アイリスオーヤマのラミネーター LM32Xは、場所をとらないA3サイズ対応のものをお探しの人におすすめです。比較した商品のなかでもコンパクトな傾向があった2本ローラータイプで、サイズは幅46.3×奥行11.5×高さ8.1cm・重量は約1.7kg。スリムで軽いため収納しやすく、持ち運んでの使用もしやすいですよ。仕上がりのきれいさも十分です。実際に加工したところ、多少の浮き上がりはあったもののしっかり貼りつきました。「平らに仕上がらない」と口コミに反し、比較したほとんどの商品同様目立ったズレ・よれ・気泡はなし。使用時の詰まりもありませんでした。フィルムは一般的な100μmの厚さのみに対応。最大ラミネート厚は0.4mmと、加工できるものはやや限定的です。ただ市販の画用紙ほどの厚みならラミネート可能で、子どものお絵描きにも対応できます。最大対応サイズのA3の紙を連続加工した際に、1枚目同様のクオリティに仕上がる点も強みです。シンプルなデザインで、設定や投入のしやすさも上々。紙を支えるガイドレールはありませんが、過加熱を防ぐオートオフ機能や詰まりを解消するフリーレバーがついていました。投入口の高さは2.7mmと指を巻き込みにくい高さなうえ、本体も熱くなりにくく子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。一方、口コミどおり作業に時間がかかるのは惜しいところ。比較した商品には30秒〜1分程度で立ち上がるものがあったなか、約4分とかなり長めでした。A4サイズ1枚をラミネートするのにも約78秒かかります。生産性を重視したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
オーム電機 パーソナルラミネーター A4サイズ対応 LAM-R442は、コスパのよさと仕上がりのきれいさを両立したい人におすすめです。実際にA4サイズのコピー用紙を加工したところ、浮きやよれのないきれいな仕上がりでした。比較したなかでも投入口にトレーを付属していたのは本品を含む数品のみ(※執筆時点)。紙を水平に投入できたため反りの防止につながり、安定してきれいに加工できました。機能性は自宅で使うには十分。立ち上がり時間は約2分・A4サイズ1枚あたりの加工時間は約36秒と、「仕上がるまでの時間が速い」という口コミどおりでした。最大ラミネート厚は0.5mmでA4サイズまで対応可能。比較したなかには温度調整ができない商品もあった一方、こちらはフィルム厚に合わせて3段階の温度調節ができます。本体はコンパクトで重量も2.2kgと重すぎず、簡単に移動できる点も魅力。「使い方が簡単」との口コミどおり、電源はスイッチ式で操作ボタンは2つのみなので迷うことは少ないでしょう。投入口は2.9mmと狭いので、指を巻き込むリスクも低いといえます。一方、長時間稼働すると本体上部の温度が51.1℃まで上昇したため、低温やけどには注意してください。販売価格は税込12,980円(※執筆時点・公式サイト参照)と高すぎない価格帯ながら、機能が充実した商品です。コンパクトで使用も簡単なので、自宅で色褪せたくない紙をラミネートするにはぴったり。ぜひ購入を検討してみてくださいね。
フェローズ 6本ローラー ラミネーター Zeus2 A3は、厚手の紙に対応しスピーディに作業できるものがほしい人におすすめです。立ち上がり時間は約1分と速いうえ、比較した半数の商品がA4サイズの加工に60秒以上かかったなか、わずか15秒で完了。口コミに反しきれいな仕上がりで、連続で使用した際にムラなく圧着できる点も高評価です。サイズはA3まで・フィルムは75~250μmに対応。最大ラミネート厚は0.7mmあり、幅広い用途に活用できるのもメリットです。屋外掲示物にも使える強度の高いフィルムや2枚重ねの画用紙など、厚みのあるものも加工できますよ。ローラーの自重のみで圧着するコールドラミネートが可能なのも利点です。比較したなかでも数点しかなかった、自動温度調整機能も注目ポイント。厚さを検知し自動で適した温度に調整されるため、謳い文句どおり初心者でも手軽に使えます。紙の自重によるしなりを防ぐガイドトレーや、ローラーを逆回転させ詰まりを解消させるリバースボタンもついていました。連続で使用しても本体に熱がこもりにくく、やけどのリスクは少なめ。投入口の高さは1.3mmと狭く、指が巻き込まれにくい設計です。安全性も高く、子どものいる家庭でも使いやすいでしょう。ただしローラーが6本と多いぶん、サイズは幅54×奥行21×高さ13cmと大きく、重量も約7kgと重めです。比較した2本ローラータイプのように気軽に持ち運びはできないと、頭に入れておきましょう。とはいえ簡単にいろいろなものを加工したい人は、ぜひチェックしてみてください。
アスカ 6ローラーラミネーター L620A3は、大量に効率よくラミネートしたい仕事で使用する人におすすめです。立ち上がり時間は約1分とスピーディ。比較したなかにはA4サイズ1枚の加工に1分以上要するものもありましたが、本品は「速く仕上がる」という口コミに同様に約9秒で仕上がりました。A3サイズまで対応可能なので、A4用紙を横向きで投入すればさらに作業効率があがります。連続投入しても、1枚目と変わらない品質をキープできる点も魅力。フィルムが詰まっても逆転スイッチで簡単に解消でき、作業が滞ることもありません。また、比較したなかには最大ラミネート厚が0.5mm以下の商品もあったのに対し、本品は1mmまで対応可能。強度が必要な屋外用POPを作るときにも重宝するでしょう。肝心のラミネートもぴったりときれいな仕上がりに。「どの厚みでも端が定着しない」という口コミに反し、フィルムがぴったり密着し浮きやヨレがなくラミネートできました。取りつけ簡単なガイドトレーも、平らな仕上がりに一役買います。ただし巻き込む力が強く、斜めに入ると折れ曲がる可能性があるため、まっすぐ投入しましょう。2種類の温度設定機能を搭載している点もメリットです。オートモードならフィルム厚に合わせて自動で温度・速度が選択されるため、簡単で便利。自分で設定できるマニュアルモードも選択可能です。とはいえ、本体重量は約4.3kgと重くサイズも大きめなので、持ち運んで使用しにくい点は気になりました。また、本体が熱くなりにくくやけどのリスクは低めですが、投入口が3.5mmと大きめなので指の巻き込みには注意が必要です。加工速度が速く効率的に作業できるため、オフィスや店舗などで定位置に置きっぱなしにして使用したい人にはおすすめといえます。ラミネーターを移動させて使いたい人や小さい子どもがいる家庭で使用したい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
ナカバヤシ パーソナルラミネータ クイックラミR4 A3 NQL-R4A3DSは、幅広い用途で使用する人におすすめです。使える用紙はA3サイズまでと幅広く、カード作りから大きな作品の保護まで対応。比較したなかには厚みが0.4mmまでしかラミネートできず写真の加工が難しい商品もあったのに対し、0.6mmまで使えるところもメリットです。フィルムの厚さは100μm・150μm(※)が使え、用途によって硬さを調整できます。150μmは薄紙のみ「気泡の多い仕上がりになる」との口コミに反して、完成品に気泡は確認されませんでした。反りも気にならず、5枚続けて使っても同様の仕上がりに。最も高いところの高さはわずか0.29mmと、浮き上がりもほぼなくぴったりくっついていました。部分的な波打ちはありましたが、比較した商品内には全体が波打った商品もあったことをふまえると「波打ちがない」との口コミにも納得です。電源を入れてからは41.52秒で使え、「すぐに起動できる」との口コミどおりの結果に。比較したなかには4分待つ商品もありましたが、準備はスムーズです。実際に3回ラミネートを行ったところ、1回あたり平均52.36秒とあまり待たずにラミネートできました。比較した全商品の平均である58.49秒(※2024年9月時点)を下回り、「素早くラミネートができる」と謳うのにも頷けます。本体は2.6kgと軽いうえ、扱いやすさも申し分ありません。用紙サイズを示すラインがあり、投入は簡単。投入口は2.54mmと狭く、手を巻き込みにくいでしょう。ガイドトレーも備え、完成品を曲げずに支えられるところも便利。連続使用にも対応し、用紙が詰まった際に活躍するリバース機能があるのもポイントです。ただし、運転中はやや本体が熱くなりやすいため、低温やけどに注意してくださいね。公式オンラインショップでは19,008円で販売されていますが、ECサイトには12,000円前後で購入できるところもありました(※2024年9月時点)。比較したなかには5,000円以下で購入できる商品もあったものの、ある程度仕上がりにもこだわるならコスパのよい一台といえます。大きめの紙や厚紙もラミネートしたい人は、ぜひ検討してくださいね。 <おすすめな人>画用紙など厚いものにラミネートしたい人軽量で出し入れしやすいものがよい人<おすすめできない人>小さな子どもがいる家庭