カシオ 英語モデル 2023年モデル XD-SX9810は、大学生向けの電子辞書がほしいすべての人におすすめです。搭載辞書数が53冊と非常に多いのが特徴。とくに英語辞書は多く、比較した商品には9冊のみみのものもあったなか20冊も搭載しています。ニュアンスを解説したジーニアス和英辞典も入っていて、英語論文など実践的な学習にも使いやすいですよ。学習機能も充実しており、TOEIC・TOEFL対策はもちろん、難易度やシーンごとの英単語集も搭載。リスニング教材はビジネス英語にも対応するキクタンシリーズも入っていて、大学生はもちろん社会人になっても使えます。SPI対策問題集など就活に役立つコンテンツも豊富ですよ。「簡単に検索できる」という口コミどおり、検索もスムーズです。複数辞書検索に対応しているため、調べたい情報にたどり着きやすいでしょう。軽い力で手書き入力できたり、打ちやすいようにキーに凹凸があったりと使い心地は良好。検索結果の表示に遅延も見られませんでした。辞書一覧画面がビジュアル表示なのも便利なポイント。「情報量が多く使い勝手がよい」という口コミのとおり、視覚的にわかりやすいと感じました。画面の反射も抑えられていて、目への疲れも感じにくいでしょう。惜しかったのは、重量が287gとやや重たい点。比較したなかには250g程度と軽いものもあり、携帯性の評価は伸び悩みました。とはいえ、持ち運びにくい重さではないため、そこまで懸念点ではないといえます。値段は執筆時点で税込59,400円(公式サイト参照)。比較したなかでも高額ですが、とくに英語を専攻していて学習の質をアップさせたい人にはうってつけです。社会人になってからも使えるため、長く使える一台をお探しの人も手に取ってみてくださいね。
Brain カラー電子辞書《大学生・ビジネス向け》2022年モデル
シャープ Brain カラー電子辞書《大学生・ビジネス向け》2022年モデル PW-B2は、英語学習がメインで、効率的に検索できるものがほしい人におすすめです。実際に使ったところ、複数辞書検索や手書き検索などアプローチ方法が多様。比較した商品のなかでは珍しく、複数辞書検索でもスペルミスチェックができた点で評価を上げました。収録内容も、大学生向けとしては十分です。「社会人まで頼れる1台」と謳うわりにビジネス系の辞書は少ないものの、「リーダーズ英和辞典」や「ジーニアス大辞典」など英語分野は大学生向け電子辞書のポイントをおさえたラインナップ。専門用語に特化した辞書も搭載しており、授業で英語を読み解くには困らないでしょう。聞く・話す・読む・書くの英語4技能を鍛えられると謳っているだけあって、学習コンテンツも充実していました。リスニング・スピーチをはじめ、TOEIC・TOEFL対策も用意されています。持ち運びやすいのもポイントです。実際に重さを測ると255gと、比較した全商品の平均279g(※執筆時点)よりも20g以上軽量でした。キーボードを折り返して縦型で使えるのも大きな魅力。スマホのように片手で持てるので、通勤・通学中の学習に役立つでしょう。充電式で、連続使用時間は約140時間と比較したなかでも10時間ほど長めでした。使い心地も総じて良好です。比較したほかの商品と同様に、画面の動きがスムーズで音割れもなし。明るさや文字サイズなどの各種調整も可能です。付属のタッチペンもスイスイ書けるので、手書き検索やメモ帳機能も使いやすいでしょう。なお、キーボードはフラットです。比較した凹凸があるタイプよりもやや打ちにくいものの、気になるほどではありません。ECサイトでの価格は、執筆時点で37,000円ほど。画面が反射しやすいのは気になりますが、英語を中心に大学生向けの辞書・学習用コンテンツが充実した一台です。大学4年間使えればよいという人にとっては、価格と内容のバランスが取れています。大学で使う電子辞書をお探しなら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
カシオ ビジネスモデル XD-SX8500は、就職後にも役立つものがほしい人におすすめです。「ビジネスコンテンツが充実している」との謳い文句どおり、ビジネス英語辞典を多く収録。比較したほかの商品には手紙やスピーチの文例集しかないものがあったのに対し、日経テストの問題集や不動産・金融業界などの専門用語集も含まれていました。大学の英語学習をサポートする体勢も万全です。大学生に必須のリーダーズ英和辞典や、専門用語に特化した辞書を収録していました。TOEFLには非対応ですが、TOEIC対策に役立つ単語帳や参考書も多く、学習機能の充実度も高評価を獲得しています。実際の使用感も良好。キーボードには凹凸があって区別しやすく、軽い力で押せました。比較したなかには辞書一覧が文字のみで表示されるものがあったのに対し、全コンテンツに写真がついているのも便利なポイント。ひと目でどの辞書かわかるのがうれしいですね。「反応がよく直感的に操作ができる」との口コミに違わず、付属のタッチペンの使い心地も上々です。違和感なくスラスラ書けるので、読めない漢字を手書き入力するときに重宝するでしょう。画面や映像コンテンツの遅延もなく、ストレスフリーな使い心地といえます。ただ、電池を入れたときの重さは293gと少し重め。比較したシャープ製品はいずれも260g未満だったことを思うと、軽さにこだわる人にはあまり向かないでしょう。とはいえ30g程度の差なので、人によってはそれほど気にならないといえます。「登録されている辞書数が多い」との口コミどおり、大学でも社会に出てからも活躍するコンテンツが多いのは魅力。比較した商品のなかでは手頃に購入できるのも利点です。大学での英語学習はもちろん、いずれは外資系企業などへ就職を考えている人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
シャープ カラー電子辞書《中学生向け》 PW-J1は、迷ったら第一に検討してほしい商品です。2021年に発売されたモデルですが、比較した2022年モデルにはない国語の反対語便覧を搭載していました。2022年モデルにある探究学習機能はないものの、知識の幅を広げやすいでしょう。2019年モデルよりも新しい大辞林を使用しています。搭載辞書数は2022年モデルより1冊多い23冊。比較したなかにはイラストつきの辞書がない商品もありましたが、英語辞書・国語辞書ともにイラストつき・一般レベルの両方が入っていました。5教科すべての辞書と問題集のほか、検定や入試対策ができる問題集や単語集も豊富です。英語ではリスニングコンテンツや発音トレーニング機能も充実。比較したカシオの商品にはなかった、高校入試用のリスニング教材があるのもメリットです。文字を隠したり出したりできる赤シート機能は、暗記学習に便利。画面を縦型にすれば、電車内などの狭い場所でも使いやすいですよ。比較したなかには楽しく学べる工夫がない商品もありましたが、遊び感覚で取り組めるアプリコンテンツが搭載されていました。「ゲーム感覚で使用できる」という口コミのとおり、勉強に苦手意識をもつ中学生でも学習しやすいでしょう。口コミどおり検索しやすさも良好。うろ覚えでも正確な言葉に導くスペルチェック機能が、複数辞書検索でも働きます。手書き入力の判別力も高く、比較した商品には10回中5回ほどしか文字を認識できない商品があったなか、平均8.6回認識しました。重量は258gと2022年モデルと並んで軽量なうえ、1回の充電で140時間使用可能。発音スピードや文字サイズなどの調節もできるため、快適に使えますよ。最新モデルより価格を抑えられる型落ちながら、勉強の習慣をつけやすいので、ぜひ購入してみてください。
カシオ 小学生モデル 2021年モデル XD-SX2800は、小学校6年間で不自由なく使える辞書がほしい人におすすめです。収録されている辞書の数は全40冊と豊富。上位商品の小・中学生モデルの51冊には及びませんが、比較した小学生モデルのなかでは非常に充実していました。小学校での学習をサポートするには十分な内容です。検索方法の豊富さも上々。手書き入力に対応し、まだ習っていない漢字の読み方を調べられるのが利点です。キーボードは仮名入力ができるので、ローマ字に慣れていなくても1人で調べものができますよ。辞書は国語辞書16冊・英語辞書9冊を収録。各辞典にはふり仮名がついているので、低学年でもスラスラ読めます。加えて、百科事典・ビジュアル事典など、子どもの興味を広げるコンテンツも豊富でした。漢字の書き順も学べ、「漢字辞書機能が充実している」との口コミどおりの結果です。英検対策は、3級・4級に対応。比較した英検2級に対応している商品と並ぶと、リスニング教材などはレベルが少し低く設定されています。とはいえ、英語の基礎力を伸ばすのにはちょうどよい難易度でしょう。子どもが飽きにくい動画コンテンツもあり、「英語を楽しく学べる」との謳い文句どおりです。キーボードは凹凸があって打ちやすく、比較したほかのモデルと同様に使い心地も申し分なし。重量も291gと、ほか商品と大差ありません。追加コンテンツのダウンロードができるので、子どもの興味が広がった分野の辞書を充実させられますよ。小学校の学習内容に特化した辞書がほしいなら、ぜひ検討してみてください。