バッファロー WEX-1800AX4は、家中でネットサーフィンを楽しみたい人におすすめです。比較したほかの商品には、インターネット利用時に重要な下り速度が100Mbpsに満たないものもありましたが、本品の実測値は139.89Mbpsと十分。WEB会議など負荷が大きい作業には物足りないものの、標準画質の動画の視聴やWEBページの閲覧は問題なく行えます。電波が届く範囲も広めでした。実際に戸建て3階にて使用したところ、下り速度の平均は2階の和室で139.89Mbps、3階の階段で118.60Mbpsを記録。設置場所の1階でも高速の基準となる150Mbpsを超えなかったため、口コミどおり高速とはいえませんが、親機から離れた場所でもネットを使えます。メッシュWi-Fiにも対応していますよ。初期設定にも手間はかかりません。WPSボタンがついており、親機とワンタッチで接続できます。専用のスマホアプリに加えて、公式サイトにて説明動画が公開されているのも利点。初心者でも手順に迷わないでしょう。コンパクトサイズかつコンセントに直挿しできるため、すっきり設置できるのもうれしいポイントです。一方で、接続台数を増やすと通信速度が落ちるのは気になります。実際に5台接続時の通信速度は、平均72.08Mbpsをマーク。比較したなかには1台接続時よりも速度が50%ほどしか落ちない商品もあったなか、76.3%も低下しました。スマホとタブレットなど、複数台接続したい人には不向きです。Wi-Fi6対応ですが、混雑した周波数帯を避けて接続できるバンドステアリングや、複数端末を同時接続しても速度が落ちにくいMU-MIMOなど通信を安定させる機能は少なめ。上位商品には高速通信が可能かつ機能が充実した商品もあったので、より快適にネットを利用したい人はほかの商品もチェックしてみてください。
BUFFALO Wi-Fi中継機 WEX-1800AX4EAシリーズ
バッファロー WEX-1800AX4EAは、複数台繋ぐと減速しやすいものの、通信速度はまずまずの商品です。3階建ての一戸建で速度を測定したところ、本商品を設置した2階では最大127.3Mbpsを記録。比較した商品には150Mbps以上出たものも複数ありましたが、標準画質の動画であれば難なく見られる速度です。接続範囲の広さもまずまず。3階や1階の端など中継機から離れた場所では100Mbpsを切りましたが、6か所のうち4か所は100Mpb以上出ました。とはいえ、上位商品にはどの部屋でも150Mbps以上出たものがあったことをふまえると、本商品は家中どこでも快適にインターネットを使えるようになるとはいえません。接続機器を5台に増やした場合の速度減少率は76.1%と、比較した商品のなかでも大きめ。1台接続時の速度も特別速くはないため、接続台数が増えるとWEBサイトの閲覧すら十分にできなくなる可能性があります。混んでいない周波数帯に自動で切り替えるバンドステアリング機能がないため、接続機器が多い家庭には不向きでしょう。機能面では、ビームフォーミングやMU-MIMOなど通信の安定性にかかわる機能を搭載。初期設定の簡単さも比較したなかでもトップクラスで、基本的には本商品と親機双方のWPSボタンを押すだけで連携可能です。公式サイトには接続方法の説明動画も公開されており、初心者でも簡単に設定できるでしょう。コンセントへの直挿し・据え置きどちらもできる2wayタイプで、好みに応じた使い方ができるのも魅力です。薄型ボディで直挿ししても邪魔になりにくいうえ、上側の差し口を塞ぐこともありませんでした。廊下や踊り場など、狭いスペースでもすっきり設置できるでしょう。ECサイトでは、7,000円程度(※執筆時点)で販売されている本商品。ネットサーフィンなど軽めのネット利用であれば問題ありませんが、高画質での動画再生やWEB会議をこなすには通信速度が物足りません。1万円台まで予算を上げれば、家中で快適にインターネットを楽しめる速度が出た商品もあったので、そちらもチェックしてみてください。
ウエスタンデジタル My Book(2021) WDBBGB0040HBK-JEEXは、とくにサポート体制の充実度を重視したい人におすすめです。比較した商品の約半数は1年保証でしたが、本商品は保証期間が3年と長め。期間内であれば返品にも対応してもらえます。電話での問い合わせは平日の9:00~17:00の受付で、有料のデータ復旧サービスもありますよ。無料のバックアップ・セキュリティソフトを公式サイトからダウンロードできるのも魅力です。比較した多くの商品と同様に故障予測機能はありませんが、大切なデータも取り扱いやすいでしょう。なお、出荷時にexFATでフォーマット済のため、WindowsとMacの両方ですぐバックアップできます。転送速度も十分です。実際に転送を行ったところ、1GBのデータは6.5秒・100GBは559.7秒で完了しました。100GBは上位商品ほど速くないものの、10GBは400秒以上かかったものもあり、小容量であれば高速です。ベンチマークスコアも読み込み202Mbps・書き込み198Mbpsと、不便に感じない程度の速度が出ていました。静音性にも優れており、最も大きくなる転送開始時でも騒音値は40.6dBでした。比較した商品には45dBを記録したものもあったのに対し、こちらは耳を近づけないと聞こえないほど静か。「少し作動音がする」との口コミは払拭しました。放熱性も十分で、転送後でも本体は32.7℃と低温を維持しています。販売価格は、執筆時点で税込18,480円(※公式サイト参照)。説明書は英語が多く初心者向きとはいえないものの、転送速度・静音性・放熱性をバランスよく備えているのは魅力です。ある程度パソコンに慣れていて、機能のバランスがよい商品を探している人は、ぜひチェックしてみてくださいね!
Transcend StoreJet 25M3 TS1TSJ25M3Sは、外出先でも手軽に使いたい人におすすめです。口コミに反して転送速度は速く、ベンチマークスコアは読み込み平均136.7MB/s・書き込み平均136.21MB/sを記録。5GBの動画・画像ファイルは40.00秒、16GBのゲームデータは128.7秒で転送できました。比較した商品のなかでは素早かったので、大容量のデータ転送もスムーズに行えるでしょう。付加機能も充実しています。本体には使用状況をお知らせするLEDランプとラバーカバー付きです。比較した商品の半数以上には滑り止めなどの工夫がなかったなか、物理的な損傷による故障リスクは低いといえます。アメリカ国防省が定めたMIL規格に相当する衝撃耐性を備えているのもうれしいポイントです。熱のこもりにくさも高評価です。データ転送開始から30分後の温度は40℃でした。比較した商品のほとんどは42~47℃まで上昇したなか、発熱は抑えられています。故障予測機能がないのは惜しいところですが、価格は容量1TBで約1万円(※2025年3月時点・公式サイト参照)とそれほど高くありません。本体にはワンタッチでバックアップできるボタンがあり、こまめに保存しやすいのも強みです。専用ソフトからセキュリティの設定も行えます。高速かつ手軽にバックアップが取れるうえに、衝撃耐性があり持ち運びにも便利なポータブルHDDなので、ぜひチェックしてみてくださいね!<おすすめな人>耐久性が高くて持ち運びやすいものがほしい人手軽かつ高速でバックアップを取れるものがいい人<おすすめできない人>とくになし
アイ・オー・データ機器 HDD-UTL4KBは、複数番組を同時に録画できる、高性能なHDDがほしい人におすすめです。容量は4TBと大きく、複数番組の同時録画や4K放送の録画に対応しているのが魅力。比較した一部の商品に備わっていた24時間稼動や全録には非対応ですが、観たい番組が重なったときにも使いやすいでしょう。静音性は比較したなかでもとくに高く、テレビ視聴や睡眠を妨げにくいのも利点。実際に100GBのデータを転送した結果、1m離れた場所での稼動音は平均25.67dBに抑えられました。リビングはもちろん寝室に置いても、夜間の録画の音が気になることは少ないでしょう。据え置き型で熱がこもりにくい点も見逃せないポイントです。100GBのデータを30分間転送し続けても、本体温度は最高31℃と低めでした。比較したポータブル型のHDDには50℃を超える商品もあったなか、熱による故障リスクは少ないといえます。比較した一部の商品にはなかった故障予測機能も搭載。専用アプリでHDDの状態を定期的にチェックでき、予期せぬ故障によるデータ紛失に備えられます。滑り止めもついており、衝撃や転倒で破損するリスクも軽減できるでしょう。LEDランプで使用状況がひと目でわかるうえ、睡眠時にはオフにできるので光が気になりにくいですよ。比較したほとんどの商品と同じく、アダプターが大きめでほかのプラグに干渉しやすい点・買い換え時に録画データを引き継げるSeeQVaultに非対応な点には留意が必要。とはいえ、静音性・排熱性能に優れ、故障リスクにも配慮された高性能な1台といえます。テレビ録画用HDD選びに迷ったら、ぜひ購入を検討してみてください。<おすすめな人>静かで故障しにくいHDDがほしい人複数番組を同時録画したい人4K放送を録画したい人<おすすめできない人>とくになし