こちらは多くのプロの料理人も使っている銅製の卵焼き器です。銅製の調理器は熱伝導の良さに加え保温性も高いので、短時間で卵焼き器全面に熱がムラなく広がります。
「関東型」と呼ばれる正角のものは、卵液を流した後クルクル巻いて仕上げるのではなく、パタンと手前に一度折り返すことを繰り返す焼き方をするので、焼成中に失われる水分を最小限に抑えることが可能。そのため、ふっくらでしっとりした卵焼きを作ることができるのです。
内側には、銅の上に錫(すず)が厚く焼き付けられているため、剥げにくく、また調理後のお手入れも楽ちん。空焼きをしないというルールさえ守れば、一生ものの調理器具となるでしょう。