ザムスト マウスカバーは、頻繁に使ってもヨレにくく呼吸しやすい商品がほしい人に候補となるアイテム。耐久性は非常に高く、手洗い・部屋干しの工程を20回繰り返しても、見た目や繊維の劣化はほぼ見られませんでした。比較したほかの商品には、若干の色落ちが確認されたものがあったなか、本品は長く使いやすいといえます。呼吸のしやすさも良好です。メッシュ生地で通気性がよいうえ、口元には適度な空間がある立体型。実際に使ったモニターからは「一般的なマスクより呼吸しやすい」と好評で、「息苦しさを感じにくい」との口コミにも頷けます。「湿気がこもりにくく快適」との声もあり、汗による不快感も少なめ。「汗で蒸れやすい」との口コミに反し、長時間でもつけやすいでしょう。つけ心地もおおむね好評で、モニターは「フィット感に問題はなかった」「耳への負担は感じなかった」などとコメント。「軽い会話ならズレを感じない」との意見もあり、声掛けが欠かせない団体競技でも使いやすいといえます。ただふつうサイズは大きすぎると感じた人が複数いたので、顔の大きさに応じて小さめサイズもチェックしてみてください。肌あたりはいまひとつで、「素材が硬めで擦れる感覚がある」との意見も。比較した柔らかい布地を使った商品と比べると、肌が敏感な人にはやや不向きです。速乾性も高いとはいえず、濡らして20分後の水分の蒸発率は45%と、高評価基準の60%には及びませんでした。頻繁に使う人は、洗い替え用も用意しておきましょう。カット性能の評価も伸び悩みました。ブロックできた疑似花粉は35%と少なく、マネキンの鼻周りや頬のすき間に多く付着。吸い込み量も多く、口元には疑似花粉が層になるほどついてしまいました。スポーツマスクに求められる通気性を備える一方で、花粉対策には物足りない結果です。カット性能を重視する人は、ほかの商品を検討しましょう。
ヨネックス ベリークールフェイスマスク AC480は、激しい運動中にマスクをしたい人におすすめです。実際にモニターがマスクをつけて運動したところ、比較したなかには生地が口元に貼りついてしまうものもありましたが、メッシュ生地や立体的な構造により息が乱れてきても楽に呼吸できました。汗による蒸れも少なく快適。モニターからは「吸湿速乾性に優れているのかサラっとしている」との声も多く、暑い時期の運動にもおすすめですよ。また、アンダーアーマーのマスクなどの生地が厚めの商品に比べ、生地が薄くてフィット感も優れていました。モニターからも「やさしい肌あたりで楽だった」と好評です。耳掛け紐はやや使用中の圧迫感はあったものの、アジャスターつきでズレにくく、会話をしながら運動ができました。ぴったりとフィットしやすい設計は、カット性能にも貢献しています。疑似花粉を使用した検証では、鼻周り・頬のすき間漏れが少なく、マスクの内側にセットしたティッシュに付着した擬似花粉もわずかでした。同じく通気性のよいメッシュ生地を使用したアシックスのランナーズ フェイスカバーに比べてもカット性能が高く、花粉対策としても使えそうです。さらに、マスクを20回洗濯した耐久性の検証では、色落ちは見られたものの、繊維にほとんど劣化はありません。柔らかい素材ながら、十分な耐久性といえます。ただし、速乾性にやや劣るため、毎日使用する場合には洗い替えを用意しておくとよいでしょう。スポーツマスクとして重要な呼吸のしやすさやフィット感に非常に優れ、カット性能などの機能性も申し分ありません。運動中のマスク選びに迷った人は、購入を検討してみてくださいね。
アイデア AIR-G スポーツマスクは、軽い運動で使いたい人におすすめ。4人のモニターが商品を使い有酸素運動をしたところ、「呼吸がしやすい」との口コミ同様、通気性が高く楽に呼吸できました。比較した商品内でも、本品のようにメッシュ素材を使用したものは息苦しくなりにくい傾向が。多少汗をかいても不快感は少なく、「汗を吸収し素早く乾燥させる」との謳い文句にも頷けます。口元をしっかり覆えるうえ耳紐を調節でき、つけ心地も申し分なし。口を動かしてもずれにくく、「安心感がある」「フィット感が高い」との声が聞かれました。密着感の高い「ナイキ ベンチュラー」は圧迫感を指摘されたのに対し、本品は耳への負担感も少なめ。メッシュ素材でサラサラ感をキープしやすく、肌のチクチク感や擦れもあまり気になりません。耐久性も優秀です。洗濯を20回繰り返しても、マスクの見た目や繊維に変化はありませんでした。一方で、速乾性はもう一歩です。水を吹きかけたマスクを20分放置しても水分は約44%しか蒸発せず、比較した全商品の平均約49.7%(※執筆時点)を下回りました。やや乾きにくいため、使用する前日に洗濯をしておくのが無難です。比較した大半の商品と同様に、カット性能もいまひとつ。マスクの上から擬似花粉を吹きかけると、60%ほどしか防げませんでした。布地で作られた「ミズノ ブレスサーモマウスカバー」は80%カットできたのに対し、フィルター機能にはあまり期待できないでしょう。花粉や飛沫対策での使用には不向きです。通気性に優れていて、ウォーキング・ランニングなどの軽い運動時に使いやすい本品。「ちょうどよいフィット感」という口コミどおりつけ心地もよく、快適に体を動かせます。とはいえ、洗濯後の乾きやすさやカット性能にもこだわりたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
JOG MASK ジョグマスクは、息が上がるような運動をするときにおすすめです。実際にモニターが装着して運動をしたところ、全員から「息苦しさをほとんど感じない」と好評でした。なかには息がこもってしまう商品もありましたが、こちらはメッシュ生地の立体構造で口元に空間ができる設計。メーカーの謳い文句どおりの通気性があり、運動中でも快適に呼吸できるでしょう。つけ心地もとてもよく、柔らかな生地が顔にぴったりとフィット。普通に会話するぶんにはずれることもありませんでした。耳紐も柔らかく、クリップで自由に調節できます。比較したなかには紐が硬く、痛くなる商品もありましたが、こちらはモニター全員から「耳に負担がかからず痛くない」と好印象。これなら長時間つけたままでいられるでしょう。速乾性も非常に高く、マスクに噴きかけた水分は20分後には100%蒸発しました。全体平均の約49.7%(執筆時点)に到達しない商品も多いなか、優れた速乾力を発揮できています。着用中も蒸れによる不快さを感じたモニターはほぼおらず、汗をかきやすい季節に使いやすいですよ。耐久性も高評価。手洗い洗濯と乾燥を20回繰り返しても、大きな劣化はありませんでした。比較したなかでは、本品のようなメッシュ生地は耐久性が高い傾向があり、こちらも丈夫で長持ちしやすいといえます。気兼ねなく洗えるので、毎日使いたい人にもうってつけです。ただし、花粉のカット力はいまひとつ。疑似花粉を吸い込ませてみると、マスクのなかにほとんど通過し、はっきりと目視できるほど付着しました。比較したほとんど疑似花粉を通さない商品と比べると、花粉が気になる季節の使用には注意が必要です。運動時にぴったりの通気性やつけ心地のよさがありますが、花粉をしっかり防ぎたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
GOGO789 Runner Air Maskは、運動中でも呼吸しやすいものを選びたい人や、花粉が気になる季節に使いたい人におすすめです。実際に4人のモニターで使用したところ、口元に空間を確保しやすく、「運動中でも息がしやすい」と全員から高評価でした。比較したなかには生地が顔に張りつく商品もありましたが、こちらはマスクの凹みも気にならないでしょう。耳掛け紐は、比較した柔らかい素材の商品に比べるとやや硬め。しかし使用中の耳の痛みはほとんどなく、生地のチクチク感も気になりませんでした。フィット感もおおむね良好で、モニターからは「密着すべきところのフィット感が高い」「会話をしてもずれない」との声も。ただし、やや大きめ仕様のため、人によってはマスクの浮きが気になる可能性があります。花粉カット力も優秀で、検証では85%もの疑似花粉をカットできました。花粉が半分以上通り抜けてしまった商品もあったなか、春や秋の外での運動にも使いやすいでしょう。また耐久性も高く、20回手洗いをしても繊維の乱れやヨレは見られませんでした。しかし、メーカーの謳い文句に反して、速乾性はやや控えめ。水分の蒸発率をチェックしてみると、全体平均にあと一歩及ばない蒸発量でした。湿気もややこもりやすいので、汗をたくさんかくスポーツでは注意してくださいね。乾きにくい点はありますが、呼吸のしやすさ・つけ心地ともによく、豊富なカラーバリエーションも魅力です。運動中でも快適にマスクを装着したいなら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
ノースフェイス ムーブプラスマスクは、呼吸がしやすく、長時間でも快適につけられるスポーツマスクを選びたい人におすすめです。実際につけて有酸素運動を行ったモニターからは、「内側がメッシュなうえ、口元に空間があるので呼吸しやすい」と好評。比較したなかには息がこもって苦しくなる商品も複数あったなか、息が上がった状態でも快適に着用できました。また、長くつけていても耳が痛くなりにくい点も魅力。耳紐は柔らかく伸縮性があり、モニター全員から「とてもやさしいつけ心地」と好印象でした。肌に当たる部分の素材もなめらかで、チクチク感が気になりません。運動時の揺れでズレてしまったものもありましたが、フィット感が高く、顔や口を動かしても正しい位置をキープできました。耐久性も非常に優秀です。20回洗濯しても繊維の乱れや見た目の劣化がほとんどなく、メーカーが謳っているとおりの丈夫さを実感できました。一方で、速乾性はそれほど高くないため、顔に汗をかきやすい人は注意しましょう。比較した商品の多くは花粉をあまりカットできなかったのに対し、擬似花粉もほとんど通しませんでした。呼吸のしやすさはもちろん、マスク本来のフィルター性能も妥協したくないという人にぴったりの商品です。