コンビニスイーツ、どこが美味しい？大手3社食べ比べたら、ファミマのチョコが“洋菓子店級”で最高だった！【新作25商品ガチ実食評価】

見事1位になったのは、世界的パティシエの名前を冠した一品。ピエール・エルメといえば、パティシエの家系に生まれたサラブレッドであると同時に、その鬼才ぶりから“パティスリー界のピカソ”と称賛される人物。

コンビニスイーツとはいえ、これは期待が高まりますね！見た目もキレイでテンションが上がります！

そして、生地は上がオープンでクリームが見えているので「見た目はいいけど食べにくいのかな……」と思いきや、クリームが意外としっかりしているので崩れたり潰れたりすることもナシ。

生地はしっとりしつつも軽めで、たっぷりクリームが入っているのに全体が重くなりすぎない。このバランスが絶妙です！

パッケージの状態で見るとふんわりとしたクリームだけが見えますが、切ってみるときめの細かいココア生地の中にこちらの3種類が包まれていました。

• コーヒーバタークリーム
• コーヒーカスタード入りホイップクリーム
• 生チョコ（クレームガナッシュ）

2種類のコーヒークリームは量にかなりの差がありますが、実際に食べるとバランスは抜群！バタークリームは満足感がありつつ重すぎず、カスタード入りホイップのまろやかさと合わさってよい働きをしています。香りが豊かで甘さ控えめな大人の味ですね。

さらに、生チョコも量としては目立つ感じではないので「チョコスイーツのわりにチョコが少ないのでは」と心配になりましたが、全体を味わうとコーヒークリームとの比率も完璧！

ガッツリとチョコだけを押し出す感じではなく、ココア生地・クリーム・チョコレートが「全体が最もおいしく感じるバランス」に整えられていて上品な印象でした。

コンビニスイーツとは思えないクオリティなのに、お手頃価格なのも嬉しいポイントです。

そして今まで150商品以上ものコンビニグルメを食べ比べてきましたが、満点評価となったのは今回がはじめて！この感動、ぜひ味わってみてほしいです…！！

2位にランクインしたのは、ファミリーマートのザッハトルテ。

ザッハトルテと聞くと「表面がチョコでコーティングされたシンプルで濃厚なチョコレートケーキ」という印象がありますが……フタを開けてみると生クリームとジャムで柔らかい印象のデコレーション。

生クリームは甘さを抑えてあり、アプリコットのジャムは華やかな香りと酸味があります。

ザッハトルテの本場・オーストリアでは濃厚なザッハトルテの口直しとして甘みを抑えた生クリームを添えることもあるそうなので、こうしたところも意識されているのでしょうか。

生クリームの下には、ザッハトルテに特徴的なシャリシャリ食感の糖化チョコレート。その下に、チョコレート生地のスポンジとクリームが入っています。

中のクリームは甘さ控えめで、アプリコットジャムやチョコレートと一緒にすくって食べると味のバランスが素晴らしい！

チョコレート生地の量は少なめですが、しっかりと食感があるので生クリームやチョコレートに飲まれず食感を楽しめました。

オシャレなガトークリームやザッハトルテのあとに見ると、ちょっと武骨な感じすらする見た目ですが……ガーナ×セブン-イレブンのコラボパンが見事2位にランクイン！

カカオを模したようなパンのなかには、生チョコ入りホイップクリームとガナッシュが入っています。

パン生地はかためで、単体で食べるとややボソボソ感がありますが、この生地が甘めのクリームとバツグンに合う！

パンもクリームも単体で食べたら途中で飽きが来そうですが、それが組み合わさることで最後までおいしく食べられるのがすごいですね。

パンなので食事の一部として食べてもよいですし、上位商品のなかでは価格も安めなので、みなさんも気軽に試してみてくださいね。

パフェというにはやや小ぶりな気はするものの、生チョコが豪華に3つ入っていました。

まず生チョコを1ついただくと、なんとも濃厚！そして、なめらか＆幸せなくちどけです。

2個めの生チョコも続けて食べたくなりますが、いったん下のムースも食べてみると、こちらは控えめな味。単体で食べるとやや淡白な感じもしますが、生チョコと組み合わせる前提のバランスなのかもしれません。

スポンジは少なめですが、なめらかな生チョコ＆ムースとスポンジ生地を一緒に食べると、食感のバランスが整う感じがします。

底に入っているビスケットクラッシュはしっとり系ですが、たまにスポンジケーキとは違う味と食感が楽しめるのがいいですね。