく、角を使ってハイライトを入れるなど白色の役割も果たします。普通の鉛筆もよく消えるので、色鉛筆画を描かない方にもおすすめの商品です。
  • 無印良品
    ポリプロピレン小物ボックス 丸型・約直径42×高さ33mm
    60円


    おさだかずな

    こちらは練り消しを入れるためのケースです。デッサン用の練り消しはケースがついていないことが多く、ついていても収納に困る形状のものがほとんどです。

    練り消しをそのままの状態で収納すると、ホコリがついて汚くなったり、鉛筆にくっついてしまい不便です。こちらのケースはサイズ感がピッタリで、非常に助かっています。

    練り消しは軽く抑えることで、紙を傷ませることなく色を薄くすることができます。また下書きの鉛筆の線を消しながら描くのにも使用します。
  • ホルベイン
    画溶液 ビッグスプレーフィキサチフ O630
    1,728円


    おさだかずな

    色鉛筆で描かれたイラストは粉が落ちて劣化しやすいので、描き終わった後、表面を保護するためスプレーをします。といっても日光などによる退色までは防げません。原画をきれいに残したい場合は高級な色鉛筆を使って描くのがおすすめです。

    ただ表面がこすれると、たとえスプレーをしていても色が薄くなってしまうので、描き終わった絵の取扱いは気をつけなければいけません。

    使用するとき、紙との距離が近すぎると絵がにじむ場合があるので、少し離して、作品全体にまんべんなくスプレーします。
  • オリオン
    BBケントブロック B5 No.723


    おさだかずな

    緻密な色鉛筆画を描くために一番重要なものが紙です。さまざまな紙を試して、やっとこちらにたどり着きました。色味はナチュラルなオフホワイトで、表面をなでると、ほどよいザラザラ感を感じ取ることができます。

    目の粗い紙を使うと細かい部分まで粉が行き渡らず、クオリティが低く見えてしまいます。こちらは通常の画用紙よりも目が細かいけれど、色のノリがとてもよい紙です。細かいストロークで描写すると、きれいに仕上がります。
  • 一寸社
    カリグラフィー 傾斜台
    6,696円


    おさだかずな

    イラスト用のものではないのですが、長時間作業をすることが多いので、楽な姿勢で描けるこの傾斜台を使っています。自分で影になることもないので、ナチュラルな明るさで描くことができます。

    こちらを導入してから肩や首、腰がとても楽になりました。傾斜も三段階に調整可能です。クリップにティッシュを巻くと紙を傷つけずに留めることができるので、ぜひ試していただきたいです!

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