結論からいうと台車 折りたたみ AT059Aは、砂利道や山道など、平坦ではない場所で使用する機会が多い人におすすめ。mybestの男女5名が約15kgの段ボール箱を載せ走行すると、段差を非常に楽に越えられました。直進・方向転換の際に力がいらず、モニターからは「男女問わず扱いやすい」といった声が。「車輪の動きがいまいち」という口コミを払拭したといえます。荷台には滑り止め加工があり、凹凸した道でも荷物が若干ズレる程度。比較したなかには荷物が落ちそうな商品もあるなか、安定感がありました。一方、荷台から50cm離れた場所で走行音を計測すると、屋内・屋外の平均値は82.75dB。比較した全商品の平均値は82.3dbであることを思うと、やや音の大きさが気になります。夜間やマンションの廊下で使う際は、配慮が必要です。また、折りたたんでもかさばり重量が7.3kgある点もネック。舗装されていない道でも楽に走行できるのは利点ですが、持ち運びやすさを優先するならほかの商品をチェックしてみてください。
カインズ モバイルキャリー CA-100は、小型で操作しやすいのが魅力。口コミの「段差に弱い」との指摘に対し、実際に使ったモニター5人全員が「スムーズに乗り越えられた」とコメント。比較したほかの商品には段差の乗り越えに勢いが必要なものもあったなか、荷台の手前側が一段低くなっており、足で踏んで傾ければ難なく走行できました。ハンドルの高さは80cm(※実測値)とやや低めかつ高さ調節ができないのは気になりますが、押せばまっすぐ進みます。小回りも利きやすく、方向転換もなめらか。狭い場所でも使いやすいでしょう。荷台には荷物の落下を防ぐガードがついており、モニターからは「見た目のわりにまったくズレなかった」と好評でした。収納時にはハンドルを荷台へ一体化できるかつ、荷台部分は小さめなため、保管場所を大きくとりません。比較した全商品の平均重量は6kg(※執筆時点)でしたが、本品は3.9kgと軽量。荷台には持ち運び用の持ち手穴がついているのも利点です。軽くてコンパクトなため、収納・持ち運びともにしやすいですよ。一方で、走行音はやや大きめです。実際に荷物をのせた際の走行音は82.6dBと、比較した全商品の平均79.5dB(※執筆時点)をやや上回りました。キャスターにはゴムの一種であるエラストマー・TPRを使用していますが、ガラガラという音が響きます。少し騒がしいため、夜間の使用は避けたほうがよいでしょう。直進・段差の乗り越えともに操作しやすいうえに、省スペースに収納できるのはメリットです。とはいえ、上位商品にはより自然な姿勢で押せて走行音が響きにくいものも。さらなる操作性のよさ・走行音の静かさを求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
結論からいうとMAGNA CART キャリーカート FFは、荷物を車に積み下ろしするシーンにおすすめです。収納しやすさの検証では、キャスターごとたためて高評価に。収納時の高さが9cmと比較したなかでも薄く、車に積みやすいといえるでしょう。騒音計で走行音の大きさを確認すると、騒音レベルは平均78.75dB。「走行音が気になる」という口コミに反し、全商品の平均値である約82dBを下回りました。5名のmybestコンテンツ制作チームのメンバーで使ってみると、持ち手の長さが十分なうえ、身長によって調整できる点が好評です。「段差に突っかかりやすい」という口コミがありましたが、モニターは「スッと段差を越え、よそ見できる余裕がある」とコメントしました。キャスターが10.5cmと大きめで、段差があってもスムーズに進める印象です。一方で、押して使うと安定してまっすぐ進んだものの、引くと左右に振られる感覚がありました。どの方向にもスムーズに動く台車を探している人は、ほかの商品も検討してみてください。
スタンレー 折りたたみ2WAYトラックは、走行音が小さいものや、キャリーカートとしても使いたい人におすすめです。走行中の騒音は実測73.9dBと、比較した商品の平均79.49dB(※執筆時点)より静か。衝撃を吸収するキャスターと反響音を防ぐ荷台を備えており、集合住宅の廊下や夜間の住宅地などでも使いやすい印象です。操作のしやすさも高評価です。ハンドルの高さは最高92cmと比較したなかでは高く、実際に使用したモニターからは「ほどよい高さで操作しやすい」と好印象でした。前輪の直径も12.5cmとかなり大きく、段差の通過もスムーズ。重い荷物を乗せていても問題なく乗り越えられるでしょう。一方後輪が固定式のため、モニターのなかには「引いての移動はスムーズだが、押すとまっすぐ進めない」と感じた人もいました。キャリーカートとしては快適に動かせるものの、台車として使うには難しく感じる場面もあるでしょう。また、収納のしやすさもあまりよくありませんでした。「収納しやすい」との口コミもあるものの、重量は7.3kgと重く収納時の奥行きも60cm以上と大きめ。比較したなかには3kgほどで奥行きが30cm程度のものもあり、収納場所を事前にチェックしておいたほうがよさそうです。総じて、走行音は静かで操作性も比較的高いのが本商品の魅力。とはいえ、収納のしやすさでは重さと大きさが気になるため、より簡単に片付けられるものがほしい場合は、上位の商品も検討してみてくださいね。
SPACEKEEPER キャリーカートは、コンパクトに折りたためて収納場所をとらないのが魅力です。荷台は奥行を縮められて、ハンドルをたたみ込める構造。完全フラットな状態になるため、玄関下などの隙間に入るうえ、平台車としても活用できますよ。ただし、操作のしやすさはいまひとつ。検証で約15kgの荷物を載せて直進したところ、重さに引っ張られ小回りが利きませんでした。検証に参加したmybestの5人のモニターは、ハンドルが荷台に固定されていない点を指摘。「コントロールするのに疲れる」との声も出ました。段差は勢いをつけるか持ち上げないと越えにくく、直進もスムーズとはいえません。また、「タイヤの音が大きい」との口コミどおり、走行時はガラガラと大きなの音が鳴りました。音の大きさは92.15dBと比較した商品の平均82.3dBを上回る結果に。昼間でも周囲に配慮が必要なレベルです。とくに屋外での運搬時に台車を使用したい人には不向きといえます。コンパクトにたためるのは利点ですが、比較した商品のなかには、地面からの反響音を抑える設計で走行音が静かで安定した操作ができるものも。収納のしやすさ以外を重視するなら、ほかの台車もチェックしてみてください。