乾燥したい、けどドラム式は高い。なら3万円で十分乾く小型乾燥機はどう？【11商品比較】

実際に見てみると、これ「一人暮らしにちょうどいい！」というのが率直な感想です。その理由は、サイズと設置しやすさ。

乾燥容量は1.5〜3kgほどと少なめ、幅と奥行きは大きめの電子レンジくらいのサイズなので狭いスペースでも置けるのが特長。本体重量も15kg程度と、持ち運びも容易です。

ガス式衣類乾燥機のように壁に排湿パイプをとおす必要がなく、排水しない製品が多いので大型衣類乾燥機のような排水パイプも不要です。普段はジャマにならない場所にしまっておいて、必要になったら好きな部屋の好きな場所で使えるという、設置の自由度の高さがうり。

設置のために壁や床を傷つけることがないため、賃貸でも問題ないのもポイントです。

これがあるだけで、部屋干しせずに乾燥できるから、“生乾き臭”を防げる。さらに、週末に洗濯機でまとめ洗いしながら、同時に洗濯済みの衣類を乾燥する、なんてことも可能です。洗濯物の乾燥をどうするか？と悩む人の強い味方になることは間違いありません。

小型かつ価格も3万円台という格安帯と聞くと、本当に乾燥できるの？と疑いたくなってしまうもの。大前提、衣類をしっかり乾燥できなくては意味がありません。

そこで今回「マイベスト」では、洗濯のプロと一緒に、「乾きやすさ」や「乾燥時間の短さ」など5つのポイントで徹底比較！11商品を集めて検証するなかで、コンパクトなのに実用性のある1台を発見しました。

「そろそろ梅雨がはじまるけど、部屋干しはイヤ……」「梅雨しか使えないのはコスパ悪い……」と思っている人こそ、検討する価値アリです。

ちなみに厚手のパーカーは、衣服自体の裏側やフードは十分に乾いていましたが、ポケットの内側に少し水分が残るという結果に。衣服によっては再度乾燥したり、軽く干したりする必要はあるでしょう。

本商品はお手入れ時期を知らせてくれる機能はないので、こまめな清掃が必要。乾燥機能を維持するためにはフィルターの清掃も必要ですが、フィルターは使い捨てではないため、基本的には1回ごとに掃除することが推奨されます。掃除機でしっかり吸うようにしましょう。

少し手入れの手間がかかる商品ではありますが、雨で洗濯物が乾かない日や、洗濯物をまとめ洗いする週末など、たまに使うだけならストレスにはなりにくいでしょう。