YVES SAINT LAURENT オールアワーズ リキッド
日本ロレアルの「YSL オールアワーズ リキッド」は、カバーしていることさえ気づかせない、まるで消えるカバー力を謳う商品。極薄のヴェールがなめらかに肌を包み、つけていることを忘れるほどの心地よさを叶えるといいます。実際に塗ってみると、謳い文句どおりの肌になじむ自然な仕上がりが魅力。ほどよいツヤ感と薄膜なリキッドで重ねても厚塗り感のない肌が叶います。一方、薄づきで濃い色ムラはカバーしきれませんでした。塗布前後の肌の状態をVISIAで測定したところ、目立つ毛穴の数は65%減少したもののシミは24%しか減少せずまずまずの結果に。濃い色ムラが気になる箇所は、コンシーラーを併用するときれいに仕上がるでしょう。肌につけて8時間過ごし崩れにくさを検証したところ、皮脂でヨレやすく評価が伸び悩みました。モニターからは「皮脂でヨレてしまった」「毛穴落ちが目立った」との声が挙がりました。お直しなしで朝の仕上がりをキープするのは難しいため、長時間の外出時には不向きです。実際に手に取って試したところ、デパコスらしいフローラルな強い香りがしたため、においに敏感な人や無香料が好みの人には不向きといえます。一方、全13色展開でイエロー系からピンク系まで幅広い色味が揃っているため、肌がとくに明るい・暗い人でも自分に合う色を見つけられますよ。
SUQQU ザ リクイド ファンデーション 025は、素肌感のあるツヤ美肌を長時間キープしたい人におすすめです。モニターが塗って8時間過ごしたところ、「乾燥による崩れはほぼなかった」「ヨレたりテカったりせず朝の状態をキープできた」と好評でした。比較したなかには皮脂でドロッと崩れたものもあったなか、こちらはメイク直しを頻繁にできない日にも重宝しそうです。仕上りも良好。柔らかいテクスチャで、薄く均一に伸ばせました。「肌なじみがいまひとつ」という口コミに反して、ムラになりにくいでしょう。重ねて塗っても厚塗り感は気になりません。試したモニターからは、「ナチュラルにきれいな印象の肌に仕上がる」と好意的な声が寄せられました。自然なツヤ感がプラスされ、若々しい肌印象を目指せますよ。毛穴カバー力は上々です。塗布前後の肌の状態を確認すると、目立つ毛穴の数は62%減少。比較したCHANELの商品の結果54%を上回りました。ただし、目立つシミの数の減少率は31%とあと一歩です。比較した商品は全体的にシミカバー力が低く、本品も高評価の基準値40%には届かず。「カバー力がいまひとつ」という口コミがあるように、色ムラにはコンシーラーを併用しましょう。ポンプ式容器の使い勝手は良好。瓶はやや重ためですが、「プッシュ式で中身を調整して出しやすい」「容器もフタも筒状で開け閉めしやすい」とモニター5人中4人が満足しています。香りは控えめながら、評価が分かれました。「特にニオイはない」「時間が経つとゴムのようなニオイがした」とさまざまな感想が寄せられています。カラーバリエーションは全23色と、比較したなかでもトップクラスの充実度です。イプサのリキッド ファウンデイションeが6色展開だったことを思っても、こちらは自分の肌に合う色味を見つけやすいでしょう。「高輝度肌に仕上げる」という謳い文句どおり、つるんとしたツヤ肌を叶えたい人にうってつけ。ぜひ、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。
カネボウ コンフォートスキン ウェア オークルCは、自然なセミツヤ肌を長時間保ちたい人におすすめです。実際に商品を使って普段どおりすごしたところ、長時間経っても皮脂や乾燥による大きな崩れは見られませんでした。比較した商品内にドロッとヨレるものは少なかったものの、本品も崩れ方がきれいで、お直しできない日にもぴったり。長時間の化粧持ちを謳うのにも頷けます。「厚塗り感が出る」との口コミとは異なる、ナチュラルな仕上がりもモニターから好評です。「薄づきっぽく自然に見える」「自然と肌を整えているように見えた」など、ポジティブな声が寄せられました。比較した商品内では自然な肌に仕上がるものが過半数を占めており、本品も負けていません。テクスチャは美容液のようにみずみずしい質感。「伸びがよい」との口コミ同様、少量でも肌への摩擦を抑えて塗り広げられました。肌なじみもよく、サッと塗ってもきれいに仕上がります。フローラルの香りも好みを選びにくく、モニターから「使いやすい」と好印象。ただ容器は重めで、ポンプの扱いにもややコツが必要でした。肝心のカバー力は控えめです。塗布前後の肌を専用の機械で撮影すると、目立つ毛穴の数の減少率は平均57%と、高評価基準の70%以下に。目立つシミの数の減少率も平均29%と低めです。比較した商品内に高評価基準の40%を超えるものはなく(※執筆時点)、シミをカバーしづらい傾向がありました。肌悩みに合わせてほかのメイク用品を活用しましょう。カラーは全8色から選択可能。価格は税込6,930円(※執筆時点・公式オンラインショップ参照)と比較したなかでは安くはありませんが、きれいな肌を長時間キープしやすいのは魅力といえます。とはいえカバー力や豊富なカラー展開にこだわるなら、上位商品もチェックしてみてください。
RMK リクイドファンデーション 102は、素肌っぽさを演出したい人におすすめです。実際に塗り広げても厚塗り感は出ず、試したモニターからは「軽くて肌なじみがよい」と好評でした。比較したなかには重たい仕上がりの商品もありましたが、こちらは「ツヤ感が出てナチュラルに仕上がる」という口コミどおり、自然なツヤ肌が叶うでしょう。みずみずしくサラッとしたテクスチャで、塗り心地も軽やかでした。「つけていることを感じさせない」という謳い文句にも納得です。「伸びにくい」という口コミに反し、少量でもスムーズに塗り広げられます。カラーバリエーションも全11色と充実。イエロー系・ピンク系ともに複数のトーンがそろっており、イエベ・ブルベ問わず肌にマッチする色を選びやすいでしょう。キープ力は上位商品と比べるとあと一歩といえます。実際に塗布して8時間過ごした肌をチェックすると、一部ヨレが見られました。乾燥による崩れはほとんどなかったものの、モニターからは「Tゾーンのテカリが気になった」という指摘が。比較した結果、本品のようにツヤ肌に仕上がる商品は皮脂崩れしやすい傾向があり、夏場など汗をかきやすい時期にはあまり向いていないかもしれません。薄づきなぶん、カバー力はいまひとつでした。塗布前後の肌の状態を肌診断器で測定したところ、目立つ毛穴の数は63%、目立つシミの数は26%の減少にとどまる結果に。どちらも高評価の基準値をクリアできず、肌のアラを隠したい人には不向きです。「シミが隠れにくい」という口コミがあるように、気になる場所にはコンシーラーなどを併用するとよいでしょう。ガラス製の容器は重ためで、持ち運びにくさがありました。近所へのお出かけやオフィスメイクなど、素肌感を残した自然な仕上がりにしたいときには候補となる一品です。とはいえ、香りのよさやキープ力・カバー力にも妥協したくない人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
ルナソル カラーオイルセラム N02は、乾燥による崩れを防ぎ、きれいな状態を維持したい人におすすめです。実際にモニターが朝から8時間の崩れにくさを検証したところ、乾燥崩れはほとんどなく「みずみずしさをキープできた」と好評。「乾燥から肌を長時間守る」との謳い文句どおりの結果となりました。オイルのようなサラッとしたテクスチャは口コミどおり伸びがよく、非常になめらか。薄づきで透け感があるので厚塗りに見えにくいのもうれしいポイントです。モニターからも「素肌をきれいに見せてくれる」との声が多く、自然な素肌感を重視したい人にはおすすめですよ。また、使用感も良好です。やや液だれしやすいものの、少量でも広範囲に塗り広げやすく、美容液でスキンケアをする感覚でサッときれいに仕上げられます。スポイト式の容器だったため、ポンプ式やボトル式の商品に比べ取り出す量の調節がしやすく、モニターからは「ほしい量だけ出しやすい」と好評でした。カラーバリエーションは全5色。SUQQU ザ リクイド ファンデーションなどの上位商品と比べると少なめですが、シェードはピンク・オークル・イエローがそろっているので、自分に合う色が見つかりやすいでしょう。カバー力の検証では「薄づきでカバー力はあまりない」との口コミどおりの結果に。塗布前後の肌を肌診断器で測定したところ、目立つ毛穴の数は62%減少、シミの数は20%減少とカバー力はいまひとつでした。比較した商品のなかで見ると特別カバー力が低いわけではありませんが、シミカバー力は低めなので濃いシミなどにはコンシーラーを使用しましょう。素肌のような自然な仕上がりで、しっとり感が長時間持続するのが魅力です。しかし、しっとりするぶん、Tゾーンや小鼻などに皮脂崩れが見られたのは惜しいところ。上位の商品にはイプサ リキッド ファウンデイションeのように皮脂崩れしにくいものもあったので、脂性肌の人はそちらをチェックしてみてくださいね。
シュウウエムラ アンリミテッド ラスティング フルイド 564は、自分の肌色に合う自然な仕上がりのファンデーションをお探しの人におすすめです。商品を使ったモニターからは、ほどよく透け感のある仕上がりが好評でした。比較したSUQQU ザ リクイド ファンデーションと同様に重ねてもナチュラルな肌になったため、「厚塗り感がない」との口コミにも納得の仕上がりです。毛穴カバー力はおおむね良好。比較したなかには塗布前後で目立つ毛穴の減少率が50%だった商品もあったのに対し、こちらは61%でした。一方、目立つシミの減少率は30%で、比較した大半の商品と同様にシミカバー力は低め。「カバー力がいまひとつ」との口コミどおり色ムラは補正しにくいため、コンシーラーを併用してくださいね。サラサラとしたテクスチャの塗り心地は好評です。同じデパコスのGIVENCHY ソワン ノワール セラム ファンデーションと同様に伸ばしやすいうえ、モニターから「密着感がある」「しっとり感がある」と評されました。速乾性が高いため、塗布後はスピーディに広げるのがポイント。使用中は少々原料臭がするものの、不快に感じるような香りはありませんでした。全20色と、カラーバリエーションが豊富な点も魅力のひとつです。比較したなかには3〜4色しかない商品もありましたが、こちらはより自分の肌色に合った色を選びやすいでしょう。「容器が扱いにくい」という口コミどおり、落とすと割れる可能性があるガラス容器なのは気がかり。比較した商品の大半と同様に瓶タイプで重みがあり、持ち運びには向いていません。そのうえ、塗布後に時間が経つと皮脂崩れが気になりやすいのもネック。「長時間崩れない」と謳っていますが、商品を使ったモニターが「色移りした」「時間が経つとドロドロになった」とコメントしています。厚塗り感が出にくくナチュラルメイク派の人でも使いやすい商品です。とはいえ、キープ力を重視する人はほかの商品もチェックしてみてください。