結論からいうと、丹平製薬のアトピタ 保湿頭皮シャンプーは泡立て不要のシャンプーです。泡で出てくるうえ、マネキンの髪になじませるとさらに豊かな泡立ちになりました。地肌をこすりたくないときに好適です。成分評価を依頼した専門家は、肌荒れ防止成分のヨモギ葉エキス・キハダ樹皮エキスに注目。保湿成分も多く含み、頭皮の乾燥を防ぎやすい構成です。洗浄剤に、マイルドなアミノ酸系を採用している点も魅力といえます。人工皮脂を塗ったプレパラートをシャンプー液ですすぐと、適度に皮脂を落とせました。また、マネキンの髪を洗ってみると、ふんわりした手触りの髪に。毛先にかけて広がりや引っかかりが気になるものの、ハチ部分は収まりよく仕上がります。内容量は350mL。税込1,375円(執筆時・公式サイト参照)で販売しています。赤ちゃんのデリケートな肌にも適しているので、家族みんなで使いたい人は検討してみてください。
アンジーナジャパン 一体型竹布バンブーおむつは、肌触りと吸水性に優れたアイテムでした。肌あたりの検証では洗濯による劣化もなく、繰り返し使用しても肌触りの良さはそのまま。竹繊維中心ですが、綿素材の布おむつのように優しい使い心地を求める方にもぴったりです。吸水性のテストでも抜群の漏れにくさを発揮したため、1回のおしっこ量が増えても安心。夜間やお出かけ時など、おむつ替えのタイミングが空くときも漏らさずガードしてくれそうです。唯一残念だったのは乾きにくいところ。24時間干しても乾きそうになかったために、20商品中14位となってしまいました。自然乾燥させるのなら、しっかり広げて風に当てると良いでしょう。寒い季節は除湿器やエアコンのある部屋で干すのも効果的ですが、どうしても乾かない場合は低温の乾燥機を使うことをおすすめします。
ANGELJOY 布おむつは、速乾性は同じ素材の布おむつの中では平均的だったものの、ざらざらした硬い肌触りと吸水性の弱さが目立ってしまうことに…。とはいえ、昔ながらの綿100%素材と形を採用しているため、タオルやよだれかけなど、布おむつ以外の使い方ができる点は高評価。汚れも落ちやすく、汚れていたらすぐにわかる色をしているので、衛生的にも安心です。また、おばあちゃんがママのために買ってあげるケースも多く、これからもロングセラー商品として根強い人気を誇りそうです。ただし、こちらの商品を使う際には、おしっこを漏らさないために、折りたたみ方やあて方を赤ちゃんに合わせて工夫する必要があることは覚えておきましょう。
ミノンベビー全身シャンプーは、敏感肌に配慮した設計は魅力ですが、髪の指通りがいまひとつ。1~7歳の子どもに使用したところ、パパ・ママからはきしみ感や毛先の絡まりを指摘する声が目立ちました。比較したなかでも上位商品は指通りがスムーズなものが多くあったのに対し、「キシキシ感が気になる」という口コミどおりの仕上がりです。洗浄力は低めです。スライドガラスにラードを塗って商品を溶かしたぬるま湯で洗ったところ、落とせた量はわずか。比較した商品のなかでも落とせた脂の量は少なめでした。また、無香料タイプで香りがついていないため、汗のにおいをしっかりカバーしたい場合には不向きです。「泡をサッと流せる」と口コミにあるように、泡切れは良好。子どもに使用したパパ・ママからは「すんなり落とせた」とポジティブな声が多数でした。比較したなかでも泡で出るタイプは軽い質感の泡で流しやすい傾向がありましたが、こちらも同様です。泡立てる必要がないうえに、容器も片手でプッシュしやすく、時短にもつながるでしょう。メーカーが0歳から使える処方にこだわっているだけあり、成分評価は優秀です。理系美容家のかおりさんは、洗浄成分に敏感肌に配慮したアミノ酸系のココイルグルタミン酸Kを使用している点を高く評価。「保湿成分としてBGが配合されている」と、保湿成分が入っている点でも評価を伸ばしました。ECサイトでの販売価格はだいたい1,000円前後で、比較した商品のなかでは中間くらいです。詰め替え用もあるので、経済的に使いやすい点はメリット。とはいえ、髪の仕上がりや洗浄力の高さはもう1歩なので、ほかの商品もチェックしてみるのもおすすめです。
メイドインアース 布おむつは、吸水性・速乾性ともに優れた布おむつということがわかりました。水が下まで通ってしまうことはなく、また洗濯後に部屋干しをしても、3時間後にはほとんど乾きます。ただし他の洗濯物のゴミがついてしまう点は残念。洗濯をするときはネットに入れたり、毛玉や糸クズの出にくいものと一緒に洗うなど、多少の工夫は必要かもしれません。オーガニックコットン100%の布おむつで、吸水性には問題がないので、デリケートな肌の赤ちゃんにおすすめです。また高級感・ネームバリューがあるため、出産祝いにも良いでしょう。