トラスコ中山 TRUSCO 樹脂台車 カルティオ MPK-720は、静かで動かしやすい台車がほしい人におすすめです。実際に男女5人の一般モニターを集めて検証したところ、非常に動かしやすく操作性は比較した商品内でもトップクラスの高評価。なかにはハンドルの高さが80cm未満で腰を曲げなければ操作できない商品があったのに対し、88cmと十分な高さがあり自然な姿勢で台車を押せました。「小さな段差も越えられない」との口コミに反し、段差を乗り越えるのも簡単です。モニターからは「力を入れずに段差を越えられる」などプラスの声が多数あがりました。方向転換もスムーズで「小回りが利いて方向を変えやすい」と好評。狭い角も当たらず回れるので、細い道でも使いやすいでしょう。直進しやすいのもメリットです。比較したなかには押すとフラついて使いにくい商品があったのに対し、こちらは押しても引いてもまっすぐに進みました。荷物が滑り落ちることもなかったので、操作に集中できそうです。走行音が静かな点も強み。約15kgの荷物をのせた際の走行音は、比較した全商品の平均約81dB(※執筆時点)を下回る76.1dBで、謳い文句どおり静かでした。音も反響しにくいため、集合住宅など周囲が気になる環境でも使いやすいといえます。唯一惜しいのは、収納しにくい点です。「大きくてかさばる」との口コミどおり、折りたたんだ際のサイズは幅49.0×奥行78.0×高さ25.7cmと大きく、重量も8.3kgと重め。とはいえ静かで快適に操作できるので、ゴミ出しなどの日常使いから引っ越しまで幅広く活躍しますよ。台車がほしい人は、ぜひ検討してみてください。
SPACEKEEPER キャリーカートは、コンパクトに折りたためて収納場所をとらないのが魅力です。荷台は奥行を縮められて、ハンドルをたたみ込める構造。完全フラットな状態になるため、玄関下などの隙間に入るうえ、平台車としても活用できますよ。ただし、操作のしやすさはいまひとつ。検証で約15kgの荷物を載せて直進したところ、重さに引っ張られ小回りが利きませんでした。検証に参加したmybestの5人のモニターは、ハンドルが荷台に固定されていない点を指摘。「コントロールするのに疲れる」との声も出ました。段差は勢いをつけるか持ち上げないと越えにくく、直進もスムーズとはいえません。また、「タイヤの音が大きい」との口コミどおり、走行時はガラガラと大きなの音が鳴りました。音の大きさは92.15dBと比較した商品の平均82.3dBを上回る結果に。昼間でも周囲に配慮が必要なレベルです。とくに屋外での運搬時に台車を使用したい人には不向きといえます。コンパクトにたためるのは利点ですが、比較した商品のなかには、地面からの反響音を抑える設計で走行音が静かで安定した操作ができるものも。収納のしやすさ以外を重視するなら、ほかの台車もチェックしてみてください。
コーナンオリジナル LIFELEX ブレーキ付き台車 LFX10-6865は、安定して走行できるブレーキつきの商品をお探しの人におすすめです。実際に15kgの段ボール箱を乗せてモニターが走行したところ、直進・カーブ・段差のある場所、すべて難なくクリア。比較したなかには操作時に腕を取られた商品もあったのに対し、「軽い力でなめらかに動き、安定感がある」「小回りが効く」と絶賛されました。荷台に滑り止め加工があり、荷物が落ちなかったのもよい点です。比較した商品では少数派だったブレーキがついており、傾斜がある場所でも安定して乗せ下ろしできますよ。ブレーキは足元で簡単にオン・オフが可能です。静音キャスターを採用しているのもポイントです。実際に走行音を計測したところ、平均77.7dBと静かでした。比較したなかには約92.16dBと非常に騒がしく、人目も気になる商品もありましたが、夜間や住宅街でも使いやいでしょう。屋外やマンションの廊下など、周囲の騒音に配慮したいシーンにもぴったりです。一方で、ハンドルの高さが80cmと低く、背の高いモニターは少しかがむ必要があったのは惜しいところ。一部モニターから「もう少し長めがよい」と指摘されました。とはいえ、ハンドルの手前にカーブがあり、足はぶつかりにくい形状です。キャスターも直径10cmと大きくなめらかに動きます。歩行はスムーズに踏み出せるでしょう。ただし、「少し重い」と口コミで指摘されていたように、重量は9.2kgと重め。収納時のサイズも幅46.3×奥行76.5×高さ23.5cmと大きいため、収納スペースは事前にチェックが必要です。執筆時点で税込10,780円(公式サイト参照)と比較的高価ですが、操作性・静音性に優れた一品。ぜひこの機会に手に取ってみてくださいね。
結論からいうとアイリスオーヤマ スチール台車 PH1504は、狭い場所や舗装されていない道での使用を想定している人におすすめです。mybestの男女5名が約15kgの段ボール箱を載せて操作してみると、非常にスムーズ走行できました。キャスターの直径が10.5cmと大きく、力を入れなくても段差を難なく越えられます。ハンドルはやや低めですが、「安定感があり小回りも利く」との口コミに違わず方向転換も簡単でした。直進も問題なく、「車輪がスムーズに動かない」という口コミは払拭。荷台には滑り止め加工があり、ガタガタした道でも「荷物が少しズレただけ」と好評です。一方、荷台から50cm離れた場所で走行音の大きさを計測すると、比較した全商品の平均値を上回りました。とくに、アスファルトのうえで車輪がガタガタと音を立てる点が気になります。使用する時間帯や場所に配慮する必要があるでしょう。収納性もいまひとつ。比較したほかの商品よりもサイズが大きく、重量も8.3kgと重めでした。どんな道でもスムーズに操作できるのは魅力ですが、車に積み込んだり収納スペースを節約したりしたい人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
サンワサプライ 2WAYキャリーカートは、普段の買い物やアウトドア、どちらにも使いたい人におすすめです。15kg程度の段ボール箱を載せて走行したところ、騒音レベルの平均は72.68dB。比較した商品の平均81.1dB(※執筆時点)を大きく下回りました。買い物の行き帰りにも、周囲を気にせず使える静かさです。2輪のキャリーカートとしても使えるため、高さのある荷物を運ぶときに便利。ハンドルは3段階に高さ調整でき、自然な姿勢がとりやすい傾向にある90.0cm以上をクリアしています。キャスターを折りたためるので、車や玄関の隙間に収納しやすいのも魅力です。大きなキャスターで荷物を安定させたまま段差を難なく越え、方向転換もスムーズ。凸凹道の多いアウトドアシーンでも活躍するでしょう。操作性を検証したモニターからは、押すと「少しの力で方向が変わる」との声が。曲がらないよう注意する必要はあるものの、支障をきたすほどではありません。重量は7.3kg。比較したほかの商品には6kg以下も少なくないなか、口コミどおり重さがあるといえます。とはいえ、全方向に持ち手がわりに掴めるところがあり、持ち運びにくくはありません。住宅街でも使いやすい静音性に優れた一品を、この機会に用意しておいてはいかがでしょうか。