ニベア クリームは、毎日たっぷり塗りたい敏感肌さん向きの商品です。お手頃価格なうえ、薬局やドラッグストアで気軽に購入可能。専門家をチェックした専門家は、「敏感肌に刺激を与える可能性が低い」とコメントしています。比較したエタノールや尿素を含む商品に比べて、デリケート肌の人も使いやすい印象です。保湿効果が期待できるオイル成分も豊富に配合。専門家は「肌の乾燥を防ぐ効果に期待できる」とコメントしました。特筆すべき整肌成分は見られないものの、シンプルな成分構成で肌質を問わず使いやすいでしょう。「すべての肌タイプに使用できる」という謳い文句にも納得です。モニター5人の腕に塗布して塗布前・3時間後の肌水分量を比較すると、平均-4%と優秀な結果に。比較した商品の平均値-4.7%(※執筆時点)や、高評価の基準値に設定した-6%を上回りました。肌水分量がアップした商品にはおよばないものの、うるおいをキープする効果が期待できるでしょう。香りを嗅いだモニターの多くは、「ニベア特有の香り」と回答。比較したなか人気があったのはほのかなフローラル系でしたが、こちらは薬品のような香りに感じた人もいたため好みが分かれました。「好む人が多い香り」「邪魔にならない」といったコメントが集まっているものの、ニベア製品になじみのない人は苦手に感じる可能性もあります。手の甲に塗布してビーズを押し当ててベタつき具合をチェックしたところ、19個と比較したほかの商品に比べて多く付着。実際に使用したモニターからも「ベタつき感がある」「伸びにくい」と口コミ同様の声があがりました。サラッとした仕上がりで日中に使いやすいタイプをお探しなら、ほかの商品を検討してみてください。
結論からいうと、菊正宗 正宗印 ハンドクリームセラムは、気軽に使えて美容効果が期待できる商品を探している人におすすめです。税込990円(執筆時点・公式サイト参照)と試しやすい価格ながら、整肌成分をたっぷり配合。肌荒れ防止・ターンオーバーサポートといった効果が期待できる成分も含まれており、幅広い悩みにアプローチできます。こってりしたテクスチャですが、塗布後の肌にビーズを押し当ててもほとんど付着せず。全商品中トップクラスのベタつきにくさを記録しました。実際に使ってみてもサラッとした印象だったため、家事の合間・外出中など、シーンを選ばず使えるでしょう。香りはほのかに麹を感じる程度。シンプルなデザインのチューブタイプで、持ち運びもとくに不自由を感じません。塗布3時間後の肌水分量は20%以上減ってしまいましたが、ハンド美容液としては問題ないレベルです。よりしっとりやわらかな肌を目指すなら、ハンドクリームと併用するとよいでしょう。
コエンリッチQ10 コエンリッチ 薬用エクストラガード ハンドクリーム
コエンリッチ 薬用エクストラガードは、手肌の乾燥をなんとかしたい人におすすめです。実際に塗って2時間後の肌水分量を測ると、塗布前より約96%もアップ。比較した結果、オイル成分を含む商品は高い保湿力が期待できる傾向がありました。ワセリンをはじめとするオイル成分や水溶性保湿成分を配合した本品も例外でなく、カサついた手指の保湿ケアに役立つでしょう。チューブタイプの容器は軽く、大きめのキャップつき。比較したなかには開閉や量調節に手間取る商品もあったのに対し、試したモニターから「キャップを半回転するだけで開閉できる」「出し口が細く量調節しやすい」と好評でした。ホームケア用としてはもちろん、外出先でパパッと塗りたいシーンにも向いています。無香料タイプなだけあって、香りはほぼ無臭です。わずかにアルコールっぽいにおいを感じたモニターもいましたが、「ツンとしたにおいが気になる」という口コミほどではないでしょう。とはいえ、香りで気分をリフレッシュしたい人には物足りない可能性が。どちらかといえば実用性を重視する人におすすめですよ。塗布直後にややべたつきやすいのは惜しい点。商品を塗った手の甲に30個のビーズを押し当てると、高評価の基準とした10個より多い12個が付着しました。口コミでは「べたつきにくい」と評判でしたが、人によっては油膜感が気になりそうです。書類仕事やスマホ操作中に使いたい人は、丁寧になじませましょう。肌荒れ防止有効成分にグリチルリチン酸ジカリウム・酢酸DL-α-トコフェロールを配合しており、手荒れを予防したい人には有力候補となる商品です。香りで気分を上げたい人やさらっと軽い使用感が好きな人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
エーザイ ザーネクリームEは、軽い使い心地のハンドクリームを探している人におすすめです。塗布後の手にビーズを押し当てると、11個が付着。高評価の基準値10個とほぼ変わらず、口コミや謳い文句どおりべたつきにくいことがわかりました。比較したなかには20個以上付着した商品があったことを思っても、優秀といえます。作業の合間にも使いやすいでしょう。香りはほとんど感じません。「独特な香り」という口コミのような声はなく、試したモニターからは「しっかり嗅がないとわからない」「ほとんど無臭」という感想が集まりました。比較したジルスチュアートの商品のように華やかさがないため、「テンションは上がらない」という指摘はあるものの、苦手に感じる人は少ないでしょう。シーンを問わず使いやすそうです。保湿力はあと一歩です。モニターの腕に塗って塗布前・塗布3時間後の肌水分量を計測すると約56%の増加にとどまりました。比較した商品の半数以上が高評価の基準値70%をクリアし、なかでもメンソレータムの商品は約161%アップと好記録だったことを思うと、やや物足りない結果です。手指がひどく乾燥するときには不向きでしょう。容器の使い勝手もいまひとつ。チューブが柔らかく、「やさしく押さないとドバッと出る」という不満が聞かれました。くるくる回して開けるフタについても「回転数が多くて手間」という意見があがっています。比較したなかにはスムーズに取り出せる商品もあったのに対し、ささっと塗りたいときには使いづらさを感じそうです。手だけでなく、体にも使えるところはメリット。執筆時点の価格も税込748円(※公式サイト参照)と試しやすいですよ。とはいえ、保湿に注力したい人や容器の使いやすさを重視する人は、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。
アベンヌの薬用ハンドクリームは、家族みんなの手肌をしっかり保湿したい人におすすめです。比較したなかにはエタノールやエキス類などを多く使用した商品もありましたが、こちらは2歳から使えると謳っています。専門家による成分評価では、敏感肌への刺激になりうる成分が指摘されませんでした。専門家は、肌荒れ防止の有効成分としてグリチルリチン酸モノアンモニウム・酢酸DL−α−トコフェロールを配合している点も高く評価。保湿以外のプラスα効果が期待できる成分を含まない商品も多いなか、「肌荒れ防止効果が期待できる」とコメントしています。肌を保護・保湿する成分を豊富に配合しているのも好印象です。実際に肌水分量を測定した検証では、3時間後も+0.8%をキープ。比較した商品の多くは塗布直後の水分を維持できませんでしたが、こちらはうるおいをしっかり守れました。水仕事の多い人や冬場の乾燥ケアにも十分な保湿力といえます。「うるおいを守ってしっとりなめらかに」という謳い文句にも納得の結果です。使用したモニターからは、「ほとんど香りは気にならない」という声が集まりました。強い香りの商品に比べ、人を選びにくいのがメリットです。伸びのよいテクスチャや軽い塗り心地も好評。口コミで懸念された肌なじみの悪さはあまり気にならないでしょう。ただし、定量的なべたつきが気になるのは口コミどおり。塗布後の手の甲をビーズの上に押し当てると、比較した商品の平均値である10個(※執筆時点)より多い14個が付着しました。なかには塗布直後からさらっとした使用感の商品もあったので、塗ってすぐにパソコンを触りたい人はほかも含めて検討してみましょう。