第一精工 ジョーグリップMCは、魚を楽に掴める手頃な商品がほしい人におすすめです。魚の口に指を入れて持ち上げるバス持ちグリップタイプで、親指をつまむだけで簡単にアームの開閉が可能。グリップは指に沿う凹凸つきで、手にフィットします。比較したなかには、トリガーを引く力の大きさが4kgを超える商品が多かったのに対し、1kgと軽々操作できました。ただ、口が小さな魚には差し込みづらい可能性も。アームの厚さは22mmと分厚めで、4mmと薄い「DAIWA フィッシュグリップV」に比べると、「魚の口が半開きだと入れづらい」との口コミどおりといえます。開閉自体はスムーズにできるため、魚を持ち上げる際に手首にかかる負担は少なく済むでしょう。持ち運びやすさは高評価を獲得。比較した商品内では、全長が20cm前後・重量が170g以下だと釣り場でかさばりにくい傾向があり、本品は全長13cm・重量74gとコンパクトかつ軽量です。グリップにはカラビナをつけられるため、フローディングベストやバッグにもぶら下げられますよ。グリップ力も悪くありません。実際に掴むと、木の板と100gのおもりを持ち上げられました。ただし「スミス イージーフィッシュグリップ22」は独自構造採用で500gまで耐えられたのに対し、本品はおもりを足していくと滑り落ちたのは気になるところ。使用時には親指が抜けないよう注意しましょう。アームの先端には、魚の口を傷つけないよう工夫が施されています。公式サイトでの販売価格が税込1,980円と、比較したなかで手頃なのもメリット(※執筆時点)。とはいえ、上位商品にはグリップ力に優れるものもあったので、大物狙いの人はほかのフィッシュグリップも検討してみてください。
シマノ フィッシュグリップR UE-302Tは、大物を逃さずキャッチしたい人におすすめです。タイプは銃のように持てるガングリップで、手触りはさらっとしています。比較したほかの商品には、トリガーを引くときの力の大きさが4kgと重いものがありましたが、本品は3kgと軽くなめらかな引き心地でした。アームの開口部は幅2.7cmと広く、厚みも4mmと薄手。魚の下あごをスムーズに掴めるといえます。アームの先端はそれほど尖っておらず、魚を傷つけにくいのもメリットです。開口部は幅1cmまでであれば掴んだ状態をロックできるため、フックの取り外しなどもしやすいでしょう。実際に木の板とおもりを掴んでアームのグリップ力を確かめたところ、250gの重さにまで耐えられました。比較した全商品の平均214g(※執筆時点)を大きく上回っており、「魚をガッチリ掴める」とメーカーが謳うとおりの性能といえます。大物もスピーディかつしっかり掴み続けられますよ。持ち運びの面では、全長は24.6cmと大型なものの、重量は150gと軽量です。比較した商品内では重さが170g以下だと軽く感じられる傾向があったことをふまえると、長時間腰にぶら下げても負担になりにくいでしょう。公式サイト記載の販売価格は、税込17,490円(※執筆時点)。比較した商品のなかでは高価ですが、フィッシュグリップに重要な魚の掴みやすさ・グリップ力を兼ね備えています。大物狙いの人は、ぜひ購入を検討してみてください。
ダイワ フィッシュグリップ V230は、スムーズに魚を掴める商品を探している人におすすめ。比較したなかにはグリップに工夫が施されていない商品も複数あったなか、こちらはグリップに手の指に沿った凸凹があり、握った際のフィット感に優れています。アームが薄く、最大開口幅も4.1cmと広いため、大型魚でもスムーズに掴みやすいでしょう。全長は23cm、重量は177gで、持ち運びやすさも好評。比較した際、全長20cm前後・重量170g以下の商品はコンパクトで持ち運びやすい傾向がありました。本商品はその基準よりわずかに長く重めですが、十分に軽く扱いやすい印象です。グリップ力はまずまず。重りをつけた木の板をグリップで挟み、何グラムまで掴み続けられるかを調べた検証では、200gまでの木の板を掴めました。比較したなかには50g程度しか掴めない商品もあり、グリップ力が弱いわけではありません。しかし高評価と判断できる基準は250gのため、「魚が落ちてしまう」という口コミどおり、魚の大きさによってはグリップ力に不安を感じる可能性も。グリップが握りやすくアームの性能もよいため、魚の掴みやすさにこだわりたい人にはおすすめの商品です。とはいえ上位にはよりグリップ力が強い商品もあるため、大型魚をしっかりと固定したい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
DRESS グラスパー ヘビー フィッシュグリップ
グラスパー ヘビー フィッシュグリップは、釣り場で身軽に動きたい人におすすめです。折りたたみ式で、全長は20.5cm・重量は193g。比較したなかには全長30cm・重量200gを超えるものもあったなか、比較的コンパクトかつ軽量でした。加えて、グリップにはロープの取りつけ穴つき。フローティングベストやバッグに取りつけて楽に持ち運べます。スムーズに魚を掴みやすい形状なのも利点です。ガングリップタイプでトリガーの硬さは3kgと、比較した全商品の4割が4~5kgだったなか軽い引き心地でした。アームの先端からグリップまで18.5cmの長さがあるのもうれしいところ。もし魚が暴れても安全に掴みやすいでしょう。グリップには凹凸があるため手にフィットしやすく、しっかり握れますよ。グリップ力も申し分ありません。実際におもりを追加したところ、比較したグローブライドの商品は50gまでしか耐えられなかったのに対し、こちらは200gの重さまで耐えられました。250gの重さに耐えられたシマノの商品には一歩及ばないものの、小型魚~中型魚狙いの人にはぴったりです。アームの先端が平らで魚を傷つけにくい点も特徴的。リリースを前提としている人にも向いています。フィッシュグリップ選びで迷っている人は、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
OGK フィッシュクリッパースリム OG645COGは、持ち運びやすい手頃な商品をお探しの人におすすめです。本体は全長21.5cm・重さ132gとコンパクト。比較した商品内には全長35cm以上・重さ400g以上ある大型のものもありましたが、こちらは腰にぶら下げても負担になりにくいでしょう。「サイズが丁度よい」という口コミにも頷けます。グリップ力も高く、200gのおもりをつけた木の板を挟んでもしっかり保持できました。高評価基準の250gには届かなかったものの、比較した商品の1/3以上が100g以下だったことを考慮すると、ある程度大きな魚でもキャッチしやすいといえます。アームの先端には丸みがあるため、魚の口を傷つけにくいのも利点です。形状は、指1本でトリガーを引くストレートグリップ。比較した商品内では銃形のガングリップのものが扱いやすい傾向がありましたが、本品も軽い力でアームを開閉できました。グリップ部はやさしい質感のコルクで、心地よく握れる点も魅力。ただアームの開口幅は最大2.3cmと狭く「キャッチするのが難しい」との口コミは否定できず。魚の下あごに引っ掛けるには慣れが必要です。執筆時の値段はECサイトで1,000前後。比較した商品には5,000円を超える価格帯のものが多かったなか、リーズナブルで初心者でも手に取りやすいでしょう。スリムな形状にこだわっているだけあって携帯性も優秀。とはいえ大物狙いの人は、グリップ力や操作性により優れた上位商品も検討してみてください。
ダイワ フィッシュグリップ ST225は、グリップ力と持ち運びやすさのどちらも譲れない人におすすめです。実際に本品で木の板を挟み重りを少しずつ加えたところ、比較した全商品の平均値229g(※執筆時点)を上回る300gまで耐えられました。なかには50gの重りにも対応できないものがあったのに対し、大物を狙いたい場合にも重宝するでしょう。持ち運びやすいのもメリット。比較したほかの商品には、長さが30cm近いものや重量が200gを超えるものがあるなか、全長22.5cm・重量144gと軽量かつコンパクト。陸を歩き回ってポイントを探るランガンスタイルの釣りにもぴったりです。フローティングベストにぶら下げても邪魔にならないので、足場の悪い磯場などでの釣りにも適していますよ。魚の掴みやすさも良好です。実際に60cm級のシーバスを掴んだモニターからは、「大きく開くので、口に差し込みやすい」などの声が集まりました。一方、「トリガーが硬い」との口コミどおり、トリガーの引き心地はいま一歩。滑り止めラバーつきで握りやすいものの、「角ばった形で指が痛くなりやすい」との意見もあがりました。グリップ力や持ち運びやすさなどの実用性に優れているだけでなく、見た目がおしゃれなのも魅力のひとつ。シルバー・ゴールド・レッドのシンプルなカラーのほか、桜柄が配されたボタニカルピンクも選択できます。デザイン性・携行性・グリップ力にこだわるなら、検討してみてはいかがでしょう。