KIOXIA EXCERIA PLUS SDXC UHS-I メモリカード
KIOXIA EXCERIA PLUS SDXC UHS-I メモリカード KSDH-A064Gは、高速で処理できる商品をお探しの人におすすめです。専用ソフトでベンチマークテストを行った結果、高評価の基準とした50MB/sを上回る72.2MB/sを記録。連写にも十分に対応できる処理性能です。比較した商品の平均が56.08MB/s(※執筆時点)だったのに対し、カメラの性能を十分に発揮できるでしょう。データ転送の速度もまずまず。連写をしてバッファからSDカードへデータを転送したところ、33.31秒で完了しました。高評価の基準とした30秒は下回りましたが、比較した商品の平均55.86秒(※執筆時点)は超えています。ビデオスピードクラスがV30と安定して書き込める規格のため、4K動画の撮影にもぴったりです。本商品の規格は、UHSインターフェースがUHS-Ⅰ・UHSスピードクラスは3。比較したUHS-Ⅱのクラス3に対応した商品ほど処理は速くないものの、大事な一瞬を逃さず撮影できる性能といえます。現状UHS-Ⅱに対応したカメラは少ないため、非対応のカメラをお使いであれば、本商品で十分でしょう。64GBの価格は、執筆時点で税込4,000〜5,000円程度。比較したなかでは高価ですが、年末年始を除く土日祝も電話サポートが利用でき、万が一のときも心強いですよ。32GB~1TBまで展開しているため、大容量タイプがほしい人にもおすすめです。一方で、今回検証したなかには、もう少し予算を抑えても書き込み速度に優れた商品もありました。予算を抑えたい人やスペックを上げたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
SanDisk Extreme SDカード 64GB
サンディスクのエクストリーム SDカードは、読み取り速度を重視する方にはおすすめできません。検証では約5MBのデータ転送にかかった時間は約2分04秒。遅いわけではないものの、読み取り速度は約42MB/sと上位商品に一歩及ばない結果となりました。ただし、純正のカードリーダーを使用すれば、読み取り速度の向上が見込めるでしょう。一方、書き込み速度においては優れています。9枚の写真を連続撮影した際の時間は7.3秒と、比較した商品の中でもトップクラスの数値を記録しました。連写後もスピーディに次の撮影に取り掛かれます。SDカードとしての性能は十分ですが、より読み取り速度にこだわる方は他の商品も検討してみてください。
SUNEAST ULTIMATE PRO SDXC UHS-II Card
SUNEAST ULTIMATE PRO SDXC UHS-II V60は、連写シーンに使えるUHS-II対応のSDカードがほしい人におすすめです。実際にベンチマークテストを実施した結果、書き込み速度は平均105.23MB/sを記録。比較した全商品の平均である65.51MB/s(※2024年8月時点)を超えており、4K動画の長時間撮影も可能な性能を備えています。「書き込み速度は遅い」との口コミに反して、実使用時の速度も十分な速さです。実際にバッファMAX分のデータを転送したところ、わずか26.95秒で作業は完了しました。比較した全商品の平均が48.42秒(※2024年8月時点)だったことをふまえると、バッファがすぐに空くため次の撮影にすぐ取りかかれますよ。書き込みの最低保証速度を示すUHSスピードクラスは3、動画の書き込み速度であるビデオスピードクラスはV60に対応しています。SDカードとほかの機器の互換性と速さを示すバスインターフェーススピードは、UHS‐Ⅰよりも高速なUHS‐Ⅱ規格です。連写性能を重視する人も満足できるでしょう。ただし公式サイトでの販売価格は容量64GBで税込8,170円(※2024年8月時点)と、比較した全商品のなかでも高めなのは懸念点です。上位商品にはより実使用時の書き込み速度が速い・価格が手頃なものもあったので、UHS‐Ⅱ規格にこだわらない人はほかの商品もチェックしてみてください。
Canvas Select Plus SD カード
キングストンのCanvas Select Plus SDカードは、コンパクトカメラなどで手軽に使える商品をお探しの方におすすめです。大容量データの転送は約1分32秒で完了し、読み取り速度は約54MBと高評価となりました。同じ5GBのデータ転送に3分ほど時間がかかった商品と比較すると、読み取り速度は優れています。また書き込み速度においても、申し分ありません。検証での速度は、約49MB/sを記録。9連写の書き込みには、約7.3秒の時間がかかりました。待ち時間が少なく、次の撮影をすぐに始められます。読み取り速度・書き込み速度ともに、普段使いには十分な性能を備えた商品です。
SanDisk Extreme SDXCメモリーカードは、UHS‐Ⅱに対応していないカメラを使っている人におすすめです。デジタル一眼カメラで連写を行ったところ、データが一時保存されるバッファが一杯になっても、2秒以内に次の1枚が撮影可能でした。比較した商品には、数秒間も次の一枚が取れないものもあったことをふまえると、非常にスピーディです。MAX分のバッファ解消までにかかった時間はわずか27.5秒。比較した全商品の平均約55.86秒を大幅に上回る高記録を達成しました。UHS‐Ⅰ対応の商品のなかでは、トップクラスの速さ記録しており、「動作が安定している」という口コミにもうなずけます。公称値の最大書き込み速度80MB/sに対して、ベンチマークテストでの実測値でも77.7MB/sと大きなズレは生じず、ほぼ表記どおり。比較した全商品の平均である約56.11MB/s(※執筆時点)を大幅に上回りました。4K動画の撮影もスムーズに行える性能を備えているといえます。同じUHS‐Ⅰ対応の商品のなかでかなり高い処理能力を発揮しながらも、価格は1,300円~1,800円(※執筆時点)とリーズナブルなのもポイントです。UHS‐Ⅱに対応していないカメラでの処理性能を重視したい人は、ぜひ本商品をチェックしてみてください。