トンボ鉛筆のMONO タフは消しゴムの強度と耐久性が魅力で、丈夫な消しゴムをお探しの方におすすめです。本体が硬めでしなるため、折れに強いのが特徴。スリーブに施された四隅のカット・独特の斜めカット・持つ場所を示す矢印など、消しゴムを割れ・折れから守るための工夫が随所に見られます。ただし、消しやすさ・消しカスのまとまりやすさは平均的。検証では線と文字を消すのに3回かかり、消しカスはまとまったものと粉状のものとが半々でした。より機能的で使いやすい消しゴムをお探しの方は、別の商品の検討をおすすめします。
エアイン エアイン エアインハード ER-100AH
エアインハードは、力を入れずに文字を消したい方におすすめです。硬めの消しゴムですが、3回擦れば2Bくらい濃い鉛筆であってもきれいに消せます。消し心地にこだわるなら、試してみる価値のある商品です。しかし、消しカスはまとまらないので、片付けは手間がかかります。粉状の消しカスが出るのが気になる方は、他の商品も検討してみましょう。
ぺんてるのマークシート用消しゴムは、目立っておすすめできるポイントがありませんでした。3回こすってもきれいに消すことができず、黒鉛が余計に広がってしまいます。薄い形状のため、力を入れて広い範囲を消そうとすると、消しゴムが折れてしまうのも残念でした。また消しカスが粉っぽくてまとまりにくく、片付けも面倒です。ピンポイントで消せるのは良い点ですが、使い勝手を重視する方にはおすすめできません。消しやすいだけでなく、消しカスがまとまりやすい商品は他にもありますので、あわせてチェックしてみてください。
今回検証したサクラクレパスのピュアスリムは、本体がスリムで厚みがないため、マークシートや細かい文字などを消すのにおすすめ。筆箱に収納しやすい点も高評価です。また、消し心地がなめらかで消しカスもまとまりやすく、使い勝手は申し分ありません。一方、広範囲を一気に消すのには不向きです。折れにくいように工夫されているものの、力を入れすぎると折れてしまう恐れがあるので要注意。勢いよく消したい場合は、より頑丈な消しゴムを検討したほうがよいでしょう。
uniのなめらか学習消しゴムは、薄い線を消しづらく消しカスのまとまりも悪いためおすすめできません。2B・Bの濃い鉛筆の消字性は高いものの、シャープペンシルの線は3回擦ってもわずかに残ってしまいました。特定の濃さにしか対応できないため、使い勝手は微妙です。また、消しカスが細かくて楽に処理にできません。消しカスが紙にへばりついてしまう点も気になります。消しカスの量は少ないものの、消しカス集めに苦労してしまうでしょう。
今回検証したクルトガ ハイグレードは、普段クルトガを使っている方や、クルトガのデザインが気に入らないという方はチェックしてみてもいいでしょう。程よい重みがあるうえに重心が低いので、スムーズにコントロールできます。また通常のクルトガ同様自動芯回転機能を搭載しており、常に芯が尖った状態で書き進められるのも魅力です。ただし、ペン先が少しガタつくのが気になります。波打つような特徴的な形状のグリップですが、特別持ちやすいとは言えません。また芯の折れやすさも普通レベル。実際に試してみたところ、通常のクルトガと比較して際立ったおすすめポイントはありませんでした。自動芯回転機能つきのシャーペンをお探しの方は、候補に入れてもよいでしょう。