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堀江宏樹
作家/歴史エッセイスト

ジェイムズ・ウィンブラント 歯痛の文化史 古代エジプトからハリウッドまで
1,836円

人間が、いや動物が歯というものを持ってしまってから続く歯のトラブルの歴史と、その迷走する治療法の数々を一挙にまとめた本です。

歯のトラブルで悩む人たちが「絶対に現代に生まれてよかった!」と痛感できる一冊ですね。

いちばん面白かったのは、古代の動物でいかにも「歯が命」っぽい、サーベルタイガーの話。彼らですら歯のトラブルに悩んでいたらしいことが化石からわかる、という部分です。

つまり虫歯になるのはもっぱら人間だけで、砂糖を過剰摂取するからでは「ない」わけです。なぜ歯なんて生えてしまっているのでしょうか。

でも17世紀のフランス国王ルイ14世は「歯なんて生やしてるから、それが病気の原因になる!」と医者からいわれ、ヴェルサイユ宮殿においてすべての歯を引っこ抜かれたそうで、そういうのはさすがにイヤだなぁと思いますが。

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