【6万円がライン】折りたたみ自転車12台乗り比べたら……ネット人気の格安モデルは避けるべきだった理由
自転車で颯爽と通勤したい!休日もサイクリングでリフレッシュしたい!そんな思いはあるものの、置く場所がないんだよなあ。とお嘆きの皆様。
「折りたたみ自転車」ならその悩みを解決できる……と言いたいところですが、実際は、買ったはいいけど折りたたまずに放置している、というのが購入者のあるあるだったりします。
折りたたむのが面倒、思ってたより重い、意外とかさばるというのがその原因。しかし、実はこれ、価格やブランドに飛び付かず、冷静に商品を選べば失敗を回避できることがわかりました。
今回は、キャプテンスタッグやハマーなど人気メーカーの、1万〜6万円台の12商品を比較。そこで発見した「折りたたみ自転車がある理想の生活」が叶う一台について、じっくりとご紹介します。
本コンテンツの情報は公開時点(2024年5月14日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込で表記しております。

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
1〜6万の12台を乗り比べて、最高に使えるのはDAHONだった
駐輪場がなくても自転車持てるかも!クルマに積んで旅先でも使いたい!
……と折りたたみ自転車に夢を描きつつネット通販を検索すると、1万円台の商品がヒットしますが、このラインはガチでおすすめできません。
今回12台を比較検証しましたが、格安モデルになるほど、参加モニターから厳しい指摘が……。「走行中にふらつく」「ブレーキが利きにくい」など、普通の自転車なら当たり前にできるはずのことが難しい傾向がありました。
画像を見てのとおり、基本的な走行性能を備えているうえ、「折りたたみやすさ」「持ち運びやすさ」「収納時のコンパクトさ」までをも揃えた商品は1万円台ではもちろん、3万円クラスでも存在しませんでした。
じゃあ、どうしたらよいのか。ここでぜひおすすめしたいのが、思い切って6万円の投資をすること。
であれば、軽々折りたためて、走行時の安定性も兼ね備えたマストバイ、アキボウ「DAHON|Hit|22HITBM00」に手が届きます!
折りたたみ自転車のマストバイ:アキボウ「DAHON|Hit|22HITBM00」
アキボウが取り扱うDAHONは、折りたたみ自転車で世界的に有名なブランド。「Hit|22HITBM00」(59,400円)は、そのエントリーモデルです。
12台を乗り比べて、「折りたたむ」「持ち運ぶ」「場所をとらない」という折りたたみ自転車の重要なポイントすべてが高水準だったのは、この一台だけ。だからこそ、普段は玄関に置いておいて通勤に、買い物の足に!休日はクルマに積んで、観光地でサイクリング!なんてことも可能にします。
つまり、そもそも置く場所がない……という悩みを解決して、自転車があったらやってみたいことを叶える理想の一台なんです。

そもそも、自転車はたたむものじゃありません。重くなるし、強度が落ちるし、タイヤが小さくなるから走りも耐久性も悪化します。
また、折りたたむのは面倒くさいし、屋外保管だと手や服が汚れるからと意欲低下する人が多数いるのも事実。
よほど完成度が高い車体じゃないと、あえて折りたたみを選ぶ理由はないのですが「DAHON」のHitなら自信をもっておすすめできます。
レバーのつくりや各部のギミックなどの作り込み、表面の仕上げやアクセサリーの拡張性などを考えると、約6万円でこのレベルを実現している折りたたみ自転車は、私が知る限りありません。
12商品を比較してわかった!アキボウ「DAHON|Hit|22HITBM00」がマストバイな3つの理由
ここからは、折りたたみやすさ、持ち運びやすさ、収納時のサイズ、走行性能など検証結果をベースにおすすめの理由3つをピックアップして、掘り下げてご紹介します。
- 理由①:「たたむの面倒」を解決!慣れれば10秒でOK
- 理由②:玄関先にも置けるサイズ感!持ち運ぶのも超ラクです
- 理由③:坂道でも安定!走りやすさもバッチリ
もっと詳しく検証方法&結果が読みたい、また、他のおすすめも知りたい、そんな人はマイベストの折りたたみ自転車比較コンテンツもチェックしてみてください。
理由①:「たたむの面倒」を解決!慣れれば10秒でOK
「DAHON」のHitの魅力は、なんといっても「折りたたむ構造」がとても優れている点にあります。
折りたたむ際のロック操作は単純でわかりやすい。他商品にあったパーツのブラ付きもなく、たたむ動作自体も滑らか。細かい部分でのこだわりの設計が、スムーズな折りたたみ操作を可能にしています。
実際に検証に参加したモニターからは、こんな声が出ていました。
比較した商品のなかにはロック解除が複雑な自転車もありましたが、こちらは初見でもわかりやすいレベル。自転車に触れる機会が少ない初心者ユーザーでも、慣れれば10秒ほどでの折りたたみが可能になりました。

初心者モニターが使ってみたところ、「DAHON」を含む上位商品に圧倒的な人気が集まりました。
検証時は、価格もブランドも伏せておくのですが、それでも「他の商品とは全然違う」「これほしい!」という声が。ここまできれいに購買意欲が変わるのか、と驚いたくらいです。
理由②:玄関先にも置けるサイズ感!持ち運ぶのも超ラクです
「DAHON」のHitが推せる理由は、その「収まりのよさ」にもあります。
タイヤ同士がマグネットで固定されるうえ、他商品にありがちなハンドルやペダルの飛び出しもない。持っているうちに開いてしまう、体や壁にガタガタぶつかる、というストレスがないので、たたんだ後の持ち運びもラクに感じます。
実測値11.2kgと比較した商品のなかでは軽めで、重心バランスもよいため、女性モニターからは「階段も苦にならない」との感想が出るほど。エレベーターにも余裕で載せられるので、マンション住まいでも苦になりません。
駐輪場がなくてもOK!置き場所いろいろ
折りたたんだときのサイズは、高さ:64.5cm × 幅:82.0cm × 奥行:30.6cmほど。ガレージの隅や車内はもちろん、ワンルームマンションの玄関・オフィスのデスク下にも置くことができます。
自転車欲しいけど置く場所がない!そんな住宅環境の人にとって、邪魔にならずに玄関に置いておける、というのは大きな利点では。
自転車通勤OKの職場なら、仕事中はデスクの下に収納しておくのもよし。室内保管がしやすいのも魅力のひとつです。

折りたたみ状態をキープするマグネット式のロック機能。これは、10万円前後のより高価なラインの車体に多い機能なんです。今回検証した商品のなかでも、この機能を搭載しているのは唯一、「DAHON」のHitだけでした。
理由③:坂道でも安定!走りやすさもバッチリ
折たたみ自転車はその構造上、どうしても普通の自転車よりも走行性能も低くなりがち。とくに下位の商品は、「タイヤが小さく、段差での安定感がない」「上り坂ではギアが重い」など、基本的な自転車としての性能が怪しいレベルです。
その点「DAHON」は、比較した12商品のなかでも大きい20インチのタイヤで、平坦路はもちろん坂道の走りやすさもモニターから好評。手のひらをしっかり支えるハンドルや、上り坂でも快適に走行できる6段変速のギアを搭載しており、高い走行性能があるといえます。
ブレーキの利きもよく、モニターからは、「段差でもふらつかない」「下り道でもハンドルがぶれない」「車体に安定感がある」と、満足の声があがりました。
走りやすいから、いろんな「乗り方」ができるんです!
これだけの走行性能があれば、通勤や買い物などの街乗りはもちろん快適。であれば、観光地でのサイクリングについては言うまでもないでしょう。慣れてきたら、電車に乗せて(=輪行)海や山にフラッと出かけてみるのもアリです。

ちなみに、「DAHON」のHitは、折りたたみ自転車にありがちな身長・体重制限がないので、パートナーや家族とシェアすることも可能です。
いろんな場所に行けて、いろんな用途で使えて、2人以上でもシェアできて、と考えると、1台で実質数台分の働きを期待できるといっても過言ではありません。
まとめ:折りたたみ自転車でしたいこと、全部叶います
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(執筆/マイべマガジン編集部・浅沼伊織)