出典:amazon.co.jp謎の独立国家ソマリランド │ そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア990円川邊健太郎ソマリアと言えば海賊。そして首都モガディシオを中心として"リアル北斗の拳"が横行している国というか無法地帯のイメージがあるのだが、なんとソマリアの北部では"ソマリランド"が事実上の国家として十分に機能し、民主的で平和な国家を作っているらしい。そして、経済はほぼ規制がない為、自然と最も合理的に運営され、発展が訪れているのだから驚きだ。 本書はこの"謎の国家"ソマリランドでの見聞を中心に近隣の海賊国家・プントランドや"リアル北斗の拳"モガディシオなどの物騒な事情なども十分に触れながら「なぜこのような平和国家が出現でき得たのか?」ということに迫っている。読み終えれば"統治"や"民主主義"ということの原始的な本質が学べるし、我々では全く想像できないような文化の違いをこういう本を通じて知れるのは好奇心が満たされて楽しい。旅をしたくなる。 作品中、作者がソマリアの文化である"カート"を食べまくっているのが面白い。カートで調子をつけてハイになってから部族同士が話をする。平和の源泉は意外とこんな所にあるのかもしれない。 なお、この書評はこの本が出た当時のものですので、最新のソマリアの政治的状況はこれとは異なるものである事を予めご了承ください。…もっと見る