ロクシタン シア ハンドクリームは、甘い香りに包まれてハンドケアしたい人におすすめです。ハーブやフローラル系が混ざったような香りに、モニターは「落ち着きのある香り」「石けんのような清潔感がある」とコメント。比較したなかにはほとんど香りが感じられない商品もあったのに対し、手肌のうるおいケアしつつ甘い香りを楽しめるでしょう。保湿成分には、肌なじみのよいオイル成分のシア脂を配合。モニターの肌に塗って保湿力を調べると、塗布2時間後の肌水分量は塗る前より約66%増加しました。人気のジルスチュアートやSHISEIDO アルティミューンのように高評価の基準とした+70%はクリアできなかったものの、こまめに塗り直すことで一定のうるおいキープ効果に期待が持てます。容器は、コンパクトなチューブタイプです。柔らかい素材のためか、モニターからは「出しやすい」「最後まで使い切れそう」というプラスの声が寄せられました。ただし、「キャップが小さく開けにくい」という指摘もあがっています。比較したなかには片手間でも扱いやすい商品があったのに対し、出先でサッと使うシーンではあまり活躍の機会がなさそうです。「しっとり感があるのにべたつきにくい」という口コミに反して、塗布後のべたつきも気になります。商品を塗った手に30個のビーズを押し当てると、高評価の基準とした10個より多い平均16.3個も付着しました。重めの塗り心地を好む人には向いていますが、サラッと軽い使用感の商品をお探しの人には不向きでしょう。執筆時点の値段は、30mL入りで税込1,595円(※公式サイト参照)です。甘めの香りで気分を上げたい人にはおすすめですが、モニターのなかには「香りの甘ったるさが重く感じた」との声も。口コミにも「独特の香りが強い」という声があったので、好みに合わない場合もあるでしょう。甘めの香りが苦手な人や、保湿力・軽めの塗り心地を求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
ニベア クリームは、毎日たっぷり塗りたい敏感肌さん向きの商品です。お手頃価格なうえ、薬局やドラッグストアで気軽に購入可能。専門家をチェックした専門家は、「敏感肌に刺激を与える可能性が低い」とコメントしています。比較したエタノールや尿素を含む商品に比べて、デリケート肌の人も使いやすい印象です。保湿効果が期待できるオイル成分も豊富に配合。専門家は「肌の乾燥を防ぐ効果に期待できる」とコメントしました。特筆すべき整肌成分は見られないものの、シンプルな成分構成で肌質を問わず使いやすいでしょう。「すべての肌タイプに使用できる」という謳い文句にも納得です。モニター5人の腕に塗布して塗布前・3時間後の肌水分量を比較すると、平均-4%と優秀な結果に。比較した商品の平均値-4.7%(※執筆時点)や、高評価の基準値に設定した-6%を上回りました。肌水分量がアップした商品にはおよばないものの、うるおいをキープする効果が期待できるでしょう。香りを嗅いだモニターの多くは、「ニベア特有の香り」と回答。比較したなか人気があったのはほのかなフローラル系でしたが、こちらは薬品のような香りに感じた人もいたため好みが分かれました。「好む人が多い香り」「邪魔にならない」といったコメントが集まっているものの、ニベア製品になじみのない人は苦手に感じる可能性もあります。手の甲に塗布してビーズを押し当ててベタつき具合をチェックしたところ、19個と比較したほかの商品に比べて多く付着。実際に使用したモニターからも「ベタつき感がある」「伸びにくい」と口コミ同様の声があがりました。サラッとした仕上がりで日中に使いやすいタイプをお探しなら、ほかの商品を検討してみてください。
エーザイ ザーネクリームEは、軽い使い心地のハンドクリームを探している人におすすめです。塗布後の手にビーズを押し当てると、11個が付着。高評価の基準値10個とほぼ変わらず、口コミや謳い文句どおりべたつきにくいことがわかりました。比較したなかには20個以上付着した商品があったことを思っても、優秀といえます。作業の合間にも使いやすいでしょう。香りはほとんど感じません。「独特な香り」という口コミのような声はなく、試したモニターからは「しっかり嗅がないとわからない」「ほとんど無臭」という感想が集まりました。比較したジルスチュアートの商品のように華やかさがないため、「テンションは上がらない」という指摘はあるものの、苦手に感じる人は少ないでしょう。シーンを問わず使いやすそうです。保湿力はあと一歩です。モニターの腕に塗って塗布前・塗布3時間後の肌水分量を計測すると約56%の増加にとどまりました。比較した商品の半数以上が高評価の基準値70%をクリアし、なかでもメンソレータムの商品は約161%アップと好記録だったことを思うと、やや物足りない結果です。手指がひどく乾燥するときには不向きでしょう。容器の使い勝手もいまひとつ。チューブが柔らかく、「やさしく押さないとドバッと出る」という不満が聞かれました。くるくる回して開けるフタについても「回転数が多くて手間」という意見があがっています。比較したなかにはスムーズに取り出せる商品もあったのに対し、ささっと塗りたいときには使いづらさを感じそうです。手だけでなく、体にも使えるところはメリット。執筆時点の価格も税込748円(※公式サイト参照)と試しやすいですよ。とはいえ、保湿に注力したい人や容器の使いやすさを重視する人は、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。
CHANEL ラ クレーム マン リッシュ ハンドクリームは、日ごろの保湿ケアには十分な保湿力が期待でき、べたつきにくい点が魅力です。べたつきを確認するため、手の甲に商品を塗ってビーズを押し当ててから振り落とすと、最終的に残ったビーズは30個中10個でした。比較した商品の半数弱しか高評価の基準とした10個以下をクリアできなかったのに対し、優れた結果です。べたべたしにくいので、すぐにスマホ操作などができますよ。保湿力は高評価まであと一歩でした。モニター3人の腕に商品を塗って塗布前と塗布から2時間後の肌水分量を測定すると、塗布から2時間後は平均約67%アップ。比較した半数以上の商品が高評価の基準である70%を上回りましたが、こちらはひどく荒れて乾燥した手指のケアには向かないでしょう。モニターが実際に商品を確認すると、香りは賛否両論。「上品な香り」という口コミ同様の意見も出たものの、「苦手なタイプの化粧品のにおいを感じた」という人もいました。比較した商品には万人受けする華やかな香りのものもあったなか、こちらはにおいが強いため人によって好みが分かれています。特徴的な卵型の容器は、使いづらさがネックに。「容器が硬く中身を出しづらい」という口コミ同様の指摘があり、モニターからは「日常使いが難しそう」との声が聞かれました。「べたつきを感じさせない」とメーカーが謳うとおりのサラッとした使い心地はメリットですが、片手間にサッと使いたい人はほかの商品も検討しましょう。
VECUA Honey WONDER Honey とろとろハンドクリーム サボンベベ
ワンダーハニー とろとろハンドクリーム サボンべべは、キュートな香りが好きな人におすすめ。公式サイトで謳っているとおりのフローラル系の香りで、実際に塗ったモニターから「かわいらしい印象」「フレッシュな甘さを感じる」との声が。比較したなかにはほぼ香りのない商品もあったのに対し、「フェミニンな香りで気分が上がりそう」と感じた人もいます。保湿成分としてグリセリンや蜂蜜が含まれており、保湿力の検証結果も優秀でした。モニター6人が塗布2時間後の肌水分量の増加率を測ったところ、平均97.31%もうるおいが増加。比較した商品全体の平均値77%(※執筆時点)よりはるかに高く、うるおいキープ力の高さが期待できます。べたつきにくさも謳い文句どおり。手の甲に塗って5分後にビーズの入った皿に押しつけた結果、平均3.7個のビーズが付着しました。ほかのハンドクリームは平均で11.41個(※執筆時点)も付着したことを思うと、「サラッとした塗り心地」との口コミどおりといえます。容器とフタが一体化しており、片手で開け閉めできるのも利点。実際に手に取ったモニターからは「手のひらに収まるサイズで持ちやすい」「フタをなくす心配がない」とポジティブなコメントが多数寄せられました。ただし、「香りが強くて好みが分かれそう」という口コミに違わず、モニターの意見も二分。「バニラのように甘く、食事前は塗りにくい」「甘い香りが不得意な人には向かない」との声が出ています。控えめなフローラル系の香りに全員が高評価をつけたコスメデコルテのハンドクリームと比べると、甘い香りがやや主張する点が気になりました。とはいえ、しっかり香るぶん、かわいらしい香りが好きな人は満足できそうです。手肌のうるおいを守りつつ甘い香りを堪能したい人は、ぜひ検討してくださいね。