大震災を再現して「転倒防止突っ張り棒」を検証したら“平安伸銅がガチで信頼できた”ので絶対使って欲しい【防災グッズ11商品比較】
今回は「#防災」をテーマに、転倒防止突っ張り棒11商品の比較検証で1位になった商品をピックアップ。地震が起きた際、家具や家電が倒れることを防ぎ、家族や自身を危険から守ってくれる本当に大事なアイテムです。
検証には、大型振動試験の最新技術設備を採用している「IMV 上野原サイト高度試験センター」に協力を依頼。実際に「能登半島地震」「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」を再現し、各商品の性能を確かめました。
結果として「もっとも信頼できる」評価になったのは平安伸銅工業の「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」。その理由について、ぜひご注目ください。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年3月10日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
「家具が倒れるのは一瞬。避けるのは難しい」転倒防止突っ張り棒は“本当に大事な地震対策”です
突然ですが、これは能登半島地震の条件を再現して「転倒防止突っ張り棒」の検証を行ったときの映像です。
- 再現した状況①:能登半島地震
- 2024年1月1日午後4時10分ごろに発生
- 規模:マグニチュード7.6
参照:NHK
みなさまは、「近年の地震による負傷者の30~50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因」(出典:東京都防災ホームページ)ということをご存知でしょうか。
地震に対する室内の備えは「なるべく部屋に物を置かない」「家具類のねじ止め」などが挙げられていますが、物の量はコントロールが難しく、また、賃貸住まいだと室内設備に傷を付けるのも避けたいところ。
そこで今回は、工事はおろか、穴を開ける必要すらない「転倒・落下・移動防止器具」のひとつ、転倒防止突っ張り棒について、ニトリやアイリスオーヤマなど、人気の11商品を集めて検証を行いました。
そこで判明したのは「転倒防止突っ張り棒は想像以上に効果がある」「一方で、商品ごとの性能差が大きい」という2点。これは、先ほどご覧いただいた映像からも、納得できる内容ではないでしょうか。
これまで被災したことがない筆者だと「家具の転倒は避けられるのでは」と、どこか軽んじていたところがありました。
ですが、現場で全11商品の検証に携わった検証者からは「家具が倒れるのは一瞬のこと。これを避けるのは難しいと感じました。寝ている時なんて、防ぎようがない」との感想が届いています。
映像も含めてご確認いただければ、転倒防止突っ張り棒が、私たちの暮らしにとってどれくらい重要なものなのかが伝わるのではないでしょうか。

地震対策として、転倒防止突っ張り棒の存在は知っていても、見た目や設置の手間から避けている人はいませんか?
ですが、実際に震災時を再現した状況で検証を行うと、家具が揺れたりズレたりはするけど、想像していたよりずっと家具が倒れるのを防げました。
転倒防止突っ張り棒は本当に大事な地震対策アイテムです。皆さんにも使って欲しいです。
検証機関「IMV 上野原サイト高度試験センター」で3つの震災の状況を再現しました
商品比較サービス「マイベスト」では、常に徹底的な比較検証をベースにおすすめ商品を選定しています。
今回は、特に人命に直接つながる商品が対象ということもあり、検証機関「IMV 上野原サイト高度試験センター」の協力をあおぎ、先ほどご紹介した「能登半島地震」と「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」を再現し、より実際の環境に即した検証を行っています。
- 再現した状況②:阪神・淡路大震災
- 1995年1月17日午前5時46分に発生
- 規模:マグニチュード7.3
参照:NHK
- 再現した状況③:東日本大震災
- 2011年3月11日午後2時46分に発生
- 規模:マグニチュード9.0
参考:NHK

施設や装置だけでなく、操作自体はIMVのエンジニアさんにお願いしました。
大型3軸耐震試験装置を使い、5日間の検証を敢行
今回は、先ほどお伝えした3つの震災の状況と、それぞれの本震の時間にあわせて「大型3軸耐震試験装置」を作動させ、5日間にわたり各商品の性能を検証しています。
大掛かりな検証のため、現場の検証者は「絶対に失敗できない。やり直しがきかないプレッシャーがありました」とのちに語りましたが、結果としては信頼にあたいする素晴らしい商品を見つけることができました。
それが、平安伸銅工業の「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」です。
【N0.1転倒防止突っ張り棒】平安伸銅工業「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」(販売価格:1,891円)
- おすすめスコア:★4.92(1位 / 11商品中)
- 転倒のしにくさ:★5.00(1位 / 11商品中)
- 家具のズレにくさ:★4.74(1位 / 11商品中)
- 取りつけやすさ:★5.00(1位 / 11商品中)
ここまでお伝えしてきた通りの大規模な検証を経て、転倒防止突っ張り棒全11商品のNo.1に輝いたのが、平安伸銅工業「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」です。
「能登半島地震」「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」の揺れを再現した強度の高い検証でも家具は一切倒れず、また、商品と家具の設置面が大きくズレることもない。
見逃しがちな取り付けやすさについても、シンプルで直感的に設置できるうえ、初めからネジがついているので部品をなくす心配もない。
基本的に「突っ張る」ものなので、部屋に穴を開ける必要もありません。
「転倒のしにくさ」「家具のズレにくさ」そして「取り付けやすさ」まで、検証した全項目でNo.1評価と、疑う余地のない完成度です。
「これを機に我が家にも導入してみようか」という人に全面的におすすめできる、まさにNo.1の「転倒防止突っ張り棒」です。

検証中に家具が揺れる幅は商品によって違いましたが「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」は、今回の検証ではほぼ揺れないし、ズレない。
本棚のサイズや収納されているものによって結果は異なる可能性はありますが、現時点では最高の「転倒防止突っ張り棒」だと確信しています。
平安伸銅工業「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」が11商品中1位だった理由
マイベストでは、「簡単に取り付けられて、大きな揺れでも家具が転倒しない」理想のアイテムを見つけるべく、転倒防止突っ張り棒11商品を集めて徹底比較。
「転倒のしにくさ」「家具のズレにくさ」「取りつけやすさ」の3項目を検証しました。
ここからは、その結果を基に、平安伸銅工業「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」がNo.1になった理由を深掘りしていきます。
- 理由①:設置面積が広く、素材が「EVA」だから縦揺れにも横揺れにも強い
- 理由②:「1本のポール+ネジ」だから取り付けやすいし、ホッチキスを使った強化も可能
詳しい検証方法やランキング、ほかのおすすめ商品も知りたいという人は、「マイベスト」の「転倒防止突っ張り棒」検証コンテンツもチェックしてください。
サイズの選び方や、設置のコツなども徹底検証したうえでご紹介しています!
理由①:設置面積が広く、素材が「EVA」だから縦揺れにも横揺れにも強い
検証を通じて判明した商品の特徴の中で、もっとも驚きが大きかったのは、転倒防止突っ張り棒の「ポールの太さや耐圧表記が、検証時の耐震性に影響しなかった」ということです。
てっきり、ポールが太くて、「耐圧○○kg」の数字が大きければタフなのだと思っていた。そう感じている人も多いのでは。
しかし、商品を選択する中で最優先事項だと言えるのは、「天井や家具との接地面積が広いこと」と「設置面の素材に発泡PEが含まれていないこと」でした。
「天井や家具との設置面が広いほど良い」というのは考えてみれば至極当然ですが、実は転倒防止突っ張り棒というジャンルの商品は、ざっくりと設置面積が「100㎠以上」と「50㎠程度」に二分されています。
検証結果を見ると、当然ながら設置面積が広い方が、圧力と摩擦力で家具全体の揺れを軽減する能力は高い傾向があります。
平安伸銅工業の突っ張り棒は、設置面積が150.5㎠。十分な広さを備えており、強い揺れに耐えた理由のひとつとして挙げられます。
続いて、設置面の素材についての問題です。
設置面の素材って、ポール部分の素材に気を取られて見過ごしがちな部分ですが、検証時には、ここに「発泡PE」を使った商品は、「転倒しにくさ」「家具のズレにくさ」の2項目とも評価が低い傾向がありました。
なお、平安伸銅工業の突っ張り棒は設置面のパッド素材にEVA樹脂を採用しています。
摩擦に強く、縦揺れも横揺れもしっかりと受け止められる、もうひとつの理由です。

検証時には、設置面積が狭い、もしくは設置面に発泡PEを使った商品は、縦横に10cm以上ズレる結果になっています。
理由②:「1本のポール+ネジ」だから取り付けやすいし、ホッチキスを使った強化も可能
ここでズボラな人、細かいDIY作業が苦手な人に朗報です。取り付け作業の難易度は、実はパッと見で判断できます。
それはズバリ、ポールの本数です。
家具と天井の間に突っ張り棒を固定する際、ポールが1本のタイプは固定が1箇所で済むので1人でも作業できますが、2本タイプのものは片方を押さえているときに、もう片方がズレやすいので大変取り付けにくい。
また、ポールの長さを固定する方法も「ネジ式」と「ピン式」と2通りありますので、ここも注意。
優先すべきは、理想の長さに調整しやすいネジ式です。ピン式だと、すでに空いた穴にピンを差し込む構造なので、理想の長さに調整できないからです。
せっかく設置しても正しい方法でなければ効果が得られにくくなります。その点からも、取り付けやすさはとても大事な要素です。
平安伸銅工業の突っ張り棒は「1本のポール+ネジ式」を採用していますのでご安心ください。
また、天井の強度が弱い場合は「あて板」とネジで補強できたり、ホッチキスを使ってより安定させることもできます。
商品間の条件を統一させるため検証時には活用しませんでしたが、こうした強化方法があるところも安心感を高めてくれます。

平安伸銅工業の商品は、ホワイトの他にブラックもあるのでインテリアに合わせやすいのもポイントです。
あと、これも大事なことですが、転倒防止突っ張り棒は、取り付けにかなりの力が必要です。力のある人に取り付けてもらうのがベターです。
まとめ:耐震性も取り付けやすさも文句なし!私たちの暮らしを守る、最高の突っ張り棒です
つい先日の3月9日(日)にも、奄美大島近海を震源地とするマグニチュード5.8の地震が発生しました。私たちは、いつ、どこで地震の脅威に晒されるのかわからないまま暮らしています。
だからこそ、家族や身の回りの人々の生活を守るため、防災アイテムを活用することはとても大切なことです。
まずは「近年の地震による負傷者の30~50%を占める、家具類の転倒・落下・移動」を防ぐため、平安伸銅工業「HEIAN SHINDO 家具転倒防止突っ張り棒 UEQ-35W」を導入してみてはいかがでしょうか。
「家電がほとんど倒れない!」耐震マット15商品も徹底的に検証しました
最後に、「IMV 上野原サイト高度試験センター」では、転倒防止突っ張り棒のほかに「耐震マット」の検証も行ったことをご報告します。
こちらも、検証者が「小型家電の場合、耐震マットを使っているとほとんど倒れない。すごいです!」と感嘆するほどの高い効果がありました。
もちろん、突っ張り棒との併用で効果が増すことは間違いありません。
下記、リンクを用意しましたので、そちらも併せてぜひご覧ください!
(執筆/マイべマガジン編集部・青山卓弥)
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