Spiral Dot EARPIECE EP-FX9
JVC Spiral Dot EARPIECE EP-FX9は、クリアで伸びやかな音を楽しみたい人におすすめの商品です。「音がこもって聴こえる」という口コミに反して、検証ではどの音域も粒立ちのよいはっきりとした聴こえを実現。比較した商品のなかにはエコーがかかったように聴こえたものもありましたが、専門家からは「純度重視の自然なサウンド」と賞されました。また、ピアノやクラシック音楽の繊細な高音も得意な印象。比較したほかの商品のように高音域がきつすぎることもなく、自然に聴こえました。低音も輪郭がはっきりと引き締まって聴こえ、音の解像度がしっかり保たれています。しかし、つけ心地は、比較したほかのシリコンタイプのイヤーピースより硬くて耳にフィットしにくい印象。外れそうになる感覚はありませんが、圧迫感が気になりました。モニターからも「長時間つけるのは難しい」「何時間後かには耳が痛くなるかも」という意見があがっています。公式サイトでの販売価格は、執筆時点で税込1,507円。比較した商品のなかでは低価格とはいえないもの比較的手が出しやすい中価格帯です。音の解像度・自然さを重視する人にはぜひ試してほしい商品ですが、装着時のつけ心地が気になる人は、そのほかの商品もチェックしてみてくださいね。
ソニー ハイブリッドイヤーピースは、手頃な価格で高音質を味わえるイヤーピースを探している人におすすめです。口コミでは「低音ばかり強調される」とありましたが、実際に音を聞いてみると、力強い高音と低音が味わえました。AV機器の専門家は「解像感も良好」と評価しており、比較した4,000円超えの上位商品に迫るクオリティです。一方、フィット感は惜しい結果に。圧迫感こそないものの、密閉力の弱さが気になりました。口コミでは「サイズが小さいのかはずれてしまう」との声もありましたが、動いても取れなかったのは好印象です。また、やさしいつけ心地であるため、長時間つけていても疲れにくいと感じました。比較したなかには密着度は高いものの圧迫感がある商品もあったため、それらと比べるとフィット感はそこそこよいといえるでしょう。価格は、執筆時点で税込503円(公式サイト参照)と、比較したなかでもかなり安価。装着感はおしい部分がありますが、この価格で音質のよさを体感できるのは大きな魅力です。装着感を重視したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
A-Focus イヤーピースは、細かな音もしっかり拾えて音楽への没入感を味わいたい人におすすめです。埋もれていた楽器の音すらも掘り起こすほどの中音域の聴こえのよさは、比較したほかの商品にはない魅力。「イヤホンにつけると音質が悪くなった」という口コミに反して、実際に使用した専門家からは「包み込まれるような音楽体験ができる」と好評です。シリコン素材でしっかり密着するものの、つけ心地にはやや懸念点も。比較したほかの商品より軸が短く作られているためか、装着時にイヤホンが直接耳に当たるような感覚が気になりました。モニターからも「耳が痛くなった」という声があり「長時間つけるのが辛い」という口コミどおりの結果といえるでしょう。販売価格は、執筆時点で税込699円~799円前後。比較したほかのイヤーピースには1,000円を超える商品も多いなか、比較的購入しやすい価格帯です。臨場感のある音を楽しみたい人にはぴったりですが、イヤーピースのつけ心地で選びたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
AZLA SednaEarfit MAXは、装着時の安定感が高い商品がほしい人におすすめです。実際に装着したモニターからは、「安定感がある」と好評。比較したなかには頭を振るだけで落ちた商品もあったなか、「歩いたりジャンプしたりしてもまったく落ちない」というプラスの声が上がりました。激しい運動をするときに使用したい人も、満足できるでしょう。シリコンの反発が強くやや圧迫感はありますが、痛みを感じるほどではありません。しかし、「密着する」との口コミに反して密着感は薄めです。比較した同じシリコンタイプのfinalのイヤホン用イヤーピース TYPE Eは長時間でも快適につけられそうな装着感だったのに対し、評価はいまひとつ。「究極の低刺激フィット」との謳い文句とは異なります。イヤーピースを使用した際の音質は、「純正のものと変わらない」という口コミどおりの結果に。やや高音域が強調され、再生機器の種類により中低音の解像度が少し上がった程度です。比較した一部の商品のように音がこもって聴こえることはないものの、音質がよりクリアになったNUARLのイヤーピースのような音質の向上は感じられませんでした。販売価格は、3サイズ1ペアで税込3,980円・1サイズ2ペアで税込2,980円(※公式サイト参照・執筆時点)。比較した商品の約半数が2,000円を切るなか高価格帯ですが、医療用メディカルシリコンを100%採用し素材にこだわっている商品です。とはいえ、圧迫感が苦手な人や音質改善目的でイヤーピースを変更したい人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
センスアビリティ New Bee イヤーピースは、重低音を好む人・ライブ感を味わいたい人におすすめです。音の聴こえ方の検証では、比較したほかの商品にはない沈み込むような重低音が高評価。かなりの迫力で響くため、専門家からも「音に包み込まれる臨場感・ライブ感が抜群」と好評でした。中・高音も細かい音まで再現できており、クリアな聴こえを発揮。「音がこもる」との口コミとは反対に、どの音も聴き取りやすい印象です。しかし、出る音をすべて拾うため、専門家からは「ややごちゃごちゃした音」との指摘も。騒がしさが気になり、比較した上位商品には一歩及ばない結果でした。つけ心地の検証では、やわらかいウレタン素材が耳にやさしく密着。先端が細い形状も相まって、比較したほかのウレタンタイプの商品より圧迫を感じにくい印象です。「耳への圧迫感がある」との口コミに対し、モニターからは「自然につけていられる」と絶賛する声が多く聞かれました。執筆時点での価格は税込1,000円前後と、比較した商品のなかでもお手頃。総合的にみて、音域全体のバランスに欠ける点は惜しいものの、ライブ感のある音を味わいたい人にとっては選択肢のひとつになるでしょう。どの音域もバランスのとれた美しい聴こえを重視する場合は、そのほかの商品もチェックしてみてくださいね。
Comply TrueGrip TG-200は、音質にこだわりたい人におすすめです。実際に商品を使用して音楽を聴いた専門家は、「高音域から低音域までクリアに聴こえる」とコメント。比較した商品には解像度が低く音がこもって聴こえたものもあったのに対し、ボーカルの息遣いや弦楽器の繊細な音まで出せていました。高音域はやや強めで、中~低音域は深みを感じます。それでいて響きすぎず、包囲されているような臨場感がありました。ズンと沈み込む感覚もあり、低音重視の人も満足できるでしょう。専門家は「全体的にナチュラルな鳴り方」ともコメント。口コミで指摘されていたような音質の劣化は感じませんでした。一方で、装着時に圧迫感があるのは気になる点。実際に装着したモニターからは、「装着感が強め」との声が聞かれました。長時間つけていると、口コミのとおり痛みを感じそうです。比較したなかで本商品と同じウレタン素材のものは、シリコン素材よりも密閉感の強さゆえに痛みを感じやすい傾向がありました。「フィットさせるのに時間がかかる」という意見も出ており、慣れるまでは使いにくさを感じるでしょう。なお、試したモニター5人は、全員が普段使っているイヤーピースと同じサイズでフィットしました。3サイズ展開しているので、お手持ちのイヤーピースのサイズを確認しておいてくださいね。謳い文句どおりイヤホンを買い替えずとも音質の向上が期待できるのは魅力的ですが、つけ心地のよさで選びたい人はほかの商品もチェックしてはいかがでしょうか。