結論からいうと、ジュレリッチ リュール ハンドセラムは、手のガサつきが気になる人におすすめです。理系美容家かおりさんによる成分評価では、肌荒れ予防成分・整肌成分を豊富に配合したつくりが高評価を獲得。着色料やアルコールなどを使わず、肌へのやさしさにも配慮されています。香料も含まれていないため、モニターからは「香りがなくて使いやすい」という声があがりました。やわらかく伸びのよいテクスチャは、肌によくなじむとモニターから好評。ベタベタ感が少ないのもポイントです。チューブタイプの容器はコンパクトで持ち運びしやすく、お出かけ先で使うにも便利ですよ。塗布直後の肌水分量をキープすることはできませんでしたが、3時間経っても-15.7%に抑えられていました。ハンド美容液としてはまずまずの保湿力といえます。乾燥が気になるときは、ハンドクリームを併用しましょう。
無印良品 ハンドクリームは、持ち運びやすい無香料タイプをお探しなら候補になる一品です。「香りが独特」との口コミに反し、実際に嗅いだモニターは「不快な香りは特にしない」とコメントしました。爽やかな香りがモニターに支持されたイニスフリーの商品に比べると物足りなさはありますが、口コミにあるように仕事や食事などのシーンでも使いやすいですよ。肝心な保湿力はあまり期待できません。塗布前と塗布2時間後の肌水分量を測定すると、増加率は平均39%にとどまりました。本商品と同じく1,000円以下で買えるメンソレータム ハンドベール ハリつやバリアクリームは、塗布後の数値が約161%増加したことをふまえると、不足した肌のうるおいを補給するにはやや物足りないでしょう。塗布後に少しべたつきやすいのもネックです。塗布後の肌を30個のビーズに押し当てると、平均12個付着。比較した商品の約半数が高評価の基準値10個以下をクリアしましたが、こちらは上回りました。開閉しやすい容器や低価格で試せるのは魅力ですが、水仕事などで手指のうるおい不足が気になっている人やさらっとした使用感を好む人は、ほかの商品も検討してみてください。
クロエ パフューム ハンドクリームは華やかな香りを楽しめるものの、肝心の保湿力はやや控えめです。モニターの腕に塗って2時間後の肌水分量を測定したところ、約50%しか増加せず。比較した約4割の商品が高評価の基準とした+70%を上回っており、評価は振るいませんでした。リッチなうるおい感は得にくいでしょう。べたつきが残るのも惜しいところ。手の甲へ塗って30個のビーズに押しつけたところ、15個のビーズが付着しました。比較したなかにはサラッとした塗り心地で10個以下に収まったものもあったのに対し、「べたつかない」という口コミどおりとはいえない結果に。スマホやPCを触る前に、しっかりなじませてくださいね。華やかな香りを楽しみたい人には候補のひとつとなるでしょう。実際に使用したモニターからは、「大人っぽくておしゃれ」「香水のよう」という声が聞かれました。比較した商品にはクセの強いものもあったなか、ローズ系の強すぎない上品な香りが支持されています。容器の扱いやすさも上々です。チューブ容器はキャップが大きめで、簡単に開閉できます。テクスチャは柔らかめながら、比較した一部商品のように中身がドバッと出ることもありませんでした。口が細く作られているため、使用したモニターからは「量を調節しやすい」と好評です。「エレガントな香りを楽しめる」との評判どおり、香水代わりにつけて気分を上げたい人にはぴったり。使い勝手も良好でしたが、保湿力にこだわる人には物足りない印象です。手指の乾燥が気になる人は、ぜひほかの商品もチェックしてみてくださいね。
アトリックス ハンドクリームは、お手頃価格で手荒れを防げるのが魅力です。成分をチェックした専門家は、肌荒れ防止の有効成分を2種類使用している点に着目。比較したなかにはプラスαの成分を含まない商品もありましたが、こちらには「手荒れ防止効果が期待できる」とコメントしています。ドラッグストアやスーパーなどで気軽に買えるのも便利です。保湿力も優秀で、塗布後3時間経っても肌水分量+3.2%の状態をキープしていました。比較したなかにはモニター全員の水分量が塗布直後より大幅に減少した商品もありましたが、こちらはモニターのほとんどが高評価の基準とした-6%を上回る結果に。比較した商品中トップクラスのうるおいキープ力が期待できます。エタノールや尿素などを高配合した商品に比べ、肌質を問わず使いやすいつくりも魅力。実際に試したところ、控えめなカモミールの香りが好評でした。クセのある香りや強すぎる香りの商品に比べ、「万人受けしそう」「シーンを選ばない」といった感想が集まっています。食事中・仕事中なども使いやすいでしょう。テクスチャは硬めですが、「伸びがいまひとつ」という口コミに反してモニターの半数以上が「よく伸びる」と回答しました。ただし、べたつきやすいのは懸念点。塗布後の手の甲をビーズに押し当てると、比較した商品の平均値より多く付着しました。実際に使用したモニターからもべたつきが指摘されています。べたべた感が気になる人は、おやすみ前に使うのがおすすめです。日中に使いやすいさらっとした塗り心地を重視するなら、ほかの商品を検討してみましょう。
CHANEL ラ クレーム マン リッシュ ハンドクリームは、日ごろの保湿ケアには十分な保湿力が期待でき、べたつきにくい点が魅力です。べたつきを確認するため、手の甲に商品を塗ってビーズを押し当ててから振り落とすと、最終的に残ったビーズは30個中10個でした。比較した商品の半数弱しか高評価の基準とした10個以下をクリアできなかったのに対し、優れた結果です。べたべたしにくいので、すぐにスマホ操作などができますよ。保湿力は高評価まであと一歩でした。モニター3人の腕に商品を塗って塗布前と塗布から2時間後の肌水分量を測定すると、塗布から2時間後は平均約67%アップ。比較した半数以上の商品が高評価の基準である70%を上回りましたが、こちらはひどく荒れて乾燥した手指のケアには向かないでしょう。モニターが実際に商品を確認すると、香りは賛否両論。「上品な香り」という口コミ同様の意見も出たものの、「苦手なタイプの化粧品のにおいを感じた」という人もいました。比較した商品には万人受けする華やかな香りのものもあったなか、こちらはにおいが強いため人によって好みが分かれています。特徴的な卵型の容器は、使いづらさがネックに。「容器が硬く中身を出しづらい」という口コミ同様の指摘があり、モニターからは「日常使いが難しそう」との声が聞かれました。「べたつきを感じさせない」とメーカーが謳うとおりのサラッとした使い心地はメリットですが、片手間にサッと使いたい人はほかの商品も検討しましょう。