結論からいうと、リビッテ ハンドセラム しっとりタイプは、家事や仕事の合間にサッと使えるハンド美容液を探している人におすすめです。水のようにサラッとしたテクスチャは「伸ばしやすい」「すぐなじむ」とモニターから好印象。「ベタベタが苦手な人のために開発」されたという謳い文句どおり、ベタつきがほとんど気になりません。ほのかなラベンダーの香りも魅力。ふわっと心地よく香って残らないので、におい移りを気にせず使えるでしょう。肌の柔軟効果・肌荒れ予防効果が期待できる成分構成も、高評価を獲得しています。ミネラル豊富な温泉水をベースに、植物由来の整肌成分を複数配合。ガサつきが気になる人にぜひ試してほしい一品です。ポンプ式容器は大きめで持ち運びに向かないものの、「簡単に出せる」「使いやすい」とプラスコメントが集まりました。ただし、保湿力はいまひとつ。塗布3時間後の肌水分量が23.0%減少していたため、ほかのハンド美容液と同様にうるおいをキープする効果はそこまで期待できません。ハンドクリームと併用するとよいでしょう。ハンド美容液自体の保湿力にも期待するなら、ほかの商品とあわせて検討してみてください。
ビタブリッドジャパン トーンアップリッチは、外出先で乾燥ケアしながらフローラル系の香りも楽しみたい人におすすめです。保湿力の評価は優秀で、塗布2時間後の肌水分量は塗布前より約91%も増加しました。比較した商品には30~40%ほどの増加にとどまる商品も多かったなか、手指のうるおいを保つ効果が期待できます。乾燥による手荒れの予防ケアに役立つでしょう。華やかなホワイトリリーの香りも多くのモニターから好評。一部から「香りが好みではない」との声もありましたが、ほとんどの人が「甘すぎず華やかな香りでかなり好み」「爽やかなフローラルの香りで気分が上がる」と満足しました。そこまで香りが強くないため、周囲に迷惑をかけにくいのもよい点です。塗布後のベタつきも少なめでした。手の甲にハンドクリームを塗ってビーズを押し当てても、付着したビーズはわずか6個ほど。比較した全商品の平均11.8個(※2025年2月時点)を下回り、サラッとした使い心地を求める人にも使いやすい印象です。「塗ったあとにパソコンを触っても跡がつかない」との口コミどおり、なじませてすぐほかの作業に移れるでしょう。容器は柔らかいチューブタイプで適量を出しやすく、キャップの開閉もスムーズ。モニターから「クリームを微調整しやすい」との声が多数あがりました。楕円形のスリムな形状で持ち運びにも便利ですよ。しっとり感をキープしやすく、いつでもどこでもよい香りを楽しめるアイテムなので、ハンドクリーム選びに迷ったらぜひチェックしてみてください。<おすすめな人>乾燥した手にうるおいを与えたい人ふんわり華やかな香りで気分を上げたい人ベタつきにくく、外出先でもサッと塗りやすいものがよい人<おすすめできない人>特になし
アベンヌの薬用ハンドクリームは、家族みんなの手肌をしっかり保湿したい人におすすめです。比較したなかにはエタノールやエキス類などを多く使用した商品もありましたが、こちらは2歳から使えると謳っています。専門家による成分評価では、敏感肌への刺激になりうる成分が指摘されませんでした。専門家は、肌荒れ防止の有効成分としてグリチルリチン酸モノアンモニウム・酢酸DL−α−トコフェロールを配合している点も高く評価。保湿以外のプラスα効果が期待できる成分を含まない商品も多いなか、「肌荒れ防止効果が期待できる」とコメントしています。肌を保護・保湿する成分を豊富に配合しているのも好印象です。実際に肌水分量を測定した検証では、3時間後も+0.8%をキープ。比較した商品の多くは塗布直後の水分を維持できませんでしたが、こちらはうるおいをしっかり守れました。水仕事の多い人や冬場の乾燥ケアにも十分な保湿力といえます。「うるおいを守ってしっとりなめらかに」という謳い文句にも納得の結果です。使用したモニターからは、「ほとんど香りは気にならない」という声が集まりました。強い香りの商品に比べ、人を選びにくいのがメリットです。伸びのよいテクスチャや軽い塗り心地も好評。口コミで懸念された肌なじみの悪さはあまり気にならないでしょう。ただし、定量的なべたつきが気になるのは口コミどおり。塗布後の手の甲をビーズの上に押し当てると、比較した商品の平均値である10個(※執筆時点)より多い14個が付着しました。なかには塗布直後からさらっとした使用感の商品もあったので、塗ってすぐにパソコンを触りたい人はほかも含めて検討してみましょう。
無印良品 ハンドクリームは、持ち運びやすい無香料タイプをお探しなら候補になる一品です。「香りが独特」との口コミに反し、実際に嗅いだモニターは「不快な香りは特にしない」とコメントしました。爽やかな香りがモニターに支持されたイニスフリーの商品に比べると物足りなさはありますが、口コミにあるように仕事や食事などのシーンでも使いやすいですよ。肝心な保湿力はあまり期待できません。塗布前と塗布2時間後の肌水分量を測定すると、増加率は平均39%にとどまりました。本商品と同じく1,000円以下で買えるメンソレータム ハンドベール ハリつやバリアクリームは、塗布後の数値が約161%増加したことをふまえると、不足した肌のうるおいを補給するにはやや物足りないでしょう。塗布後に少しべたつきやすいのもネックです。塗布後の肌を30個のビーズに押し当てると、平均12個付着。比較した商品の約半数が高評価の基準値10個以下をクリアしましたが、こちらは上回りました。開閉しやすい容器や低価格で試せるのは魅力ですが、水仕事などで手指のうるおい不足が気になっている人やさらっとした使用感を好む人は、ほかの商品も検討してみてください。
ロクシタン シア ハンドクリームは、甘い香りに包まれてハンドケアしたい人におすすめです。ハーブやフローラル系が混ざったような香りに、モニターは「落ち着きのある香り」「石けんのような清潔感がある」とコメント。比較したなかにはほとんど香りが感じられない商品もあったのに対し、手肌のうるおいケアしつつ甘い香りを楽しめるでしょう。保湿成分には、肌なじみのよいオイル成分のシア脂を配合。モニターの肌に塗って保湿力を調べると、塗布2時間後の肌水分量は塗る前より約66%増加しました。人気のジルスチュアートやSHISEIDO アルティミューンのように高評価の基準とした+70%はクリアできなかったものの、こまめに塗り直すことで一定のうるおいキープ効果に期待が持てます。容器は、コンパクトなチューブタイプです。柔らかい素材のためか、モニターからは「出しやすい」「最後まで使い切れそう」というプラスの声が寄せられました。ただし、「キャップが小さく開けにくい」という指摘もあがっています。比較したなかには片手間でも扱いやすい商品があったのに対し、出先でサッと使うシーンではあまり活躍の機会がなさそうです。「しっとり感があるのにべたつきにくい」という口コミに反して、塗布後のべたつきも気になります。商品を塗った手に30個のビーズを押し当てると、高評価の基準とした10個より多い平均16.3個も付着しました。重めの塗り心地を好む人には向いていますが、サラッと軽い使用感の商品をお探しの人には不向きでしょう。執筆時点の値段は、30mL入りで税込1,595円(※公式サイト参照)です。甘めの香りで気分を上げたい人にはおすすめですが、モニターのなかには「香りの甘ったるさが重く感じた」との声も。口コミにも「独特の香りが強い」という声があったので、好みに合わない場合もあるでしょう。甘めの香りが苦手な人や、保湿力・軽めの塗り心地を求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。