結論からいうと、ジュレリッチ リュール ハンドセラムは、手のガサつきが気になる人におすすめです。理系美容家かおりさんによる成分評価では、肌荒れ予防成分・整肌成分を豊富に配合したつくりが高評価を獲得。着色料やアルコールなどを使わず、肌へのやさしさにも配慮されています。香料も含まれていないため、モニターからは「香りがなくて使いやすい」という声があがりました。やわらかく伸びのよいテクスチャは、肌によくなじむとモニターから好評。ベタベタ感が少ないのもポイントです。チューブタイプの容器はコンパクトで持ち運びしやすく、お出かけ先で使うにも便利ですよ。塗布直後の肌水分量をキープすることはできませんでしたが、3時間経っても-15.7%に抑えられていました。ハンド美容液としてはまずまずの保湿力といえます。乾燥が気になるときは、ハンドクリームを併用しましょう。
ローラ メルシエ ハンドクリーム アンバーバニラは、仕事中でも手軽に乾燥対策しやすい商品をお探しの人におすすめです。保湿力を調べるため、塗布2時間後の肌水分量を測定したところ、塗布前に比べ平均80%上昇。比較した商品内では半数近くが高評価基準の70%を下回ったなか、本品は乾燥肌の人にもぴったりです。「ベタベタしにくい」という口コミどおり、べたつきにくさも優秀。手の甲にハンドクリームを塗り、ビーズが入った容器に押しつけてから左右に振りビーズがどの程度残るかを検証したところ、残ったのは30個中8個と少なめ。比較したなかにはべたつきが強く、手の甲に20個以上残る商品もあったのに対し、サラッとした使い心地でした。容器の使い勝手は、比較した商品のなかでトップクラスです。本品は、比較した商品内でジャータイプよりも使いやすい傾向があったチューブタイプ。フタが容器に対して大きめに設計されており、自立する点もメリットです。デスクなどの狭いスペースでも保管しやすいですよ。大きいぶん手のひらでしっかり握って開閉できるため、塗り終わったあとのしっとりとした手でも使いやすいでしょう。一方「香りが強すぎる」という口コミがあったとおり、香りのよさに関する評価はいまひとつ。バニラの香りが好みなモニターからも「ずっと香っていると甘い香りを強く感じた」という指摘が挙がっています。万人受けする香りとはいえません。プレゼントで渡す際は、相手の好みをしっかりリサーチしておいてください。執筆時の価格は59g入り4,000円前後(ECサイト参照)。比較したなかでは高価格帯ですが、優れた保湿力を備えているのが魅力です。べたつきにくいうえに、容器も使いやすく、急いでいるときにもケアしやすいでしょう。とはいえ強い香りが苦手人は、ほかの商品を検討してください。
CHANEL ラ クレーム マン リッシュ ハンドクリームは、日ごろの保湿ケアには十分な保湿力が期待でき、べたつきにくい点が魅力です。べたつきを確認するため、手の甲に商品を塗ってビーズを押し当ててから振り落とすと、最終的に残ったビーズは30個中10個でした。比較した商品の半数弱しか高評価の基準とした10個以下をクリアできなかったのに対し、優れた結果です。べたべたしにくいので、すぐにスマホ操作などができますよ。保湿力は高評価まであと一歩でした。モニター3人の腕に商品を塗って塗布前と塗布から2時間後の肌水分量を測定すると、塗布から2時間後は平均約67%アップ。比較した半数以上の商品が高評価の基準である70%を上回りましたが、こちらはひどく荒れて乾燥した手指のケアには向かないでしょう。モニターが実際に商品を確認すると、香りは賛否両論。「上品な香り」という口コミ同様の意見も出たものの、「苦手なタイプの化粧品のにおいを感じた」という人もいました。比較した商品には万人受けする華やかな香りのものもあったなか、こちらはにおいが強いため人によって好みが分かれています。特徴的な卵型の容器は、使いづらさがネックに。「容器が硬く中身を出しづらい」という口コミ同様の指摘があり、モニターからは「日常使いが難しそう」との声が聞かれました。「べたつきを感じさせない」とメーカーが謳うとおりのサラッとした使い心地はメリットですが、片手間にサッと使いたい人はほかの商品も検討しましょう。
Aesop エレオス アロマティック ハンドバーム
イソップ エレオス アロマティック ハンドバームは、すっきりとしたハーブ系の香りを楽しみながら使いたい人におすすめです。比較した商品には無香料タイプで物足りないものもあったなか、こちらは試したモニターから「テンションがあがる」という声が。甘い香りが好きな人には向いていませんが、ややスパイシーさのある植物系の香りが好きならリフレッシュできるでしょう。チューブ式容器の使い勝手も、おおむね良好です。アルミ製で硬そうな見た目に反して、「柔らかいチューブで絞りやすい」とモニターに好印象。比較したなかにはテクスチャがゆるく量の調節が難しいものもありましたが、こちらは押した分だけ適量を取り出せました。キャップが小さく開閉にやや手間がかかったものの、しっかり閉まるのでカバンの中で漏れる心配はあまりないでしょう。塗布後も強い油膜感はあまり残りません。商品を手の甲に塗ってビーズに押し当てたところ、付着したのは平均10個でした。比較したなかには15個以上付着した商品も多々あったことを思うと悪くない結果です。3個程度しかつかなかった上位商品にはおよびませんが、ハンドクリームを使い慣れている人なら気にならないベタつき具合といえます。「あまりベタつかない」という口コミとも一致しました。惜しかったのは保湿力。モニターの腕に塗布して肌水分量を測定すると、塗布前より塗布2時間後は平均57.68%の増加にとどまりました。比較したなかには100%以上アップしたものもあったため、評価が伸び悩む結果に。普通肌の人なら選択肢になりますが、乾燥肌にはあまり向いていません。「保湿力が高い」という謳い文句にはやや疑問が残ります。「ジェンダーレスな香り」という口コミがあるように、甘すぎない香りで男女問わず使いやすい本商品。乾燥がさほど気にならず、おしゃれなパッケージにこだわりたい人にはぴったりです。華やかな香りが好きな人や保湿ケアに注力したい人は、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。<おすすめな人>デザインにこだわりがある人男女問わず使いやすいものをお探しの人<おすすめできない人>強い乾燥が気になる人手軽さを重視する人ハンドクリームらしい甘い香りを好む人
ヴァセリン ハンド&フィンガーは、手指の乾燥に悩む人におすすめです。実際にモニターの腕に塗布すると、2時間後の肌水分量は約90%アップした状態を維持。比較した商品の約4割が高評価の基準とした70%に満たなかったなか、優れた保湿力を発揮しました。オイル成分のワセリンを配合しており、長時間のうるおいキープに期待できますよ。クリームはみずみずしく、肌なじみも良好。モニターからは「やさしいフローラル系の香り」「だれでも使いやすい」と香りも支持されました。比較した商品には香水のように香るものもありましたが、こちらは控えめです。「好き嫌いが分かれる香り」という口コミに反し、仕事中や食事前でも香りは気になりにくいでしょう。容器は柔らかいチューブ型。比較したなかでも使いやすい傾向にあったフタとチューブの一体型ではないものの、軽い力で適量を出せるため使いにくさは感じません。「サイズが大きくかさ張る」といった声もあったので、自宅用とするのがよいでしょう。一方で、塗布直後にべたつきがちだったのは気がかり。塗布後の手にビーズを押し当てると、30個中14個が付着しました。比較した商品には3個しかつかないものもあったのに対し、高評価の基準とした10個以下には及ばず。「べたつかない」という口コミとは異なり入念になじませなければならず、サラッとした使い心地を求める人にはやや不向きです。ドラッグストアでも買える商品なので、毎日惜しまずハンドケアしたいコスパ重視派にはよい候補となるでしょう。とはいえ、べたつきにくさにもこだわりたいなら、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。