Brain カラー電子辞書《大学生・ビジネス向け》2022年モデル
シャープ Brain カラー電子辞書《大学生・ビジネス向け》2022年モデル PW-B2は、英語学習がメインで、効率的に検索できるものがほしい人におすすめです。実際に使ったところ、複数辞書検索や手書き検索などアプローチ方法が多様。比較した商品のなかでは珍しく、複数辞書検索でもスペルミスチェックができた点で評価を上げました。収録内容も、大学生向けとしては十分です。「社会人まで頼れる1台」と謳うわりにビジネス系の辞書は少ないものの、「リーダーズ英和辞典」や「ジーニアス大辞典」など英語分野は大学生向け電子辞書のポイントをおさえたラインナップ。専門用語に特化した辞書も搭載しており、授業で英語を読み解くには困らないでしょう。聞く・話す・読む・書くの英語4技能を鍛えられると謳っているだけあって、学習コンテンツも充実していました。リスニング・スピーチをはじめ、TOEIC・TOEFL対策も用意されています。持ち運びやすいのもポイントです。実際に重さを測ると255gと、比較した全商品の平均279g(※執筆時点)よりも20g以上軽量でした。キーボードを折り返して縦型で使えるのも大きな魅力。スマホのように片手で持てるので、通勤・通学中の学習に役立つでしょう。充電式で、連続使用時間は約140時間と比較したなかでも10時間ほど長めでした。使い心地も総じて良好です。比較したほかの商品と同様に、画面の動きがスムーズで音割れもなし。明るさや文字サイズなどの各種調整も可能です。付属のタッチペンもスイスイ書けるので、手書き検索やメモ帳機能も使いやすいでしょう。なお、キーボードはフラットです。比較した凹凸があるタイプよりもやや打ちにくいものの、気になるほどではありません。ECサイトでの価格は、執筆時点で37,000円ほど。画面が反射しやすいのは気になりますが、英語を中心に大学生向けの辞書・学習用コンテンツが充実した一台です。大学4年間使えればよいという人にとっては、価格と内容のバランスが取れています。大学で使う電子辞書をお探しなら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
Brain 電子辞書《高校生向け》2024年モデル
シャープの「Brain 電子辞書《高校生向け》2024年モデル PW-S3」は、暗記科目重視の人向き。縦型学習が可能で、タブレットやスマホのように片手で暗記学習できるのがメリットです。画面も見やすいサイズで、文字サイズは7段階まで調節可能。輝度も5段階で調節できるうえ、電池切れに対応しやすい充電式です。辞書の種類も非常に多く、大辞林・明鏡国語辞典をはじめ、ジーニアス英和辞典・リーダーズ英和辞典など、必須の辞書を含めた37冊を搭載。古語辞典や用語集もあるうえ、36冊の辞書を追加で購入・ダウンロードできます。複数辞書の検索ができ、ショートカットにはよく使われる辞書が自分で登録できるスロットを含めて19個あります。スペルミスへのフォロー・ジャンプサーチ・連鎖検索機能も搭載。しかし、手書き入力がスムーズにできなかったのは惜しい点です。手書き検索を重視しないのであれば、検索しやすいといえるでしょう。暗記学習にうってつけの赤シート機能もカスタム単語帳も搭載。一問一答集・音声読み上げ・スピーキング判定・反復学習も備わっています。一方、2022年発売のモデルと比較すると、英検対策のコンテンツがやや減っていることは気になりました。きちんと対策するなら参考書での勉強も並行したほうがよいでしょう。2024年発売モデルとあって、価格は40,000円前後とやや高額(2025年3月現在)。コストを抑えたい人には向いていない印象です。とはいえ、縦型学習と赤シート機能を掛け合わせて暗記に注力したい人には便利な電子辞書でしょう。
EX-word 電子辞書 高校生 英語・国語強化モデル
カシオ エクスワード XD-SX4910は電子辞書を探しているなら、まず候補にしてほしいアイテムです。収録辞書が充実しており、広辞苑や明鏡国語辞典・ジーニアス英和辞典など、必須の辞書を含む37冊を収録。比較した同社のスタンダードモデルには未収録のリーダーズ英和辞典も入っており、派生語の検索も可能です。追加購入できる辞書も41冊と豊富なので、必要に応じてカスタマイズできますよ。手書きパッドの反応がよく、検索しやすい点も魅力です。実際に自動筆記マシーンを使って試すと、誤認しやすい漢字もしっかり判別できました。使用頻度の高い18種類の辞書のショートカットがあり、アクセスもしやすい設計です。複数辞書の同時検索や、検索結果の言葉をさらに追加で検索できるジャンプサーチや連鎖検索など、便利な機能も搭載。スペルミスにも対応でき、スムーズな検索が可能です。学習機能も十分で、しっかりと反復学習が行えます。比較した2023年発売の同モデル「XD-SX4920」より2種類少ないものの、6種類の英検対策コンテンツを収録。シート学習は非対応ながら、一問一答や音声読み上げ機能・カスタム単語帳など基本的な学習機能がそろっていました。自分にあった方法で勉強を進められるでしょう。使い勝手も良好で、文字サイズと画面の輝度は5段階で調整できます。「画面が小さい」との口コミもありましたが、実測で5.13インチと十分な大きさがありました。しかし、比較した一部商品が対応していた縦型機能はありません。スマホのように片手で操作したい人には不向きです。「予習・復習から受験まで活用できる」と謳うだけあり、型落ちモデルながら1台ですべての学習を網羅できます。2023年発売の同モデルに劣らない性能で、学術的な専門用語まで調べられるレベルの充実度でした。高校生向け電子辞書選びに迷ったら、ぜひ購入を検討してくださいね。<おすすめの人>よいものを安く手に入れたい人収録辞書の多さで選びたい人検索のしやすさを重視したい人<おすすめできない人>縦型で使えるものを探している人
カシオ ビジネスモデル XD-SX8500は、就職後にも役立つものがほしい人におすすめです。「ビジネスコンテンツが充実している」との謳い文句どおり、ビジネス英語辞典を多く収録。比較したほかの商品には手紙やスピーチの文例集しかないものがあったのに対し、日経テストの問題集や不動産・金融業界などの専門用語集も含まれていました。大学の英語学習をサポートする体勢も万全です。大学生に必須のリーダーズ英和辞典や、専門用語に特化した辞書を収録していました。TOEFLには非対応ですが、TOEIC対策に役立つ単語帳や参考書も多く、学習機能の充実度も高評価を獲得しています。実際の使用感も良好。キーボードには凹凸があって区別しやすく、軽い力で押せました。比較したなかには辞書一覧が文字のみで表示されるものがあったのに対し、全コンテンツに写真がついているのも便利なポイント。ひと目でどの辞書かわかるのがうれしいですね。「反応がよく直感的に操作ができる」との口コミに違わず、付属のタッチペンの使い心地も上々です。違和感なくスラスラ書けるので、読めない漢字を手書き入力するときに重宝するでしょう。画面や映像コンテンツの遅延もなく、ストレスフリーな使い心地といえます。ただ、電池を入れたときの重さは293gと少し重め。比較したシャープ製品はいずれも260g未満だったことを思うと、軽さにこだわる人にはあまり向かないでしょう。とはいえ30g程度の差なので、人によってはそれほど気にならないといえます。「登録されている辞書数が多い」との口コミどおり、大学でも社会に出てからも活躍するコンテンツが多いのは魅力。比較した商品のなかでは手頃に購入できるのも利点です。大学での英語学習はもちろん、いずれは外資系企業などへ就職を考えている人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
シャープ カラー電子辞書《中学生向け》 PW-AJ2は、最新モデルより価格を抑えつつ、内容が充実したものがほしい人におすすめです。本品は2019年モデルながら、2022年モデルと並ぶ23冊の辞書を搭載。英語のイラストつき辞書は2011年発売の学研のもので、2019年発売の小学館の辞書を搭載したものには及びませんが、中学生が困ることは少ないでしょう。国語の辞書は2021年モデルと同じなうえ、2022年モデルにはない反対語便覧を搭載しています。間違った問題をピックアップする機能は、国語・英語・社会・理科の4教科に対応。比較したカシオの商品は数学・理科・社会に非対応だったことを考慮すると、優秀な結果です。英語の高校入試向けのコンテンツも豊富。発音トレーニングは比較したどの機種にもありましたが、リスニングコンテンツの高校入試向けトレーニング(一問一答)はシャープのみが搭載していました。英検受験に欠かせない技能や語彙力を伸ばせるコンテンツも充実しています。比較したカシオの商品にはない赤シート機能が搭載あり、反復学習しやすいのも利点。手書き入力の判別能力も高く、口コミで懸念されたタッチペンの感度も問題ありません。電池式だったカシオ製品に対し、充電コストが低い充電式なのもメリット。フル充電で約130時間使えます。262gと軽く、持ち運んで使いたい人にもぴったりです。片手で持てるサイズにたためるので、電車内などでも取り組みやすいですよ。問題集や一部の辞書はやや古いものの、基本的な知識の定着には十分な内容といえます。販売サイトによっては、最新モデルより価格を抑えられますよ。「たくさんのメニューがあり楽しみながら使える」という口コミどおりの商品なので、効率よく学習したい人はチェックしてみてください。