BASECAMP 自転車ヘルメット BC-010は、ロードバイク初心者や通勤通学用に使用したい人におすすめです。便利な機能が豊富で、着脱可能な内側パッド・バイザー・虫よけネットを搭載しています。比較した半数以上の商品が非搭載だったリアライトを搭載しているのはとくにうれしいポイント。夜道で走行する際の安全性にも配慮されています。重量は237gと、比較した商品の平均重量254.7g(※執筆時点)を下回る軽量タイプです。首や肩への負担が少ないので、ヘルメットを被り慣れていないサイクリング初心者にも適しています。JCF認証は受けていないためレースには参加できませんが、普段使いするぶんには何の問題もありません。ただし通気性がよいとはいえず、頭部の涼しさはいまひとつです。実際に男性モニターが着用したところ、フィット感にも賛否両論でした。「頭を動かしてもヘルメットが動かない」「微調整しやすい」とプラスの声がある一方、「隙間がある」「硬い部分が当たる」と感じた人もいます。「顎ひもの調整に手間取る」という口コミ同様の声が聞かれた点も気がかりです。比較したなかには日本人の頭の形状と相性がよいものもあったのに対し、こちらは個人差が顕著に表れました。本体の頭囲サイズは約57〜62cmなので、自分の頭囲を正しく測ったうえで、合うかしっかり確認しておきましょう。執筆時点の価格は税込5,000円以下(※ECサイト参照)と、比較したなかでもリーズナブルです。頭囲が合う人かつレースに興味がない人には便利で使いやすいアイテムですが、上位商品にはより日本人の頭に合いやすい形状で、被り心地に優れるものもあるため、比較して検討してみてくださいね。
KASK RAPIDOは、軽さ・涼しさを兼ね備えたものをお探しの人におすすめです。実際に重さを量ると、Mサイズ223g・Lサイズ249gと非常に軽く、比較した全商品の平均254.7g(※執筆時点)を下回りました。数十gの違いでも疲労につながりやすい点を考慮すると、長時間におよぶロードレースなど、頭・首・肩への負担を減らしたいシーンでも使いやすいでしょう。24個の通気口を備え、涼しさも申し分ありません。サイクルキャップをかぶって本品を装着し風を当てると、内部の温度は2.9℃も低下。比較した全商品の平均が2.05℃(※執筆時点)、同じJCF公認商品のオージーケーカブト「rezza-2」や「RECT」が2.2~2.3℃だったなか、「通気性がよく走っていて爽快」との口コミどおりでした。蒸し暑い夏でも気持ちよくサイクリングを楽しめます。フィット感もおおむね良好。ゆとりがある形状で、比較した海外メーカーのなかでもモニター満足度は高めです。アジア人向けに設計されたオージーケーカブトの商品できつさを感じた成人男性モニターも、すっぽり頭を包めました。ただ、隙間ができたり左右にブレたりした人もいたので、個人差はあるといえます。顎ひもはやわらかく肌あたりも問題ありません。後頭部のアジャスターは前後にも可動域があり、頭の形に合わせて調節できました。しかし、顎ひも・アジャスターともに部品が硬く、調整するのに力が必要だったのは気になるところ。力が弱い人や子どもには、扱いにくい可能性があります。シンプルなつくりで、便利な機能は少なめです。内側のパッドは取り外して洗えるため、衛生面は十分。一方で、虫よけネット・反射板・リアライトなど、プラスαの機能はほぼありませんでした。夜道を走行する人は、反射シールなど貼るなど工夫が必要です。とはいえ軽量かつ通気性が高く、レースから日常使いまで幅広く使えるのは見逃せないポイント。デザインもシンプルで、コーディネイトしやすいでしょう。暑い季節でもスピーディな走りを堪能したい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
OGK KABUTO REZZA-2は、とにかく軽くて快適に使えるヘルメットをお探しの人におすすめです。重量は実測値で215gと非常に軽く、比較した全商品のなかでも最軽量(※執筆時点)でした。実際に被ったモニターからは「首や頭がまったく痛くならない」との声が聞かれ、通勤・通学はもちろんレースなど長時間の使用でも負担を感じにくいでしょう。日本人の頭に合わせて設計されており、適度なフィット感もモニターから好評。海外モデルには、幅が狭く窮屈さを感じるものもありました。本品は「大きすぎてズレてしまう」という口コミ同様の声があったものの、幅広い人に合いやすい形状といえます。アジャスターは操作に戸惑う人が一部いましたが、コツをつかめば問題ないでしょう。使い心地を向上させる機能も豊富。内側のパッドは取り外して洗えるうえ、比較したなかでは半数ほどしかなかった虫よけネットを搭載。反射材つきで車から気づかれやすく、安全性も考えられた設計です。ベンチレーションがあり内部の通気性が高く、涼しさの評価も優秀です。実際に扇風機の風を当てて内部の温度変化を計測すると、元の温度から2.2℃低下。通気性の妨げとなる虫よけネットがありながら、比較した商品内では涼しさをより体感できました。蒸し暑い夏でも使いやすいといえます。安全性の規格であるJCF認証を受けており、国内レースで使えるのも利点です。カラー展開も全15色と豊富で、好みに合うものが見つかりやすいでしょう。軽さ・涼しさ・使いやすさを兼ね備えた欠点の少ない商品なので、はじめて使う人からレースに参加する人までぜひ検討してみてください。
Master Lock U字ロックは、頑丈でピッキングにも強い鍵をお探しの人におすすめです。実際に大型工具を使用して鍵を壊そうと試みましたが、壊れないだけではなくほとんど傷もつきませんでした。比較したチェーンやワイヤータイプの多くはすぐに切れてしまったのに対し、メーカーの謳い文句どおりの高い耐切断性が期待できますよ。特殊なつくりのシリンダーキーを採用しており、ピッキングのしにくさも高評価です。比較したなかには簡単なナンバー式の商品も多くありましたが、こちらは家の鍵にも使用されている形のため、ピッキングによる被害を防ぎやすいでしょう。ただし重量が1kg以上と重めなのはネック。比較した商品には100g未満の軽い商品もありましたが、こちらはカバンに入れると持ち運びしにくいのが気になりました。自転車に取りつけられるホルダーがあるのは便利ですが、その分車体も1kg重くなることを考慮すると、長距離サイクリングには不向きでしょう。また鍵の形状が固定されており、比較したワイヤータイプのように自由に変形できません。駐輪するポールやフェンスの位置によっては、一緒にロックしにくい可能性もあります。施錠にもコツが必要なため、使い始めはやや手間取るかもしれません。とはいえ、比較したU字ロックにしては大きめであることや、頑丈でピッキングしにくいことを考えると、総合的に防犯性が高く扱いやすい商品といえます。鍵が4つ付属していて、自宅や職場にスペアキーを保管できるのもメリットです。自転車の鍵選びに迷っている人は、ぜひ購入して試してみてくださいね。
ダイソー ワイヤロック 45cmは、駐輪時間が短い人には検討の余地があるものの、盗まれる可能性は高め。自転車の鍵にはU字・ブレード・チェーン・ワイヤーの4種類があります。本品は直径7mmと細めのワイヤータイプで、小型のワイヤーカッターでもわずか8秒で切断できてしまいました。比較した「ABUS ULTRA MINI 410」のような頑丈なU字タイプと並ぶと、安全性は低いといえます。施錠方法にはダイヤルナンバー式を採用していますが、桁数が4つと少なくピッキングされやすいのも難点です。比較した商品には10万通り以上の組み合わせを備えたものがあったなか、1,296通りと少なく20分かからず開錠されてしまうことも。ナンバー式を選ぶなら、1万通り以上あるものを選びましょう。一方、重量88.5g・全長45cmと軽量かつコンパクトで、持ち運びやすさは非常に優秀。比較した商品内では、ポケットなどに入れやすい重量100g以下の軽いものが、手軽に携帯できると高い評価を得ました。自転車に固定できるホルダーはありませんが、持ち運びの負担は少ないですよ。ワイヤー式で形を自由に変えやすく、鍵のかけやすさも良好です。柔軟性があるため、場所を問わず施錠しやすいといえます。ただし内周は47cmと小さく、ポールやフェンスと一緒に固定する「地球ロック」には不向き。ロードバイクなどスポーツ系の自転車に使うなら、鍵の内周が60cm以上あるものを検討しましょう。価格は税込110円と、比較したなかでもかなり手頃(※執筆時点・公式サイト参照)。短時間だけ置いておきたい人や予備用として検討している人には、候補となります。とはいえ頑丈さやピッキングのされにくさを重視するなら、ほかの商品を検討してください。