これでアイロンがけから解放!洗濯しても"シワなし"な「ノンアイロンシャツ」は社会人の必需品です!!【22商品比較】
「世にあふれる数々の商品のなかから一体どれを選べばいいの?」という疑問に答えるべく、"1番いいもの"を探して日々検証している『マイベスト』。のべ3万2000点もの商品を使い比べたなかから、テーマ別にベストバイ・アイテムを紹介していくのが本特集です。
今回は「#新生活」をテーマに、ノンアイロンシャツ22商品の比較検証で上位になった商品をピックアップ。「アイロンがけなんて面倒だし、こまめにやりたくない!」というズボラな人から、シンプルに「新しいシャツに買い替えたい!」人まで注目してほしいアイテムです。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年3月31日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
ノンアイロンシャツ22商品を集めて徹底検証しました!
ノンアイロンシャツのメリットは、ズバリ「シワがつきにくいので、アイロンがけなしでも着られる」こと。特に今は新生活シーズンでシャツを新調するタイミングということもあり、購入を考えている人も多いのではないでしょうか?
そこでノンアイロンシャツの検証では人気の22商品を集めて、「シワのつきにくさ」「肌ざわりのよさ」「透けにくさ」はもちろん、「シャツの丈夫さ」「襟の丈夫さ」「一般的なシャツとの質感の違いのなさ」まで、6項目を比較しました。
その結果わかったのはノンアイロンシャツを選ぶ時に特に重要なポイントである「シワのつきにくさ」「肌ざわりのよさ」「透けにくさ」すべてNo.1のシャツはなく、どれを優先したいかで選ぶべき一枚が変わってくるということです。
ここからは、その理由も含めて、「22商品使ってみてどこが違ったのか」の検証結果をダイジェストでお届けしていきます。
【ポイント①】「綿100%×布帛(ふはく)」が一番アイロンがけをサボれる!! ただ生地の硬さが気になることも
そもそも「ノンアイロンシャツって本当にシワがつかないの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?
先に結論からいうと「普通のシャツより遥かにシワがつかない!」が答え。
また、混同されがちですが正確には異なるタイプの商品として「形態安定シャツ」がありますが、こちらは脱水せず濡れたまま干す必要があります。つまりとにかくラクしたいなら、ノンアイロンシャツのほうが優秀なんです。
ただ何でもいいわけではなく、生地が「綿100%×布帛(ふはく)※」のシャツが一番つきにくく、アイロンがけをサボれます。
縦糸と横糸を交互に織り込んで作られた生地の総称
実際に各商品のシワのつきにくさを評価したところ、素材によってはシワカット率が50%未満の商品もあるなか、綿100%×布帛の商品は90%以上! シワカット率は50%あれば基本的にはアイロンがけしなくても問題のないレベルとされているので、その優秀さがわかります。これなら「アイロンをかけるくらいなら寝たい!」という人でも、シワの心配をせず仕事に着ていけてラクです。
さらに綿100%×布帛のシャツは洗濯しても変形や伸び縮みが少ないので、長く使えるのもうれしいところ。質感も、一般的なワイシャツとほぼ同じ。キッチリした印象が出せるので、仕事はもちろん冠婚葬祭などのフォーマルな場に着ても問題はありません。
では綿100%×布帛があらゆる面で最強かというと、気になる点も。というのも綿100%×布帛だと生地が硬めな傾向があります。そのため「肌ざわりのよさ」を優先したいなら、別素材の商品を選ぶのもありです。
【ポイント②】「着心地」や「透けにくさ」優先なら別素材のシャツにも注目
「肌ざわりのよさ」では、「カットソー」生地がオススメ。肌ざわりがなめらか&伸縮性があるので、動きやすさも優秀です。ただ綿100%×布帛よりカジュアルさが強いので、冠婚葬祭などにはイマイチ。カッチリした服装が必要ではない場合はオッケーです。
またカットソーなら全部肌ざわりがいい……ではありません。「トリコット」という縫い方の商品だと肌ざわりがざらざらしているので、なめらかな一枚が欲しい人は確認を。
仕事で着るにはマナーとしてインナーの「透けにくさ」にも気を遣いたいところ。これはインナーの色との相性もありますが、ドット柄やシャドウ柄がついた商品は、比較的透けにくい傾向がありました。
なお、比較した商品については柄があってもはっきりはしておらず、いずれもビジネスシーンで着ても問題がないレベルのものです。
また白・黒・ベージュのインナーで透けにくさを確認したところ、ベージュが一番透けにくく、ついで白という結果に。透けが気になる人は参考にしてください。
さて、以上が大まかな選ぶポイントです。先に述べたように、「どのポイントを優先するか?」で選ぶシャツが変わるので、今回は特にオススメの3枚をピックアップして紹介します!
【シワのつきにくさNo.1】青山商事「洋服の青山 レギュラーカラースタンダードワイシャツ MAXS100」(販売価格:6,490円)
- おすすめスコア:★4.65(1位/22商品中)
- シワのつきにくさ:★5.00(1位)
- 肌ざわりのよさ:★4.21(5位)
- 透けにくさ:★4.25(8位)
- シャツの丈夫さ:★4.50(4位)
- 襟の丈夫さ:★5.00(1位)
- 一般的なシャツとの質感の違いのなさ:★4.5(3位)
とにかくシワがつきにくく、フォーマルな場でも着やすいのが青山商事「洋服の青山 レギュラーカラースタンダードワイシャツ MAXS100」です。
綿100%×布帛のシャツで、シワカット率は22商品中トップの100%!10回洗濯と乾燥を繰り返しても気になるシワはほぼなく、とにかくアイロンがけがいらずめんどくさくない!!襟先も新品レベルの状態をキープできるので毎日の出勤用として心強いし、買い替えの手間を減らしたい人にもピッタリ。
縫製が丁寧で質感も一般的なワイシャツとほぼ変わらないため、ビジネスや冠婚葬祭でも大活躍。「カジュアルすぎるかな?」と考える必要がないのも、うれしいポイントでしょう。
肌ざわりはモニターから「生地がサラサラとしており、毎日でも使いやすい」との声が挙がったように、問題なし。肩の動かしやすさも普通のシャツとほぼ同じです。脇まわりや腕にチクチク感を覚えたモニターもいましたが、総合的に着やすい一枚といえます。
透けにくさについては黒だと透けるものの、ベージュや白のインナーならそこまで気にならないレベル。
アイロンなしでも長くシワがつきにくく、正式なビジネス用としてもバッチリ。「手入れなしでもキッチリ着こなしたい!」というワガママが叶うので、めんどくさがりな人も仕事用の一枚を探している人も、これを選べば間違いないです!!
【肌ざわりのよさNo.1】良品計画「無印良品 ノンアイロンボタンダウン長袖シャツ 83690403」(販売価格:3,990円)
- おすすめスコア:★4.64(2位/22商品中)
- シワのつきにくさ:★4.50(3位)
- 肌ざわりのよさ:★4.80(2位)
- 透けにくさ:★4.50(4位)
- シャツの丈夫さ:★5.00(1位)
- 襟の丈夫さ:★5.00(1位)
- 一般的なシャツとの質感の違いのなさ:★5.00(1位)
良品計画の「無印良品 ノンアイロンボタンダウン長袖シャツ 83690403」は肌触りのよさがトップ!!
先ほど肌ざわりは「カットソー」の商品が優れていると述べましたが、本商品は綿100%×布帛のシャツでありながら生地の硬さなどがなくむしろなめらか! モニターからは「ごわつき感やチクチク感がなく、着心地がよかった」との声が上がりました。フィット感がルーズなので動きやすく、ゆったり着こなせるのもポイントです。
ゆったり感がありながらカジュアルすぎないのもメリット。縫製がしっかりしており、全体的に高級感のあるデザインでフォーマル使いでも問題ありません!!
着心地はもちろん、シワへの強さもバッチリ。10回の洗濯・乾燥を繰り返してもシワカット率は90%と高く、22商品中3位と優秀。シャツや襟のゆがみもほぼないので、へたれることなく長く使えるのは大きな魅力のひとつ。
また黒のインナーを着ると透けやすいですが、白やベージュであればラインは目立たず大きな問題はなし。
シワへの強さはもちろん、フォーマルからカジュアルまで広く着回せて快適に着られる一枚を探している人にオススメです。
【透けにくさNo.1】東京シャツ「BRICK HOUSE 形態安定 ワイシャツ BM01I113AA16B4V-90」(販売価格:6,380円)
- おすすめスコア:★4.46(8位/22商品中)
- シワのつきにくさ:★5.00(1位)
- 肌ざわりのよさ:★3.68(19位)
- 透けにくさ:★4.75(1位)
- シャツの丈夫さ:★4.50(4位)
- 襟の丈夫さ:★4.00(19位)
- 一般的なシャツとの質感の違いのなさ:★4.50(3位)
東京シャツ「BRICK HOUSE 形態安定 ワイシャツ BM01I113AA16B4V-90」は、インナーの透けなさが優秀。
生地が分厚くうっすらシャドウ柄が入っているので、白やベージュはもちろん、黒のインナーでも他商品と比べると透け感が気になりません!
また縫製も丁寧で、質感も一般的なシャツと大きな違いはなし。ただ生地の厚さゆえ着用して蒸れを感じたモニターもいたため、オールシーズンではなく秋冬に向いた一枚といえます。
シワのつきにくさは文句なし。シワカット率100%と優秀で、アイロンがけのめんどくささを解決できます。洗濯と乾燥を10回繰り返した結果、襟腰はやや縮みましたが、首周りなどは問題なく型崩れの心配も少なめ。ズボラな人でも安心して長く使えそうです。
ただ肌触りのよさは、やや気になるところも。モニターからは「生地が硬くザラザラしている」「肩回りがチクチクした」などの意見が目立ったため、さらっとした着心地を求める人には物足りないかもしれません。
全体的にカジュアルな雰囲気が強めなのと生地の厚さもあり使えるシーンが限られますが、防寒用インナーの透け対策として肌寒い季節用にチェックするのはありでしょう。
全22商品を使い比べた検証コンテンツも要チェック!
「シワのつかないシャツを他にも知りたい」「複数枚買いたいので、コスパがいいシャツがいい!」と思ったら、検証コンテンツも要チェックです。全22商品を使い比べたランキングも掲載しています。
(執筆/マイべマガジン編集部・海田善隆)
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