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【定番の60%オフ】高級機そっくりの格安トラックボールでPC作業効率&モチベアップ!【20商品比較】

【定番の60%オフ】高級機そっくりの格安トラックボールでPC作業効率&モチベアップ!【20商品比較】

進学や就職と、この春に「新生活」を始めた人も多かったでしょうが、そろそろ中だるみで、気を引き締め直すためにデスク周りの小物や配置を見直したい、なんて気分じゃないですか?


そこで今回おすすめしたいのが「トラックボール」です。なんとなくマニアックな印象がありますが、実は、慣れればマウスよりも作業しやすく机の上も有効活用できて、手首への負担も軽減できるといいことづくし。使っていない人は損してると言ってもいいレベル。また、仕事道具を買えると気分転換にもつながるので、モチベ中だるみのカンフル剤としてもピッタリです。


とはいえ、未体験な人にとっては操作感がイメージしづらく、商品選びのポイントすら分かりません。調べても評価がいいのは高額品ばかり。そのため「とりあえずマウスやトラックパッドがあるからいいか……マニアックだし」と敬遠されがちなんですが初心者にこそ使ってほしい1台を見つけました。


それが、今回紹介するProtoArc「EM01」。実はこの商品、20商品の比較ではランキング6位だったのに、マイベスト社内で購入者が増え続けている「超安いくせに優秀なヤツ」なんです。

2024.05.20
田口朱凜
ガイド
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。

田口朱凜のプロフィール
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省スペ! 疲れない! 楽しい! PCユーザーは今こそトラックボールを導入すべきなんです

省スペ! 疲れない! 楽しい!  PCユーザーは今こそトラックボールを導入すべきなんです

今回のマストバイ、ProtoArc「EM01」は、「トラックボール」と呼ばれるPC向けのポインティングデバイス。マウスを動かす代わりに、本体に付いているボールを回してマウスポインター(カーソル)を操作します。


とはいえ、トラックボール自体にまるで馴染みがない人が大半でしょう。そこで、商品の前にまずはトラックボールを使うメリットを紹介しておきましょう。

メリット①:PCの作業効率がアップする!

1つめのメリットが作業効率のアップです。本体を物理的に動かすマウスと比べて、トラックボールはボールを回すだけで操作できます。このため、マウスよりも素早いカーソル移動が可能です。また、ボールは慣性で回転し続けるので、同方向にカーソルを動かし続けたい場合に、マウスのように狭いスペースで何度も置き直しする必要がありません。

メリット②:省スペで机小さい派はめっちゃ便利!

2つめのメリットは省スペースなこと。マウスのように動かさないため、本体を置くスペースさえあれば十分です。このため、もともと机の上が狭い人はもちろん、資料を机いっぱいに広げての作業が必要な人にも向いています。持ち運ぶのはやや手間ですが、カフェなどでも置ければいつも通りの感覚で作業できるという点もポイントです。

メリット③:手首への負担が少なく、疲れない!

3つめのメリットは手首への負担が軽いこと。マウスを動かしたり、持ち上げて置き直すといった動作がないので疲れにくく、手首への負担を軽減できます。なので、作業時間が長い人ほど適しています。すでに腱鞘炎ぎみという人は、いますぐ乗り替えたほうがいいレベルです。

そして……とにかく操作性がよくて気持ち良い!!

以上、3つのメリットを紹介しましたが、実はトラックボール利用者に感想を聞くと、みんな真っ先に出てくる言葉が「操作感が楽しい」なのです。当然ながら、最大の特徴であるボールの操作性はトラックボールの命といえます。このため、ボールがスムーズに回る商品には「やみつきになるほど操作感が気持ちいい」という共通の特徴があります。これこそが、もうマウスに戻れなくなる最大の理由です。


マウスの代わりに常に使うものなので、ストレスなく自由自在に作業できるのは当然のこと。さらに、使っていてモチベーションが上がるので、おすすめしない理由がありません。

田口朱凜
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当
田口朱凜
ものづくりの気概を感じるハイセンスなデザインが多く、「かっこいいから買った」という人も多いでしょう。さらに、その操作感はほかのガジェットでは味わえない感覚で、これこそがトラックボールの最大の魅力といえます。

トラックボールのマストバイ:ProtoArc「EM01」

トラックボールのマストバイ:ProtoArc「EM01」

使うメリットが多いトラックボールですが、その中でも今回マストバイとして特におすすめするのがProtoArc「EM01」


人気のトラックボール20商品を集め、「ボールの動かしやすさ」「クリック感のよさ」「意匠の満足感の高さ」「フィット感のよさ」「機能性の高さ」「メンテナンスのしやすさ」の6項目で検証した際、6位と大健闘した商品です。


「えっ! 1位じゃないの?」と思うかもしれませんが、1位だったのはLogicool「MX ERGO」。人間工学に基づいた形状で手にフィットし、使いやすく手首も楽ちん。しかも高機能で使いやすくカスタマイズできるため、どんな作業にも対応できるとまさに万能で、常に高評価の定番商品です。ただし、約1万5000円と初心者はおろか玄人でも二の足を踏んでしまうほど高価です。


でも安心してください。実は今回のProtoArc「EM01」、その神商品Logicool「MX ERGO」とまったく同じ形状なのです。しかも、Logicool「MX ERGO」よりも圧倒的に安い。さすがに一部機能まではすべて再現できていませんが、1位の神商品の快適さが安く手に入るという、初心者にピッタリの逸品なのです!

20商品中6位だったのにProtoArc「EM01」がマストバイの3つの理由

20商品中6位だったのにProtoArc「EM01」がマストバイの3つの理由

ここからは、20商品中のランキング1位商品ではなく、6位だったProtoArc「EM01」がマストバイな理由を紹介しましょう。その理由が以下の3つです。


①ボールを転がす感覚が楽しすぎてもうマウスには戻れない

価格3倍以上のランキング1位と同形状で使いやすい

安いのにしっかりしたつくりで社内でも購入者が続出


もっと詳しく検証方法&結果が読みたい、他のおすすめ商品も知りたい、という人はマイベストのトラックボール比較コンテンツもチェックしてみてください!

理由①:ボールを転がす感覚が楽しすぎてもうマウスには戻れない

理由①:ボールを転がす感覚が楽しすぎてもうマウスには戻れない

トラックボールの最大の魅力は、なんといってもボールを転がす独特の操作感です。本商品のボールは34mm球で、かなり滑らかに回ります。解像度が高くポインター速度が速めなので、慣性のままにカーソルが動き回ります。


カーソル速度は専用ボタンで3段階に切り替えられるので、細かな操作も問題なく行えます。検証でも「ボールの動かしやすさ」の評価は★4.80とトップクラスです。


トラックボールには人差し指や中指で操作する「フィンガータイプ」と、親指で操作する「サムタイプ」がありますが、本商品は親指操作のサムタイプ。このため、クリックや右クリックといった操作は一般的なマウスと同じなので、初心者でも違和感なく慣れることができるでしょう。

田口朱凜
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当
田口朱凜

ボールの心地よさを重視したい人には特におすすめできる商品です。トラックボールの魅力である「楽しさ」を存分に味わうことができます

同じサイズのボールなら自由に入れ替えが可能

同じサイズのボールなら自由に入れ替えが可能

ボールは定期的に外してキレイに拭いておくと、回転のスムーズさを維持できます。本商品では底面の穴から鉛筆などを使ってボールを押し出すタイプですが、同じ34mm球であれば他社製のボールでも構いません


ボールのカスタマイズもトラックボールの楽しみのひとつですが、あまり安物のボールだと品質が悪くてスムーズさを損なう可能性もあります。

理由②:価格3倍以上のランキング1位と同形状で使いやすい

理由②:価格3倍以上のランキング1位と同形状で使いやすい

本商品はランキングで1位だったLogicool「MX ERGO」とまったく同じ形状なので、本家の使いやすさもしっかり再現されています。


人間工学に基づいた形状なので安定感が高く、しっかり手にフィットします。検証でも「フィット感のよさ」の評価は★4.47となかなか優秀です。表面は石粉粘土のようなマットな質感で、高級感があるというよりも軽やかな印象です。


左右のクリック以外に5つのボタンを装備していますが、ミドルボタン以外はすべて静音。軽い力でクリックできますが、深くまで押し込めるのでクリック感もしっかりあります。

傾斜調節機能で2種類の角度から選べる

傾斜調節機能で2種類の角度から選べる

Logicool「MX ERGO」の独自人気機能として傾斜調節機能がありますが、本商品でも同じ機能がしっかり再現されています。底面プレートがマグネットで装着されており、本体の傾斜を0°と20°の2種類で調節することができます。

田口朱凜
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当
田口朱凜

傾斜0°の方がよりボタンがクリックしやすく、傾斜20°だと手首への負担がさらに小さくなり、ボールも操作しやすくなります。傾斜は簡単に変えられるので、実際に触ってみてより使いやすいと感じた方を選ぶといいでしょう。

理由③:安いのにしっかりしたつくりで社内でも購入者が続出

理由③:安いのにしっかりしたつくりで社内でも購入者が続出

ボール操作も気持ちよく、ランキング1位と同形状で使いやすさも折り紙付きの本商品ですが、もうひとつ忘れてはならないおすすめの理由が、とにかく安いこと。Logicool「MX ERGO」と比べると価格は3分の1以下で、5,000円でお釣りがきます。


ProtoArcはPC周辺機器の製造・販売を行う中国の新興メーカーですが、本社はアメリカのテキサス州。製造は中国で行われています。以前はAliExpressのみでの販売でしたが、2023年7月にAmazonに上陸。日本でも気軽に購入できるようになりました。


安価な中国商品だと、以前は「安かろう悪かろう」な商品が多かったのですが、近年では低価格でもしっかりしたつくりのものが増えています。本商品も各ボタンがグラつくこともなく、継ぎ目も丁寧に処理されており、「意匠の満足度」でも★4.36と高評価です。


なんでも光らせがちな海外商品の特徴はしっかり本商品にも受け継がれており、ボールの周りにRGBライトが内蔵されています。光り方も数パターンから選択できますが、不要ならオフにすることも可能です。


RGBライト以外にもトレンドが盛り込まれており、充電にはUSB-C端子を採用。ただし、後述しますが注意点もあります。また、接続方式として無線2.4GHzとBluetoothの両方に対応しており、2台の機器に接続できるマルチペアリング機能も搭載しています。

田口朱凜
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当
田口朱凜

非常にしっかりしたつくりで満足感が高いです。ボールのまわりがなぜか光るあたりが中国商品らしいといえますが、遊び心があって検証時にも好評でした。

安いなりの欠点も当然ながらあります

安いなりの欠点も当然ながらあります

非常に高コスパの本商品ですが、安いなりの欠点ももちろんあります。まず、ホイールが傾いているため、ホイールの側面を操作する感じになってしまい、やや不自然な操作感です。


また、左右のクリック以外に5つのボタンがありますが、専用ソフトがないためボタンのカスタマイズができません。Logicool「MX ERGO」ではチルトホイールで横スクロールが可能ですが、本商品は横スクロールには対応していません


さらに、USB-C端子を採用していますが、本体の端子が小さいため使えるケーブルが限られます充電はアダプター側がUSB Type-Aの「A to C」のみ対応のようで、アダプター側もUSB-Cの「C to C」では充電できませんでした。


このように欠点はあるものの、ボタンのカスタマイズを求めなければ静音で光るERGOクローン」という十分すぎる魅力をもっています。実際、欠点を知りつつも社内で購入者が続々と増加しているのが、そのことを物語っています。

まとめ:欠点もあるけれど利点が盛りだくさん!トラックボール初心者にこそ使ってほしい商品

まとめ:欠点もあるけれど利点が盛りだくさん!トラックボール初心者にこそ使ってほしい商品

トラックボールは慣れれば作業効率もアップし、机の上も効率良く活用できます。さらに手首への負担も小さいため、PCメインの仕事の人には必須のツールといえます。机の上のスペースが狭い人長時間作業を行う人なら、間違いなくハマるでしょう。


その中でも今回マストバイとして紹介したProtoArc「EM01」は、一度トラックボールを使ってみたいという初心者にこそ使ってみてほしい商品です。欠点はあるもののそれ以上に利点が多く、間違いなく高コスパ


使ったことがまったくないと、操作に慣れるかという不安はあるでしょう。しかし、大抵は数日ですっかり慣れてしまい、マウスよりも素早く作業できるようになります。仮に、どうしてもトラックボールに馴染めなかった場合でも、高額商品を買ったときよりダメージが少ないというのもある意味ひとつの利点といえるかもしれません……。

田口朱凜
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当
田口朱凜

私の入門機は同じくサムタイプのLogicool「ERGO M575」。はじめは操作に苦戦しましたが、案外2日で操作に慣れました。今ではタッチパッドよりも快適に作業でき、簡易的なイラストくらいなら描けちゃいます。

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(執筆/マイべマガジン編集部・㓛刀友如)

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