ランニングコンサルタントが選ぶ初心者におすすめのマラソンシューズ6選

ランニングコンサルタントが選ぶ初心者におすすめのマラソンシューズ6選

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牧野仁
ランニングコンサルタント
マラソンを始めるために必要な唯一の道具、それはシューズ。走るという動きは常にジャンプをしている状態です。硬いアスファルトに着地を繰り返せば、膝や足には相当な負担がかかってしまいます。

マラソンシューズはカジュアルシューズにないクッション性を持ち、また負担を減らすための新素材を採用するなど、各メーカーのあらゆる技術が注ぎ込まれています。気持ちを支えてくれる“ファッション性”も、ぜひチェックしたいポイント。ここでは皆さんを完走に導いてくれる、そんな「初心者におすすめマラソンシューズ」を紹介します。
  • ブルックス
    ランニングシューズ ゴースト11
    31,504円


    牧野仁

    アメリカ発のランニングシューズ「ブルックス」。さすが身体の大きな方々の足を守っているだけのことはあるシューズ。初心者が走る時に受けるアスファルトの衝撃を、ミッドソールと言われるクッションが吸収することで、膝や足を守ってくれる。

    特にゴースト10は、踵にもクッション素材を入れることにより、より衝撃を吸収してくれる。さらにアッパーは縫い目のないシームレス設計となっていて、柔らかなフィット感を実現。

    メッシュが二重構造になっているので通気性もよく、足の蒸れなどに対応している。初マラソンには強い見方だ。
  • 美津濃
    ランニングシューズ ウエーブ ライダー 22 J1GC180301


    牧野仁

    ウエーブライダー21の「21」はこのシリーズができてからの年数を示す。20年以上もの間、ランナーの足を支えてきた。ウエーブとは踵にあるプレートのこと。アスファルトから受ける衝撃を吸収するのはもちろん、このプレートが反発力を生むことで、無理のない推進力が生まれる。

    普通のマラソンシューズでは体験できないスピードも体感できる。さらにシューズのカラーも豊富で、私はソールがレインボー柄のものを履いている。42.195kmを走りきるためには、機能だけでなくデザイン性も大切。ウエアなどとコーディネートできるカラーバリエーションで、気持ちもサポートしてくれるシューズだ。
  • アシックス
    ランニングシューズ GEL-KAYANO 25 TJG958-9085
    7,781円


    牧野仁

    アシックスはミッドソールを、フライトフォームという軽量かつクッション性の高い新素材と、SpEVAという反発性の高い素材で構成。この2枚で緩衝性の高いT-GELをサンドイッチするように組み合わせたことで、足を守りつつ、反発力で無理なく脚が前に出やすくなり、流れるような走行が可能となった。

    さらにアウトソールの踵とつま先の間にシャンクと言うパーツを入れ、横のねじれを解消。着地の際に足が内側に倒れこむことにより膝が内側に入り、怪我の原因にもなる「オーバープロネーション」を予防する構造となっている。
  • ニューバランス
    ランニングシューズ HANZO U NB HANZO U M M1


    牧野仁

    1040v8は、旧モデルv7より大きくモデルチェンジした。以前よりも軽量化しつつ、柔らかい。大事なクッション性は、軽さを誇るREV LITEとRAPID REBOUNDと言う名前のごとく、反発力がある2層構造になっている。

    走る時に地面から受ける反発力は、思わず脚が出てしまう感覚だ。ソール全体も大きく平たくできているので、バランスが取れやすい構造になっている。デザイン的にもアッパーのニット素材がカジュアルな場面にも似合うのがありがたい。やっぱり見た目と履き心地は大事。
  • プーマ
    ランニングシューズ イグナイト V3 189449
    6,900円


    牧野仁

    PUMA独自の次世代素材イグナイトをミッドソールに搭載した、シリーズ3代目となるのがV3。特徴的なのはミッドソールの間に溝が入っていること。走っているときの着地時に、柔らかい感触が得られる。ゆっくりであれば衝撃を和らげ、少しスピードを出すと弾みやすいという特徴がある。

    走りが上達することにより走り方が変わってきても、それぞれの着地に合わせてくれるのが「イグナイト」だ。ランニングシューズの持つ役割、“ただ走るためだけ”に設計されたデザインではなく、PUMAらしいスタイリッシュなフォルムはちょっと速く走れるような気にもさせる。
  • オン・ジャパン
    ランニングシューズ クラウドフライヤー 113908M


    牧野仁

    スイス発のOn。見た目に飛び込んでくるのは、こぶのようなミッドソール、その名も「クラウド」。名前のごとく今までにないフカフカ感、体験するとこれで走れるの?と思うくらいの感触だ。

    ランニングシューズの常識では考えられない設計に、トライアスロンの選手から世界に広がり、日本でも多くのランナーが使用している。トライアスロンは疲れ切ってからランニングするスポーツであり、Onは疲れても走れるシューズとして評価されたということ。

    何より気分が上がる、このカッコよさも選ぶ上で重要。モチベーションが維持できればフルマラソンの完走も間違いない。

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