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松岡淳
建築家/造園建築家/一級建築士
建築家・松岡淳が実際に選んだおすすめインテリア10選

建築家・松岡淳が実際に選んだおすすめインテリア10選

新しい生活が始まるこの季節。心機一転、新しい家具を買いなおす方も多いのではないでしょうか。

建築家が自身で設計した住宅に実際に採用した家具・インテリアを、選考のポイントと併せてご紹介いたします。
  • FLANNEL SOFA
    SIESTA

    SIESTAとはスペイン語で「昼寝」を意味します。座面の突起部分は肘掛として利用できるだけでなく、枕として使うことを前提としてデザインされています。そのため、寝るときの好みに合わせて、右向き・左向きを選ぶことができるという徹底ぶり。

    奥様がお昼寝好きであったということのほかに、このソファを採用したもう一つの理由は、背もたれの高さが抑えられたローソファであるということでした。

    目的や空間に合わせてソファのデザインを選ぶのが、快適なリビングを作るポイントです。
  • TEORI
    ROOT

    竹集成材の加工技術を活かし、数式記号のルートの形状のローテーブルで、√ の折れ曲がった部分には雑誌などを立てかけておくことができます。

    シャープに見せるために天板には薄い材が選ばれており、一見強度に不安を覚えるかもしれませんが、コーヒーテーブルとして機能するには十分な強度を有しています。今回採用した物件では床の色に合わせてウォルナットの自然塗料を塗りました。

    お昼寝用ソファ『SIESTA』との愛称は抜群です。
  • ヴァリエール・バイ・ストッケ
    THATSIT

    ストッケ社からバランスチェアを専門として独立したヴァリエールの商品で、常に骨盤を立てた状態で座ることができるので背骨の自然なS字カーブをキープでき、背もたれもあるのでリラックスすることもできます。

    身体に適度な動きを与えてくれるので体重を分散させることができ、長時間のデスクワークにも適しています。THATSITの廉価版ともいえるVARIABLEもあるので、子どもの学習チェアとしても最適です。

    最上位モデルであるGRAVITYが置けるような広い部屋に住みたいものです。
  • カリモク60
    Kチェア

    カリモク60は、家具作りを始めた60年代のデザインを復刻させたシリーズで、懐かしさの中に新しさが同居する普遍的なデザインが特徴です。

    デザインのDNAはそのままに、これまでに培われた技術によって快適性や耐久性が向上しているので、安心して使うことができます。その普遍的なデザインから、和・洋どのような空間にも合わせることができます。

    今では多くの模倣品が流通していますが、この家具が持つ歴史までは模倣できません。
  • エイアンドエフ
    ブラジルハンギングチェア シャーベット
    13,886円

    ハンモックと聞くと木と木の間に吊るす2点式のものを思い浮かべる方が多いと思いますが、それを設置するには4mほどのスペースが必要で、生活に取り入れるには少し現実的ではないかもしれません。

    しかし、このハンモックは1点式のため、半畳ほどのスペースがあればバルコニーや軒下など、どこにでも設置することができます。読書や昼寝はもちろん、子供の遊具としても活躍してくれそうです。必ずしも必要なものではありませんが、あれば生活が豊かになる。そんなアイテムだと思います。

    ただし注意点がひとつ。よく梁に直接スクリューフックをねじ込んでハンモックを吊るしている人がいますが、これは家そのものの構造強度が落ちるので絶対にやってはいけません。取付箇所については必ず専門家に相談しましょう。
  • IKEA
    SVENBERTIL

    アルネ・ヤコブセンのセブンチェアやアントチェア(アリンコチェア)に代表されるラミネート加工技術によって生み出される3次元曲面のチェアは、身体のラインに沿う美しいフォルムを作り出しており、このSVENBERTILのデザインはその流れを汲んでいます。

    しかも、軽くて丈夫、スタッキングができるなどの機能面もちゃんと引き継いでいて、それがセブンチェアやアントチェアの約20分の1の値段で買えるのはIKEAならでは。

    デザインはマイナーチェンジを繰り返しているため、カラーバリエーションやディテールはその時々によって異なりますが、長く愛される汎用性のあるチェアです。
  • カンディハウス
    WING LUX テーブル&チェア

    ダイニングセットとは言ったものの、弊社の物件で採用したのはダイニングテーブルにリビングソファを合わせた特殊なパターン。

    リビングとダイニングを兼ねた空間に設置することを想定していたので、ダイニングテーブルの脚を7cm、リビングソファの前側の脚を1cmカットし、どちらの機能も兼ねられるようにセミオーダーとしました。

    このWING LUXは、もともと天板の高さや肘掛の形状など様々なパターンが用意されているシリーズであるため、目的や用途に合わせて組み合わせを選ぶことができるのも特徴となっています。

    椅子を選ぶ際、座面側のデザインばかりを気にしがちですが、普段目にすることが多いのは実は背中側なので、そちら側のデザインがきれいなものを選ぶのが家具選びのコツです。美しい後ろ姿に惹かれるのは、物も人も同じなのかもしれません。
  • デュオレスト
    α80H

    一目見てわかる通り、このチェアの特徴は何といってもその背もたれの形状にあります。左右に分かれた背もたれは、脊椎に直接体重がかからず、その周りを包み込むように支えるため、長時間座っていても疲れにくく腰への負担も軽減されます。

    バックシェル(背板)・ヘッドレストの有無や座面の素材などを選ぶことができ、背もたれも可動するため、どのような体形の人にもフィットします。

    私もメインPCのデスクチェアとして長年愛用しています。
  • マルイチ奥田陶器
    信楽焼き手洗い鉢

    私が学生時代の6年間を過ごした第二の故郷である滋賀県に対し何か恩返しができないかと思ったのがきっかけで、それ以来、手洗い鉢には信楽焼を使い続けています。

    信楽焼は素朴で温かみのある土味が特徴で「わびさび」の趣を残しているので、それ自体が主張しすぎることなくどのような空間にも馴染むので、設計者としてはとても使い勝手がよく重宝しています。また、豊富な釉薬によりバラエティーに富んだデザインも魅力です。

    クライアントの評判もとてもよく、食器も信楽焼で揃えたという方もいるほど。少しでも滋賀県に貢献できていればよいのですが。
  • 無印良品
    LED懐中電灯・大

    お酒が大好きなクライアントのために富士山を見ながら飲めるカウンターテーブルを設計した際、外構の電気工事をする予算的余裕がなかったので電池式の照明器具を探していたところ、この商品を見つけ採用しました。

    移動が楽なので必要なときに必要な数だけ持ち出せるのがとても便利です。防滴仕様のため、突然の雨で壊れる心配もありません。

    非常時に懐中電灯を出してみたら電池切れで役に立たなかったというのはよくある話ですが、この提案では懐中電灯を日常使いしていて電池切れに気が付かないということがないので危機管理上の大きなメリットがあるのも特徴です。