HOMESTAR HOMESTAR 星が瞬くプラネタリウム
セガトイズ HOMESTAR 星が瞬くプラネタリウムは、動きのあるリアルな星空を楽しみたい人におすすめです。星の瞬きや流星機能など、比較した商品のなかでも動きのある映像を楽しめるのが最大の魅力。実際に映像を見たモニターからは、「映像が単調でなく、飽きがこない」「子どもでも楽しめそう」などと好評でした。星の明暗や天の川、流星の流れ方も非常にリアルです。とくに暗い星の再現性が高く、国立天文台 天文学者の平松さんからは「本物の星空のような奥行がある」と高く評価されました。星の瞬きは実際の星に比べてやや遅めですが、総合的な満足度は比較したなかでもトップレベルです。日周運動機能は12分で1周するので、季節の星々をゆっくりと鑑賞できますよ。機能の充実度も高評価を獲得。タイマーやオートオフ機能など便利な機能に加えて、比較したなかでは珍しいBGM再生機能を搭載。モニターからは「BGMはないほうが集中できる」という意見もありましたが、BGMはオフにしたり音量を小さくしたりもできるので、好みに応じて調整しましょう。付属の原板は、「日本の瞬く星空」「日本の星空(天の川)」の2枚。星座線や星座名などが入っていないため、教材としては情報が物足りません。投影範囲もさほど広くはなく、モニターからは「もう少し広いほうが迫力が出そう」という声もあがりました。また、再現性の高さゆえ、口コミで指摘されていたように部屋が少しでも明るいと星が見えにくくなるのもネック。「星の瞬きがあまり感じられない」という口コミ同様、専門家からは瞬きの再現度についても指摘されました。没入感をアップさせるためには、外の光が入り込まないようにしっかり暗くするのがよいでしょう。値段は、執筆時点で10,000~12,000円程度。比較したなかではやや高価ですが、本商品と同じくリアルな星空を映し出せたHOMESTARシリーズのなかではリーズナブルです。さまざまな機能を使って星空を楽しみたい人は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
HOMESTAR HOMESTAR Classic
セガトイズ HOMESTAR Classicは、自宅の天井に広がる雄大な星空に没入したい人におすすめです。実際に投影すると、天の川の細かな星も繊細に表現できました。比較した商品には平面的な表現になるものもあるなか、本商品は光の大小や強弱を再現でき、宇宙空間の奥行まで感じられます。天文の専門家も「再現性は、比較したなかでもトップクラス」と正確さを評価。「明るさが足りない」という口コミもありましたが、投影技術に光学式を採用しているため、明るい星も等級の差がわかるほどはっきり光っていました。星の数や美しさを評価する口コミにも納得です。地球の自転を再現した日周運動機能により星空はじわじわと動き、ランダムで流星も見れます。実際に試したモニターからは「集中して見ていられる」と没入感を評価する声が寄せられました。比較した商品には星空と壁との境目がはっきりとわかるものもあったなか、境界が自然で星空が広がっている感覚があるのもポイントです。比較した多くの商品と同様、投影距離は約2m。一般的な家庭で確保しやすい距離で、口コミにあった「ピントが合わない」といった現象は見られませんでした。角度調整もできるため、設置には困らないでしょう。15・30・60分で設定できる自動オフタイマーは、就寝前に使用するときに便利ですよ。原板は「日本の星空」「日本の星空 星座ライン入り」の2枚が付属。星座ライン入りの原板には、星座線がわかやすく投影されます。星座名や星座絵までは投影されませんが、四季の星座が書かれた説明書が付属するため、学習用途にもおすすめです。希望小売価格は、執筆時点で税込12,100円(公式サイト参照)。比較した商品には1万円以下で買えるものも多くあったため、手ごろな値段とはいえません。しかし、再現度の高いリアルな星空は価格に見合ったものがあり、大人から子どもまで楽しめる1台です。家庭用プラネタリウムを購入する際は、ぜひ手にとってみてくださいね。
HOMESTAR HOMESTAR Classic Solar System
セガトイズのHOMESTAR Classic Solar Systemは、ひと味違ったコンセプトを楽しみたい人におすすめ。実際に投影すると、星空を繊細に再現できていました。比較したほかの商品は地球から見上げた星空が再現されていたのに対し、太陽系を見下ろす視点で宇宙空間の広がりを体感できる点が大きな特徴。天文学者の平松さんも「星の等級差がしっかり再現されている」とコメントし、口コミどおり再現性が高い奥行きのある星空を楽しめました。本物の夜空のような没入感も得られます。実際に試したモニターからは「回転スピードが丁度よく、じっくり見られた」と好評でした。とはいえ普段は見ることのない太陽系惑星・宇宙探査機ボイジャーが投影されるため、「教材感が強い」との指摘も。太陽系を俯瞰する独特の視点であることも相まって、口コミどおり星空を見ている感覚が薄れる人もいました。星座・星の位置が正確に再現されており、体験型学習としても使えます。一方で、ほかの商品のように星座線・星座名の投影はできません。説明書を参照しながらの鑑賞になるため、星の知識をこれからつけていきたい子どもより、すでに知識がそれなりにある子どものほうが飽きずに楽しめるでしょう。音楽を流せずガイドコンテンツもないものの、タイマーや角度・ピント調整など、基本的な機能は充実。比較したなかでは非搭載の商品が多かった、日周運動を北半球・南半球で切り替えられる機能がついている点も特徴です。最適投影距離は2〜2.3mほど。天井に投影するには丁度よい距離ですが、高さのある台に置いたり壁に投影したりすると、口コミどおりピント合わせが難しく感じそうです。事前に十分なスペースを確保できるか確認しておくことをおすすめします。ほかとは異なる視点で星空の移り変わりをじっくり楽しめる本商品。とはいえ比較したなかにはさらにバリエーション豊かな星空を楽しめるものや、よりわかりやすく星座を学習できる商品もありました。ECサイトの価格は約20,000円(※執筆時点)ほどと、やや高額。予算に合わないように感じた人はほかの商品もチェックして、満足度の高いものを見つけてくださいね。
ナシカ アストロシアターは、子どもの学習用にプラネタリウムがほしい人におすすめです。比較した多くの商品は付属の原版が1~2種類、または差し替え不可だったのに対し、こちらは星と天の川・惑星・星座と3種類ついていました。なかでも星座は、イラストが入っていてわかりやすいことから高評価に。解説CDもついており、星についての勉強にもってこいです。星座間の位置関係が正しいうえ、「生まれた日の星空を見れる」との謳い文句どおり日にちを指定して投影できるのも特徴。ある程度明るいなかでもきれいに投影できるため、デスクライトをつけたままでも使えるでしょう。静音性はいまひとつで、実際に使うとモーター音が聞こえました。「回転音が気になる」という口コミにも納得です。とはいえ、便利な機能は複数搭載されています。タイマー・オートオフ機能つきで使い勝手がよく、電池・コンセントの両方に対応しているのも便利です。場所を選ばず使えるうえ、コンセントがあるため電池切れを気にする必要がありません。日周運動機能も搭載しており、実際に鑑賞したモニターから「没入感がある」と声があがりました。肉眼では見られない小さな星まで投影できるため、「キャンプ場や山奥に来たみたい」と好評です。一方で星の瞬き・流星といった動きがなく、物足りなさを感じるという声も。比較した投影範囲が広い商品よりもやや範囲が限られるため、迫力も控えめでした。再現性も評価はいまひとつ。実際に映像を見た自然科学研究機構国立天文台 天文情報センター講師/台長特別補佐の平松さんは、「天の川が明るすぎて夏の大三角形が埋もれている」と指摘しました。「天の川がべったりと帯のように見える」との口コミどおりの結果に。暗い星まで見えているため、奥行き感があまりありません。比較した同じ光学式タイプの商品のなかでも、セガトイズのHOMESTARシリーズは繊細な表現が可能でリアルな星空を再現できました。対してこちらは本当の星空を再現するというより、星の位置を確認したり、敷き詰められたような明るい光を楽しんだりするのに向いています。吸い込まれるような再現度の高い星空を投影したいなら、ほかの商品をチェックするとよいでしょう。