「上腕式血圧計 BPU-101」は、アイリスオーヤマが医療機器を手掛けるA&D Medicalと共同開発した、上腕式ソフトカフ型の血圧計。アプリ連携はできませんが、画面には圧力表示バーがあり、測定経過を確認しやすいのが魅力です。
日本精密測器 手首式デジタル血圧計 WSK-1011は、簡単に巻ける手首式をお探しの人におすすめです。使用したモニターからは、「手首に掛けるだけなので簡単」「しっかりフィットする」と好評でした。サイズ調整も軽く引っ張るだけと簡単です。比較したソフトカフを採用した手首式はやわらかすぎて扱いにくかったのに対し、本品はハードカフなので片手でも装着しやすいでしょう。巻き心地もよく、モニターからは「内側がすべすべで心地よい」「違和感なく装着できる」とおおむね好評でした。比較した商品には液晶画面が小さくて見にくいものがあったなか、大きい画面にくっきりと血圧が表示されます。動作の開始・終了は、電子音で知らせる設計。空気圧でしか判断できない商品よりわかりやすいですよ。ただし、説明書の文字や操作ボタンが小さいのは気になる点です。また、「タッチセンサーに触れただけで誤作動する」との口コミどおり誤作動しがちで、扱いにくいと感じました。モニターからは「少し触っただけで動いてしまう」「ボタンがフラットで識別しにくい」との声があがっており、慣れるまでや扱いづらそうです。測定が終わるまでの時間は、平均33.58秒とやや遅め。高評価の基準の33秒は少し上回ったものの、比較した全商品の平均34.74秒(※執筆時点)よりは短く、特別遅いわけではありません。とはいえ、上位商品は20秒台で測定が完了していました。忙しい朝などにサッと測りたいなら、ほかの商品も検討してみましょう。手首式を採用しており、正しい位置に合わせにくいのも難点です。比較した結果、上腕式のほうが測定値が安定しやすい傾向がありました。本体が小さいのは魅力ですが、「数値が信用できない」との口コミがあったように数値がぶれやすいので、常用するより持ち運び用にするのがよいでしょう。普段使いするなら、上腕式の上位商品を検討してみてください。
オムロン 上腕式血圧計 HCR-7201は、はじめてでも装着・測定しやすい商品を探している人におすすめ。腕に巻く上腕式カフ型で、片手で簡単に巻けると謳う独自の「フィットカフ」が特徴です。比較した本体に腕を通す上腕式アームイン型や、手首で測る手首式に比べ、適切な測定姿勢をとりやすいのが魅力。「測定しやすい」との口コミどおりの結果で、高評価を得ました。装着のしやすさも十分。実際に使ったモニターから「簡単に装着できた」「形がしっかりしていて装着しやすい」と好評です。腕に沿う形がついた硬めのハードカフで、比較した柔らかめのソフトカフに比べて1人でも簡単に装着できますよ。「巻くのに手間がかかる」との口コミもありましたが、慣れれば手間なく測定できるでしょう。カフをきちんと巻けたかを画面で確認できる機能も搭載。正しく巻けると測定画面に「OK」と表示されるので、初心者も迷わず使用開始できそうです。「画面が大きくはっきり見える」との声があり、操作性も良好。ボタン1つで測定できるうえ、説明書もイラストつきでわかりやすく優秀でした。複雑な操作が苦手な人でも使いやすいでしょう。しかし、測定スピードが平均36.81秒とやや遅い点は気がかり。「測定時間が長く感じる」との口コミがあったように、サッと測りたい人には向かないでしょう。上位商品には、測定時間が20秒台でより負担なく測れたものも。素早く測定結果を知りたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
タニタ 上腕式血圧計 BP-224Lは、簡単操作で正確に測定できる血圧計をお探しの人におすすめです。測定部位を調整しやすい上腕カフ型を採用しているのが特徴。上腕アームイン型のように前傾姿勢にならず、手首式のように位置ズレによる数値の違いも出にくいですよ。正しい姿勢で計測でき、正確な血圧値を記録できるでしょう。「扱いやすい」という口コミどおり、腕にもはめやすい設計です。実際に使用したモニターからは、「クリップで腕を挟むだけで簡単に装着できる」と好評でした。ただし、面ファスナーは粘着力が強く、サイズ調整に戸惑うモニターも。はがすのに力がいるため、力に自信がない人だと調整が難しそうです。ボタンが少ないシンプルな構造のため、操作性は良好でした。「使い方がわかりにくい」との口コミに反し、実際に使用したモニターからは「直感的に扱いやすい」との声があがっています。比較した商品には画面が小さく文字が読みにくいものもあったのに対し、大画面に数値が表示されるのも魅力。お知らせ音が鳴るため、測定開始・終了もわかります。本体には2人×90回分の数値を記録できるメモリー機能を搭載。あとから見返せるため、まとめて手帳に書き写したい人にもぴったりです。Bluetooth通信でスマホアプリと連携させれば、血圧の変動も把握できますよ。手書き派もスマホ派も使いやすいので、家族で共用するのもよいでしょう。しかし、測定時間が平均70.33秒とかなり長いのは気がかり。同じ上腕カフ型のシチズン CHUH904Cは平均26.8秒・パナソニック EW-BU17は平均25.07秒だったのに対し、本商品は「測定時間が長すぎる」との口コミのどおりの結果です。忙しい朝にサッと計測を済ませたい人には向いていません。手早く測定できる商品がほしい人は、ほかの血圧計もチェックしてみてくださいね。
タニタ 手首式血圧計 BP-211は、外出先でもサッと測れる血圧計がほしい人におすすめです。コンパクトで携帯しやすいうえ、測定スピードは平均27.77秒と、比較した全商品の平均約32秒(執筆時点)を下回る素早さ。口コミどおり気軽に測れるので、旅行先にも持っていきやすいでしょう。カフの肌あたりもやさしく、装着は非常に簡単です。比較したなかにはカフが柔らかく装着しにくいものもありましたが、こちらは形のついたハードカフなのではめる際にも安定感があります。口コミで危惧されたような巻きにくさもなく、実際に使用したモニターからは「カフにイラストがあるのでわかりやすい」との声も。はじめて使用する人も迷わず装着できますよ。ボタンの配置がシンプルで、操作性も良好です。説明書の字が小さく読みにくいのは惜しいところですが、一度使い方に慣れてしまえば毎日の測定も難なく行えるでしょう。また手首式は文字が小さく見づらいものもありましたが、こちらはモニターからも「画面がすっきりしていて見やすかった」と好評でした。測定終了と同時に結果が表示されることで終了を伝える工夫もされていますよ。しかし、肝心の測定結果の正確性はいまひとつ。「正確に測れない」口コミどおり手首式は測定値がばらつきやすい傾向があり、上位の上腕式カフ型の商品には及びません。参考程度に測定するならよいですが、毎日の健康管理として血圧を測定したい人は、正確な血圧値がでやすい上腕式カフ型の商品をチェックしてみてくださいね。