結論からいうと、ジュレリッチ リュール ハンドセラムは、手のガサつきが気になる人におすすめです。理系美容家かおりさんによる成分評価では、肌荒れ予防成分・整肌成分を豊富に配合したつくりが高評価を獲得。着色料やアルコールなどを使わず、肌へのやさしさにも配慮されています。香料も含まれていないため、モニターからは「香りがなくて使いやすい」という声があがりました。やわらかく伸びのよいテクスチャは、肌によくなじむとモニターから好評。ベタベタ感が少ないのもポイントです。チューブタイプの容器はコンパクトで持ち運びしやすく、お出かけ先で使うにも便利ですよ。塗布直後の肌水分量をキープすることはできませんでしたが、3時間経っても-15.7%に抑えられていました。ハンド美容液としてはまずまずの保湿力といえます。乾燥が気になるときは、ハンドクリームを併用しましょう。
VECUA Honey WONDER Honey とろとろハンドクリーム サボンベベ
ワンダーハニー とろとろハンドクリーム サボンべべは、キュートな香りが好きな人におすすめ。公式サイトで謳っているとおりのフローラル系の香りで、実際に塗ったモニターから「かわいらしい印象」「フレッシュな甘さを感じる」との声が。比較したなかにはほぼ香りのない商品もあったのに対し、「フェミニンな香りで気分が上がりそう」と感じた人もいます。保湿成分としてグリセリンや蜂蜜が含まれており、保湿力の検証結果も優秀でした。モニター6人が塗布2時間後の肌水分量の増加率を測ったところ、平均97.31%もうるおいが増加。比較した商品全体の平均値77%(※執筆時点)よりはるかに高く、うるおいキープ力の高さが期待できます。べたつきにくさも謳い文句どおり。手の甲に塗って5分後にビーズの入った皿に押しつけた結果、平均3.7個のビーズが付着しました。ほかのハンドクリームは平均で11.41個(※執筆時点)も付着したことを思うと、「サラッとした塗り心地」との口コミどおりといえます。容器とフタが一体化しており、片手で開け閉めできるのも利点。実際に手に取ったモニターからは「手のひらに収まるサイズで持ちやすい」「フタをなくす心配がない」とポジティブなコメントが多数寄せられました。ただし、「香りが強くて好みが分かれそう」という口コミに違わず、モニターの意見も二分。「バニラのように甘く、食事前は塗りにくい」「甘い香りが不得意な人には向かない」との声が出ています。控えめなフローラル系の香りに全員が高評価をつけたコスメデコルテのハンドクリームと比べると、甘い香りがやや主張する点が気になりました。とはいえ、しっかり香るぶん、かわいらしい香りが好きな人は満足できそうです。手肌のうるおいを守りつつ甘い香りを堪能したい人は、ぜひ検討してくださいね。
カルテHD モイスチュア ハンドクリームは、肌荒れを防止したい敏感肌さん向きのアイテムです。成分をチェックした専門家は、乾燥を防ぐヘパリン類似物質・肌荒れを防ぐグリチルリチン酸ジカリウムに着目。比較した商品のなかには保湿に特化したものも多くありましたが、こちらは「繰り返す手荒れを防ぐ」という謳い文句にも納得の成分構成でした。敏感肌への刺激が懸念される成分について、専門家からの指摘はありません。着色料やアルコールなどを含む商品もあるなか、こちらは香料・着色料・アルコールが不使用。アレルギーテストをはじめとする各種テストをクリアしており、やさしい使用感に配慮が感じられます。ワセリン・グリセリン・アミノ酸など、保湿成分も複数配合。一方で「乾燥する」という口コミどおり、数値的な保湿力はそこそこでした。モニター3人の腕に塗って塗布直後と3時間後の肌水分量を測定すると、11.67%減少。比較した商品の平均値である-4.69%(※執筆時点)には届きませんでした。テクスチャはこっくりしていてやや固めですが、塗布した手にビーズを押し当ててべたつきにくさを調べると付着したのはわずか4個でした。高評価の基準とした10個を下回り、べたつきにくい印象。実際に使ったモニターからも肌なじみのよい使用感が好評です。口コミ同様に「べたつく」と感じた人は少なく、「しっとりする」とプラスに捉える声があがりました。無香料タイプで、モニターからも「ほぼ無臭」という感想が集まっています。においに敏感な人も使いやすいでしょう。フローラル系で万人受けしやすい香りの商品に比べると「気分が上がらない」という意見もありましたが、シーンを問わず使えるのはメリットです。保湿力重視で選ぶなら、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。
資生堂 アルティミューン パワライジング ハンドクリームは、手肌の乾燥が気になるの人におすすめです。塗布2時間後の肌水分量は、塗る前より約108%アップ。比較したなかでオイル成分を含む商品は保湿力が高い傾向があり、本品も例外ではありません。高いうるおいキープ力が見込めるでしょう。べたつきにくいのも大きな魅力です。塗布後の手にビーズを押し当てると、付着したのは7個のみ。比較したなかには20個以上も付着した商品があったことをふまえると、べたつきは控えめといえます。「べたつきがなく使いやすい」という口コミとも一致し、塗ってすぐにパソコンやスマホを触る人も煩わしさを感じにくいですよ。グリーンフローラルを謳うすっきり爽やかな香りも、モニターから「心地よい香り」と好印象でした。比較したなかには香りの主張が強いものもありましたが、こちらは控えめにやさしく香ります。「香りが強くて苦手」という口コミの懸念に反し、人やシーンを問わず使いやすいでしょう。容器は、やや大きめのチューブタイプ。握りやすいのは利点ですが、手に取ったモニターからは「キャップが閉めにくい」「残量が少なくなると出しづらそう」という声も聞かれました。出先でササッと使うというよりは、自宅での使用に向いていますよ。執筆時点の値段は、税込2,200円(※公式サイト参照)。べたつきにくいうえ保湿力も高く、手荒れを予防したい人やひどい乾燥に悩む人にもぴったりな一品です。謳う文句どおりのなめらかな手肌を目指す人は、ぜひこの機会に購入を検討してくださいね。
ロクシタン シア ハンドクリームは、甘い香りに包まれてハンドケアしたい人におすすめです。ハーブやフローラル系が混ざったような香りに、モニターは「落ち着きのある香り」「石けんのような清潔感がある」とコメント。比較したなかにはほとんど香りが感じられない商品もあったのに対し、手肌のうるおいケアしつつ甘い香りを楽しめるでしょう。保湿成分には、肌なじみのよいオイル成分のシア脂を配合。モニターの肌に塗って保湿力を調べると、塗布2時間後の肌水分量は塗る前より約66%増加しました。人気のジルスチュアートやSHISEIDO アルティミューンのように高評価の基準とした+70%はクリアできなかったものの、こまめに塗り直すことで一定のうるおいキープ効果に期待が持てます。容器は、コンパクトなチューブタイプです。柔らかい素材のためか、モニターからは「出しやすい」「最後まで使い切れそう」というプラスの声が寄せられました。ただし、「キャップが小さく開けにくい」という指摘もあがっています。比較したなかには片手間でも扱いやすい商品があったのに対し、出先でサッと使うシーンではあまり活躍の機会がなさそうです。「しっとり感があるのにべたつきにくい」という口コミに反して、塗布後のべたつきも気になります。商品を塗った手に30個のビーズを押し当てると、高評価の基準とした10個より多い平均16.3個も付着しました。重めの塗り心地を好む人には向いていますが、サラッと軽い使用感の商品をお探しの人には不向きでしょう。執筆時点の値段は、30mL入りで税込1,595円(※公式サイト参照)です。甘めの香りで気分を上げたい人にはおすすめですが、モニターのなかには「香りの甘ったるさが重く感じた」との声も。口コミにも「独特の香りが強い」という声があったので、好みに合わない場合もあるでしょう。甘めの香りが苦手な人や、保湿力・軽めの塗り心地を求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。