FRESH FOAM 1080 W M10は、やわらかすぎるクッションがいまひとつ。実際にモニターが走ってみたところ、クッション性が高すぎて足が沈み、弾みが悪く感じました。着地したあと、次の一歩をプッシュしてくれません。しかしその分、優れた衝撃吸収性は評価されました。膝の負担が気になる人は試してみる価値があるでしょう。また、圧迫感が苦手な人におすすめです。あたりがやわらかく、フィット感も良好。やさしい履き心地が靴下のようだと好評でした。それでいてねじれすぎず、足の甲をしっかり守れます。安定性は高いといえるでしょう。ストレスのない履き心地がお好みの人は、ぜひ選択肢に入れてみてくださいね。
onのクラウドスウィフトは、体力不足が気になる人におすすめです。船底型のソールが推進力を生み出すうえ、厚みのある土踏まず部分によって足の力が伝わりやすい設計。リズミカルかつ効率的に走れます。甲周りはほどよいホールド感があり、走りやすさも良好でした。また、安定性・剛性も申し分ありません。型崩れの心配も少なく、耐久性も期待できるでしょう。反発性やクッション性も高評価。着地時に、跳ね返るような反発性を生み出す設計が評価されました。独自のフォームでつくられたソールがクッションとなり、衝撃もしっかりと吸収します。しかし、ソールが硬めのためやわらかな履き心地を好む人には向かないでしょう。レビューを参考にほかの商品もチェックしてみてください。
ウェーブライダー24は、やわらかい履き心地が好きな人には合わない可能性が。樹脂プレートを搭載しているため全体的に硬い点が気になります。一方、その波型樹脂プレートと高反発ソールの働きにより、衝撃吸収性に優れている点は魅力です。加えて、着地時のブレも少なく安定性も高評価。足が守られている感覚をしっかり得たいという人にはぴったりの商品といえます。優れたクッション・反発性は、推進力にも変換されますよ。モニターからは、自然と前に押し出される感じがするうえ、バランスも保ちやすいと好評でした。クッション性がよすぎて疲れるという人もいたので、心配な場合は、短距離から始めて慣らしていくとよいでしょう。機能性が高く安定した走りをキープできる商品ですが、全体的な硬さが気になる可能性があります。柔軟性も重視したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
asicsのGEL KAYANO27は、安定感のある履き心地が好みの人にぴったりの商品です。高硬度スポンジをシューズの内側に搭載することで、足が内側へ倒れ込むのを抑制。さらに、内側と外側にあるヒールカップが軸を安定させ、フォームを整える効果も期待できます。実際に使用したモニターからも、ある程度足は自由に動かせるが、着地のブレはしっかり正してくれると好評でした。ランニング初心者や、正しいフォームで走りたいという人にもおすすめですよ。そのうえ、クッション・反発性も優秀です。かかとやつま先周りに高反発なGELを搭載することで、スムーズな重心移動を実現。軽やかに走れます。安定性が高いがゆえ履き心地はやや硬めですが、各パーツに優れた機能が搭載された一足といえるでしょう。カラーバリエーションが豊富で、選ぶ楽しさもありますよ。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
エアズームペガサス38 レディースは、高いクッション性や反発力を求める人におすすめです。とくに、かかと周りには反発力に優れたリアクトソール・前足部には柔らかなエアバッグを採用しているのが高ポイント。比較したなかにはソールが薄いものもあるなか、ランニングシューズアドバイザーの藤原さんからも「反発性があり、疲れてきても走りやすい」と高評価でした。実際の走り心地も好評で、3人のモニター全員から「地面を跳ねるように走れる」と満足の声があがりました。比較した商品のなかには柔らかいソールによる足への負担が気になるものもありましたが、本商品は曲げても型崩れしにくい硬さがあり、ホールド感も十分あります。口コミで危惧された幅の狭さも、幅広のつま先部分にすることで、前モデルに比べて足幅が広めの人でも履きやすいつくりになっています。長時間のランニングにぴったりの1足といえるでしょう。ただし、走っていてブレることはなかったものの、アウトソールの幅の狭さが気になりました。横幅が広いアウトソールのものに比べると接地面が少ないため、初心者は着地でのバランスがとりにくい可能性もあります。より高い安定性を求める人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。