dretec BS-238体重体組成計「ピエトラプラス」
今回検証したピエトラプラスは、体重をシビアに測定したい方にはおすすめできません。体重の検証では、誤差が260gと今回比較した上位商品と比べるとややズレが目立つ結果に。普段使いでは許容といえる範囲なものの、高い精度で体重を管理したい方は物足りなさを感じるでしょう。一方で、体脂肪率の検証では、誤差がほとんど見られず高評価でした。ほぼ正確な数値で計測できるため、ダイエットをしている方におすすめできます。また、暗がりの中でも画面が見やすく、計測速度も平均を上回りました。BMIは計測できませんが、筋肉量・基礎代謝量など測定項目数が多いのは◎。より正確に体重を測定できる体組成計をお探しの方は、他の商品も検討してみてくださいね。
TANITA タニタ インナースキャンデュアル RD-906
タニタ インナースキャンデュアル RD-906は、体重や体脂肪率の正確性を重視したい人や、筋肉の質も計測したい人におすすめです。体重や体脂肪率の計測精度にはほとんどずれがなく、正確な結果を表示してくれます。また、計測項目数も基本項目を含めて10種類と豊富。比較した商品のなかで唯一、筋質の測定が可能なため、日々のトレーニングの成果を確認することができます。計測速度は非常に速いとはいえませんが、使っていて不便に感じるほどではありません。残念なのは、明るい場所での視認性が低い点。黒背景にピンクや緑の文字色が表示されるので、画面が見づらい印象です。しかし、それ以外はすべての項目で高い評価を獲得した文句なしの逸品。どの体組成計を買うか悩んでいるなら、ぜひ検討してみてください。
今回検証したパナソニック 体組成バランス計は、体脂肪率を正確に計測したい方にはおすすめできません。体脂肪率の検証では、約4%の誤差が見られたため、やや信頼性に欠ける印象です。また画面に表示される単位のが小さく見にくいと不評。バックライトも搭載されていないので、暗がりでは測定結果を読み取れませんでした。一方で、体重計測の精度では優秀さを発揮。基準値と80gしか違わず、満点評価を獲得しています。計測可能な項目も、筋肉レベルが計測できるのが好印象。計測速度も8秒と、まずまずの結果でした。日々の体重を簡単にチェックしたい方に向いているでしょう。体脂肪率の精度が気になるため、より本格的にダイエットしたい方は他の商品もあわせてチェックしてみてくださいね。
今回検証したオムロンの体組成計は、体重や体脂肪率をできる限り正確に測りたい人・部位ごとに計測をしたい人におすすめです。体重の計測精度の検証では、医療用の体組成計とまったく同じ数値を記録。体脂肪率の検証でも誤差は1.8%とかなり少ない結果でした。どちらも非常に精度が高く、体の変化を正しく把握したい人にぴったりです。項目数の検証では、全身の筋肉量を計測できないデメリットがありましたが、代わりに部位別の皮下脂肪率および骨格筋率の計測が可能。部位ごとに身体の状態を確認できるので、トレーニングやダイエットに重宝します。さらに、画面の見やすさはトップクラス。かがまずに計測結果を確認できますよ。残念だったのは、計測にかかる時間が16秒とかなり遅いところ。しかし、計測精度の正確性・検証項目数の多さ・画面の見やすさが高評価だったために、順位を伸ばしました。計測完了までの時間さえ気にならなければ、とても優秀な体組成計です。
今回検証したオムロン カラダスキャン HBF-255Tは、毎日気軽に体組成計を使いたい人・忙しい朝や疲れて帰宅した夜にサッと測りたい人におすすめです。計測にかかる時間は4秒と検証で使用したほかの商品を上回るスピードでした。また、体重の計測制度は優秀。計測可能な項目数も十分な結果です。さらに、目にやさしいバックライトがつき画面も見やすいので、時間がないときでもストレスなく素早く測れますよ。一方で、体脂肪率の計測精度の検証では、基準値と3%以上の乖離が見られ、信頼性に欠ける評価となりました。比較した商品全体として、スマホと連動できる体組成計の体脂肪率計測精度は低い傾向にありましたが、そのとおりの結果です。計測速度は圧倒的な速さ。そのほかの検証でも平均以上の評価を獲得しましたが、体脂肪率の精度を求める人はほかの商品もチェックしてみてください。